2005年08月09日

13日の金曜日 #408

1980年 アメリカ 95分

「ハロウィン」で謎の殺人鬼が登場、その流れは本シリーズのジェイソン、「エルム街」のフレディと受け継がれていくが、13日の金曜日第1作は、無差別殺人は起こるが以降のジェイソンとはちょっと違ったサスペンス作りになっている。1958年のクリスタル湖で起きた殺人事件が未決のままとなり、以来キャンプ場は閉鎖された。この地を再びキャンプ場として復活させようと若者グループが訪れるが、それが惨劇の再開でもあった。

ホラーにありがちなカップルのランチキ騒ぎ、一人また一人と殺されていき、主演の女の子が反撃する・・というパターンも踏襲しているが、中盤の残虐な殺し方をしたのは、J?それとも?

衝撃のラストシーン(わかっていても怖い)、結末も含めて、謎も残した作品である。ラストのインパクトだけを作りたかったのか、サスペンスにしたかったのか今となっては製作者の意図は闇の中だが(この後さんざん遊ばれるシリーズでしたから(笑))、新たな殺人鬼を生み出した(この時点では生み出したかどうかは・・であるものの)という点では歴史に残る映画である。

「フットルース」でブレイクする前のケビンベーコンが若者の一人として出てる。

13日の金曜日 特別編

明日はホラーつながりで「箪笥」です。
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2005年08月08日

ミスティック・リバー #407

2003年 アメリカ 138分

最初から最後まで、間といい、雰囲気といい、つい引き込まれてしまう独特の世界が展開される。一体どんな話なんだろうと展開の読めないストーリー。クリント・イーストウッドって、監督作品もカッコいい。

幼い頃の3人がラクガキしたアスファルトの上で、子どもに聞かせる話は、通気口に落ちたボールが流れ行くふきだめの川のこと。落書きを咎められ1人だけ連れて行かれた が受けた暴行の傷は、大人になってもいまだ深い傷を残している。とある殺人事件の被害者の父、容疑者、捜査する刑事。運命の糸は3人を再会させる。

一貫して可哀想だったデイブ(ティム・ロビンス)、戦い続けたジミー(ショーン・ペン)、冷静だったショーン(ケビン・ベーコン)にも別居中の妻との問題が解決しておらず・・・。
公開時のキャッチコピーは「もうひとつのスタンド・バイ・ミー」とあるが、大人になっちゃったら、かくも壮絶な生き方を強いられてしまうのだろうか。誰を信じるか、本当に信じていいのか、ふとした猜疑心が日常のタガを外してしまい、3人の再会は暗い影を落としてしまう。

ショーンペンの役柄なんて、本当にいいのかそれで??と疑問符が付くのであるが、すべてはミスティック・リバーへ吸い込まれて流れていってしまう。今まで見たことがないような展開であることは間違いない。

ミスティック・リバー 特別版

明日はケビンベーコンつながりで「13日の金曜日」です。
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2005年08月07日

アルカトラズからの脱出 #406

1979年 アメリカ 112分

アルカトラズの収容生活を描く前半と、脱出を描く後半。どちらも利発なクリントイーストウッドが囚人らしからぬ?動きで活躍する。意外と自由な時間もあって穏やかだなあ、なんて思えるシーンもあるのだが、悪役の囚人や憎たらしい監視人など、もし収容されたらこんな生活なのかなあ、と、まさか収容されることは無かろうが(と祈る^^;)思ってしまった。

そして手に汗握る脱出は、数々の脱出モノの中でも洗練された脱出という印象を受けた。ほんのわずかなスペースから短期間で一気に脱出するのは爽快でもある。イーストウッドが使っていた人頭の人形はアルカトラズ博物館に展示されている。

アルカトラズから脱出したのは数人しかいないと言われているらしいが、「ザ・ロック」でアルカトラズから脱出した唯一の男として登場するショーン・コネリーは、もしかして今回のイーストウッドと同じ人物??だったりして。

アルカトラズ島を題材にした映画
奪還DAKKANアルカトラズ #11
「ザ・ロック」#328
アルカトラズからの脱出 1979年。C・イーストウッドの脱獄モノ
告発 1995年 一人の囚人と弁護士の物語。
ダーティーハリー3 


アルカトラズからの脱出

明日はC・イーストウッドつながりで「ミスティック・リバー」です。
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2005年08月06日

妄想バトン〜ぽこさんからバトン

活動映像の街のぽこさんからブログのバトンというのが回ってきました。SPAMメールみたいなものかと最初は思っていましたが、読んでみるとなかなか面白そうじゃありませんか。いつ私にも回ってくるかとドキドキしていましたが、コメント書く率一ケタ台に落ち込んでいる最近の私(自分のブログにはコメントのお返しはしていますが・・)、なかなか気軽には回ってこないようでした(当たり前か)。そもそも今のところ毎日更新している映画ブログもストックをアップしているだけで8月は乗り切れるかどうか、自分でも不安であります。

話はすっかりそれてしまいましたが、ブログバトンにもいろいろあって、今回は妄想バトンというらしいです。要するにマジカルバナナ風に自分なりのつながりで勝手に書いちゃっていいと判断しました。お題は「ローマの休日」です。ここに至るまでには

教室→料理→愛情→PEACE→写真撮影→光線→瞳→力→猫→家族→お宝→ツタンカーメン→生き人形→父の仇!覚悟!→【静まれ、静まれぇ。この紋所が目に入らぬか!】→ローマの休日

という流れがあったようで、むかし風にいえば「伝言ゲーム」、どんどん変えちゃっていいみたいなので、暴走したいと思います。

ローマの休日#102に映画レビューをアップしましたが、ローマと言っても私はローマ、それどころかヨーロッパには行ったことがなく、これからも行かないと思われます。アジアの山の中には何度か行きましたが、どちらかと言うと欧米風より日本式が似合ってると自分では思っています。多分お洒落なローマの世界を書くべきなんでしょうが、ここは一気に壊れてしまいましょう^^;

というわけで、ローマの休日と言えば「オードリーヘップバーン」、「オードリーヘップバーン」と言えば・・・・

「オードリ」

・・・

「鳳啓介」!

・・・


・・・

親父ギャグです。

私が確か小学生の頃、地方ローカルで土曜の昼に「お笑いスター誕生」という番組をやってました。日テレ系。漫才ブームのまっただ中、これが凄いスターたちを誕生させてます。とんねるず、イッセー尾形、ダウンタウン、マギー司郎、コロッケ、小柳トム。記憶にある渋いところでは、ミスター梅介、ポップコーン、ぶるうたす、九十九一、でんでん、ちゃらんぽらん、ツーツーレロレロ(そのまんま東&大森うたえもん)、カージナルス(つまみ枝豆&ガダルカナル・タカ)、キモサベ社中、怪物ランド。

1週ずつ勝ち抜いて行って10週勝ち抜けばスター!再チャレンジなんてのもあった。10週勝ち抜いたはずの大木こだまひかり(海原さおりしおりとペア同士でペア同士で結婚しましたね。その後どっちか離婚したかと・・)がオンエア前に大麻で逮捕されて放送されなかったのを覚えてます。

で、この番組の豪華審査員が、タモリ、中尾ミエ、東八郎、牧伸二、赤塚不二雄、山田康雄にならび、「鳳啓介」がいました。当時は妻である京唄子も一緒に出てましたが、何度目かの離婚再婚を繰り返していた時でした。夫婦漫才としてはその走りであるともいえる二人の掛け合いはツッコミの京唄子、ボケの鳳啓介、と夫婦ならではの絶妙なものがありました。というか、妻でなければ超ボケの鳳啓介にツッコミを入れる人なんていないよねーなんて感じでみてました。「え゛、鳳啓介でゴザイマス」って一度はモノマネしたことありますよねえ?

というわけで「鳳啓介」でバトンを渡しちゃっていいものかどうか、かなーり悩みましたが、この人なら世代的にも十分かと思い、同じ県の ::: SCREEN ::: の十瑠さんに渡してみます。う〜ん、迷惑だろうか??? 
十瑠さん、スルーもOKですから、お手すきのときにでもよろしくお願いします。

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2005年08月05日

吶喊 #405

1975年 日本 93分

タイトルは「とっかん」と読み、突貫する時などに咆哮する声のことを指す。シリアスな戊辰戦争と同時進行で、若者の性を描く。どっちかというと下ネタ満載で主題は若者の方に置かれてる。

冒頭からオナゴを襲う主人公の一人千太(伊藤敏孝)から略奪した万次郎(岡田裕介)は、しっかりオナゴをものにする。世の中に逆らって生きようとする「剛」の千太と、世の中をうまく渡っていっておいしいところを取ろうと言う万次郎、これが始めての出会いのシーンである。以後千太は小隊長に抜擢され、万次郎は相変わらず風来坊、そんな二人が戦場に・・。

シリアス面担当は高橋悦司、戦争の緊張感を漂う役を担っている。片や千太、爆弾が飛び交う中でオナゴに夢中、いついかなる場面でも時代を動かしているのは性へのエネルギーだと言わんばかりのラストだ。相変わらずドンバンやりつつも反戦メッセージを入れながら若者を描く、こういう雰囲気って岡本監督ならでは、ですね。




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2005年08月04日

殺人狂時代 #404

1967年 日本 99分

岡本喜八監督がまたしてもやってくれました(拍手!)。ブルークリスマスの10年前、こんな怪作を作っていたなんて。あまりにもキワドイ収容所やキ○ガイ発言の連発は、DVDや地上波で見ることはできなさそうだけど、ノーカットで放送してくれた日本映画専門チャンネルに感謝。

巻き込まれ型サスペンスで始まり、スラップスティックコメディー的な展開を楽しみつつ、幾重にも仕組まれた大どんでん返しで終わる超エンターテイメントである。見たくても見ることができない方が多そうなので、以下ストーリーを。

妻に先立たれたさえない大学講師の桔梗伸治(仲代達也)は、「大日本人口調節審議会」という謎の組織を名乗る男の訪問を受ける。男は剃刀を仕込んだカードを投げる殺人鬼であったが、桔梗は偶然男を倒してしまい警察に自首するが、あるはずの死体は消えていた。たまたま居合わせた女鶴巻啓子(団令子)に事情を話しているうちに意気投合、そこへ車泥棒のビル(砂塚秀夫・・絶対泉谷しげるだと思ってた)が合流する。「大日本人口調節審議会」から次々に刺客を送られる桔梗であるが、その都度機転を利かせて難を逃れていく。さえない男キャラで棒読み台詞のまま活躍する仲代達也はその出演作の中でも私的には当たり役だと思えていたが、実はこれは○○なんですねー。うーん、どこまでも騙されてしまう。

襲い掛かってくる刺客たちが、これまたおかしい。悪霊が憑いてると連れて行かれた一室で人形の首が飛び出して催眠術をかけられ、ビルは窓から落とされそうになるが、ミニスカ霊媒師はパンツを見られて動揺し、自らが転落し危機を脱する、とか。俳句詠み(渋すぎる〜!)の松葉杖の殺し屋の松葉杖が銃になったり、怪しげなハレンチ女の子2人組はアレだし、冒頭に出てくる「口裂け女」のネタ元になりそうな女は、期待を持たせつつも呆気ないし、沢村いき雄も活躍できないし、なんだかんだでモノスゴイ技で危機を脱出しつつもさらりとしてる仲代さんに敵う敵などいないのである。そしてなんと言っても天本英世!殺人狂が似合いまくり。スペイン式の決闘で片手を結んで戦うが、この手が○●で、しかも中には○●が仕込んである。そして仲代が狙われる謎が明らかになる。そして団令子の素性とは・・・??

いやー、最高でしたよ。本当!

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2005年08月03日

暗黒街の弾痕 #403

1961年 日本 73分

「独立愚連隊」シリーズと平行して作られてた同じキャスティングの岡本喜八グループ?が総出演、独立愚連隊と合わせて楽しみたい作品。

あらすじは、高性能エンジンを開発した小松(中谷一郎)の車がスパイに消される。運転手の弟で捕鯨砲教官の草鹿次郎(加山雄三)は不審に思い、親友でトップ屋の健(佐藤允)と共に事件を追う。

猪突猛進の加山雄三と、何を考えているかわからないがあくまで正統派、が似合う佐藤允、部屋からほとんど出ずに実は物語を動かしている中谷一郎、刑事役の三橋達也、とキャラが立った人たちが勢ぞろいしている。中谷の妹役(端役!)は浜美枝で、チンピラ役のミッキー・カーチスや悪人顔の中丸忠雄や天本英世(今回はあっさりやられてしまって残念)、恋人役の水野久美など脇を固める人たちも豪華だ。

最初の捕鯨銃の撃ち方講座が伏線となり、ラストにつながるあたり、渋いです。野球場でのラストのコマ割りは「ダイナマイトどんどん」を髣髴させるけど、この方やっぱり野球好きなのかな。
どうでもいいけど劇中の「誰も知らない〜♪」っていう歌、インパクトありまくり〜!バックコーラスの3人組、あそこまで演出しなくても・・・夢に出そう(笑)
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2005年08月02日

暗黒街の顔役 #402

1959年 日本 101分 岡本喜八

スカーフェイスとしてリメイクされた同名の映画とは全く無関係の岡本喜八監督の日本映画。岡本監督は他にも暗黒街シリーズや「殺人狂時代」という洋画と同じタイトルの映画があるが、狙っているのだろうか?

物語は暗殺現場を見られたショー歌手の弟・宝田明が、ヤクザ世界から足を洗うべく身を隠すが、親分は兄・鶴田浩二に探すよう命じる。そこに利権争いの子分が絡み、二人を巡って血の争いが展開・・って感じ。恋人と新たな人生を歩もうとする弟と、どっぷり浸かってしまって自分でも抜けられないことを知っている兄の姿が対比して描かれている。ベタと言えばベタなんだけど、そこへ個性的なメンバーが絡んで、話をより魅力的にしている。まずは町の自動車工場の三船敏郎、仕事に生きる真面目さ以外これと言って華がない親父の役なんだけど、これがまた似合ってる。主役をしのぐわけが無いキャラだが、やっぱり存在感がある。それから殺し屋佐藤允。この後「独立愚連隊」でブレイクするが、この映画でも金で動かない、納得のいかないことには賛同しないという役を軽くそして熱く演じている。鶴田浩二の監視役として登場し、最後は味方となるが、身内を撃って親分に腕が鈍ったなと言われ、そいつが俺の的なんだと返すところ、カッコいい。

この後も話の繋がりはないが、暗黒街シリーズとして他の監督の作品と共にシリーズとして数作作られている。東宝アクションの草分け的な作品。見慣れないとこの頃の宝田明と鶴田浩二って本当の兄弟みたいに似てる!
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2005年08月01日

アナライズ・ミー #401

1999年 アメリカ 104分

片や街で有名なマフィアのボス。でもボスにだって病気になることはある。それが精神的な難病だったとしても。

片や精神科の医師。患者は選ぶことができない。それがマフィアのボスだったとしても。

そんな二人が診療室で出会う。診療室なのに患者であるボスが会話をリードする。ボスの様子から異変を見抜いた医師は、実力を遺憾なく発揮しその場では優位に立つが、その後も付きまとわれてしまう。念願だった若い女性との再婚の結婚式にもなんとボスが乱入。ありがたくない来客だが、患者だと断ることもできずに・・・。

巻き込まれたビリークリスタルと、その存在感から動けば迷惑をかけていくが本人はいたって真剣、のロバート・デ・ニーロの掛け合いが楽しい。当たり前の話なんだけど、先にこっちを見てから続編の「アナライズ・ユー」を見ておけばより楽しめる。先に続編から見ちゃった私が言うのだから間違いない(爆)


アナライズ・ミー
posted by 映画のせかいマスター at 06:45| Comment(4) | TrackBack(1) | あ行の映画(43)+ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする