2005年07月28日

未知との遭遇 #398

1977年 アメリカ 137分

スピルバーグ映画を名作と比較してみようシリーズ第2弾。「未知との遭遇」を「地球の静止する日」と対比してみる。時代は26年後、すでにUFOブームだ。幼心にUFOとか幽霊とかの存在は「悪いことをすると未知の物体にお仕置きをされる」という抑圧を生み出してる。
それはそうと、UFOもあらゆる種類があるとされていて、当時よりも人々の心にはUFOに免疫が付いていたと思われる。いきなりオープニングからUFOが登場する「地球の静止〜」に比べ、「未知との〜」では、身の周りの異変からUFOを連想させるがなかなか出てこない。UFOがすでに見ている者の頭にあるだけに期待感が高まっていく。牛が多数倒れていたり、子どもがいなくなったり、未確認飛行物体への恐怖感が高まる中、この映画は意外なラストを迎える。

「未知との遭遇」も「地球の静止する日」も宇宙人は侵略に来たのではない、という共通点がある。が、宇宙人の存在の有無から、なんのために地球に来たのかという目的、人類との関係は異なっている。それが時代から来るものなのか、人間の存在の本質から来るものなのか、両者を比べてみるとその切り口は異なるものの、複数のメッセージ色を感じる。
未知との遭遇では、含みを持たせた作品になっているので、見た人の感想はそれぞれであろうが、それだけ巧みに演出されているのだろう。見直すたびに新たな発見があることだろう。

それにしてもラストの遭遇シーンは豪華!

未知との遭遇 デラックス・コレクターズ・エディション

明日はスピルバーグつながりで黒澤明監督の「夢」です。
posted by 映画のせかいマスター at 08:03| Comment(0) | TrackBack(1) | ま行映画(17)+ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする