2005年06月23日

ワイルド・フラワーズ #369

2004年 日本 129分

2004年は「いかレスラー」「お父さんのバックドロップ」などプロレス映画が続々封切られたが、この映画もその一つ、女子プロレスを舞台にしている。ジャンル分けしたらB級映画。そもそもプロレス自体が最近はまたB級、女子プロレス界は特に落ち込んでる。でもこの映画は面白い!私がプロレスファンなのである程度下駄を履かせてるのもあるけど、それを抜きにしても見ごたえ十分の感動作なのです。

研修医の伸一(岡田義徳)の部屋に突然現れたマスクマン、ペイントを含むいかにもな人たち。彼の別れた母親が死に、女子プロ団体「ガリンペイロ」の社長を継ぐよう遺言を伝えるべく現れた女子レスラーたちだった。「プロレスって八百長でしょ?どうしてそんなに頑張るの?」プロレスの社長なんてやる気の無い伸一は冷めた目で見ているが、新人レスラー桐島(鈴木美妃)らの真剣な眼差しに惹かれていく。桐島とヤンキー上がりの中島(石川美津穂)の活躍でだんだんと団体の人気も回復してくるが、資金繰りがうまくいかず、団体運営は暗礁に乗り上げる・・・。

ビューティーペアやクラッシュギャルズの頃に比べて団体数こそ多かれど、その運営は大変で、業界最古の全女もこの4月に団体の幕を下ろした昨今、女子プロレスの舞台裏を映し出すところはリアリティを感じる。例えばまばらだった会場にだんだんと観客が集まっていき、最後の興行を迎えるシーン。ちょっと前のスポ根作品だといきなり大会場に大観衆ってところなんだろうけど、ここで使ってるのはバトルスフィア東京、インディーの聖地とも言われる小さな倉庫のような会場である。まだ興行を続けたいガリンペイロの桐島&中島組はセメントを仕掛け(隠語で真剣勝負を挑むこと)、相手のJリング代表タッグを失神させる。慌てる関係者を横目にマイクアピールで次につなげる、まさに首の皮一枚の団体存続に懸けた決死の手段だ。これに激怒した敵役と最後の大勝負はまさに手に汗を握る。

実際の女子プロ団体JDスターの協力により所属選手が大挙出演。女優がレスラーに転身したアクトレスの面々も出てるのでビジュアル的には問題ない。敵役のキューティー鈴木の戦う姿も久々に見ることができたし、ジャガー横田もゲスト出演。石川美津穂や東城えみらに混じって、鈴木美妃さん2ヶ月のトレーニングでまるで本物のレスラーのような動きを見せてた。東城えみは脊椎損傷から奇跡の復活を遂げてたけど、最近こっそり引退したみたいで、ちょっと残念。


ワイルド・フラワーズ


posted by 映画のせかいマスター at 06:18| Comment(0) | TrackBack(3) | わ行映画(4)+ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする