2005年05月06日

パリの恋人 #322

1957年 アメリカ 103 分

ローマの休日とマイフェアレディを足して割ったような感じかな、と思いながら見てた。パリの街で浮かれて観光名所を回る三人がエッフェル塔で出会うところはローマ〜と同じ、ミュージカル映画でオードリーヘップバーンの恋愛という点でマイフェア〜と似てる。違うのは古本屋の店員のオードリーが哲学家の思想にはまり込むところだろうが、中盤から終盤のこの辺のシーンは要らなかったんじゃないかと思っちゃう。でも物語の辻褄としては合っている。

カメラマンのフレッドアステアがオードリーに目をつけ、パリでの撮影を依頼。最初は拒んでいたが哲学の教授に会いに行くことを目的に承諾する。オードリーがだんだんモデルのように自ら自己表現していくところは、モデルがポーズを取るのとはまたちょっと違った感じで活き活きと描かれている。

雑誌(「ヴォーグ」誌をモデルにしてる)のオフィスの受付、球状の壁に色とりどりのドア、ジヴァンシーの衣装、鮮やかな静止画像、とお洒落な見所も多い。編集長マギー(ケイ・トンプソン)のちょっと強引だけど、いかにも流行に敏感そうな辣腕ぶりも嫌味なく見れたし、アステアとオードリーの関係も良かったんじゃないかな。実在の人物、リチャード・アヴェドンとイヴリン・フランクリンの話がヒントだそうだ。

原題のファニー・フェイスは美人というよりキュートな女性を表す言葉として流行したそうだ。オードリーは美人でもありキュートでもあり、変幻自在な魅力をここでも遺憾なく発揮している。

posted by 映画のせかいマスター at 06:22| Comment(0) | TrackBack(0) | は行映画(37)+ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする