新旧スターの共演。CIAのネイサン・ミュアー(レッドフォード)の定年退職の日に舞い込んできた元部下のトム・ビショップ(ブラピ)逮捕のニュース。ビショップを見捨てようとするCIA幹部らに反対し、救出をはかるミュアー。ずっと回想シーンが続くため、出来事の時間軸を理解するのに時間がかかったが、設定もあまり見ない型で、2人のスターをうまく当てはめている。
静のレッドフォード、動のブラピ、ブラピが中国を駆けずり回るのに対し、レッドフォードは回想には登場するもののそのほとんどが会議室。結局会議室から出ずに事態を収めちゃう。屋根を渡るシーンは「スティング」を彷彿させるが、ラストもまたスティングばりにころっと騙されてしまう。企画勝ちな一本。
