デンゼル・ワシントン、アネット・ベニング、ブルース・ウィリスと豪華キャストで、しかも1993年の世界貿易センター爆破事件を題材としているとあれば、面白くないはずが無いのだけれど・・・。
9.11事件をみても、どうもテロ事件はわかりにくい。ウソともマコトともとれるいろんな解釈があるし、一体アメリカってどんな国なんだろうと調べるごとに混迷を増す。この映画でもFBI捜査官のワシントン、CIAのベニング、軍隊のウィリスが3つ巴で主導権争いをするのだけれどその関係がやっぱしわからん。
とまあ、そこはおいておいて邦題はナイス。ずばり戒厳令のこと。初めて戒厳令が発令されたニューヨークの混乱をうまく描いている。アラブ人が片っ端から逮捕されて、ワシントンのアラブ人の相棒の子どもまで捕らえられてしまう。ウィリスは私が法だ、と言い張り、アラブ人と通じていたベニングは裏切られ・・。街角には戦車がずらり、まさに戒厳令!数年後にまさか本当にテロが起きるとは・・。
デンゼル・ワシントン、よかった!
