2005年07月30日

JAWS/ジョーズ #400

1975年 アメリカ 125分

歴史に残ると言っても過言ではないスピルバーグ監督の70年代のヒット作。ジョーズが出てきて人間を食べる、と筋は観る前からわかっていてもやっぱり緊張してしまう。上映前もコピーなどで煽っていたことと思われるが、最初から「こういう話だ」という刷込みがあっても、いやあった方が楽しめる映画ではなかろうか。

オープニングで早速あのテーマ曲がかかり、ジョーズの視線で海底が写される。開始直後の夜の海で若いカップルの女性が食べられ、もしや鮫?と思わせ、開始10分で海水浴場の子どもが多数の観光客の面前で食べられてしまう。ここは事態を危惧していたブロディ署長(ロイ・シャイダー)の視線が恐怖を描きたてる。さらにもう一人被害者が出るが、海を閉鎖すると市の収入が激減するため、閉鎖しようとしない。自然には太刀打ちできない人間の愚かさの象徴として頑固な市長が登場、ダミーの鮫を捕獲した映像を流して安全をアピールする。再び賑わう海岸で3人目の犠牲者が・・・!

前半のパニック映画部分は完全にアイデアの勝利である。鮫が出てくるのはほんの一瞬だけ、あとは姿を見せずに存在のみを仄めかし、海底からのアングルで海水浴を楽しむ人達の足を映し出す。鮫が暴れた後は、食いちぎられた足が海底に落ち、助けられた人に両足があることから、別の被害者がいることを示す。そして海が赤く染まる・・。あえてジョーズを出さないことで、出すことよりも恐怖心を増長させるこの手法、駆使するスピルバーグ監督は当時なんと27歳だった。

そして船でジョーズを退治する後半の海洋対決は、ブロディ署長、学者で鮫に詳しいフーパー(リチャード・ドレイファス)、鮫を1万ドルで退治してやると言う漁師のクィント(ロバート・ショウ)の3人が海の上で友情を深めつつも巨大な敵と真っ向対決する大迫力シーン満載である。

ジョーズに樽を撃ちつけ、樽の浮力で深く潜らせず、しかも居場所を特定できるという戦略が映画を見る方にもわかりやすい。ほぼ全容を現すジョーズだが、これがまた大迫力。特に海中で鉄檻の中のフーバーにアタックするシーンや船に乗り上げるシーンは圧巻!ラスト1分まで本当にこの巨大な怪物を倒すことができるのか、全く読めないドキドキの展開である。


JAWS/ジョーズ
posted by 映画のせかいマスター at 06:33| Comment(9) | TrackBack(3) | さ行の映画(54)+ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする