TVレポーターのブルース(ジム・キャリー)は後輩にメインキャスターの座を奪われたショックで生放送中に後輩の文句をたれてクビになる。その後も自棄になって当り散らし、物を壊す悪循環。埠頭で一人「神は職務怠慢だ」云々、と叫ぶと、神様(モーガン・フリーマン)からポケベルで呼び出しが・・。現れた神様に「じゃ、お前が神様やってみろ」と神様の能力を授けられる。何でも思い通りになったブルースは早速職場復帰し、偶然を装って遺体発見現場に立ち会ったり、取材中に隕石を落としたり、やりたい放題。メインキャスターになった後輩の足を引っ張ってメインキャスターの座を射止めるが、同棲中の恋人は去っていく・・。
神様の力を身に付けたブルースがやるロマンチックな夜の演出に月を近づけたりする小学生並みの発想は、ジム・キャリーがやると嫌味がない。でもその陰で近づいた月の影響で日本に津波が来たり、街は暴動になったり、迷惑ばかりかけている。ライバルキャスターを操ってキャスターを降ろさせたり、という超マイナスパワー炸裂も誰もが一度はやってみたいという意識を現実化したもので、これがロビン・ウィリアムスだったらサイコサスペンスなんだけど、ギャグを踏まえてやってのける。で、散々やってみると自分の愚かさや大事なものに気がつくという定番ストーリー。うん、退屈せずに良かったんじゃないかな。
神様のオフィス、広くて何もない。ああいうオフィスで働いてみたーい。
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