2005年08月04日

殺人狂時代 #404

1967年 日本 99分

岡本喜八監督がまたしてもやってくれました(拍手!)。ブルークリスマスの10年前、こんな怪作を作っていたなんて。あまりにもキワドイ収容所やキ○ガイ発言の連発は、DVDや地上波で見ることはできなさそうだけど、ノーカットで放送してくれた日本映画専門チャンネルに感謝。

巻き込まれ型サスペンスで始まり、スラップスティックコメディー的な展開を楽しみつつ、幾重にも仕組まれた大どんでん返しで終わる超エンターテイメントである。見たくても見ることができない方が多そうなので、以下ストーリーを。

妻に先立たれたさえない大学講師の桔梗伸治(仲代達也)は、「大日本人口調節審議会」という謎の組織を名乗る男の訪問を受ける。男は剃刀を仕込んだカードを投げる殺人鬼であったが、桔梗は偶然男を倒してしまい警察に自首するが、あるはずの死体は消えていた。たまたま居合わせた女鶴巻啓子(団令子)に事情を話しているうちに意気投合、そこへ車泥棒のビル(砂塚秀夫・・絶対泉谷しげるだと思ってた)が合流する。「大日本人口調節審議会」から次々に刺客を送られる桔梗であるが、その都度機転を利かせて難を逃れていく。さえない男キャラで棒読み台詞のまま活躍する仲代達也はその出演作の中でも私的には当たり役だと思えていたが、実はこれは○○なんですねー。うーん、どこまでも騙されてしまう。

襲い掛かってくる刺客たちが、これまたおかしい。悪霊が憑いてると連れて行かれた一室で人形の首が飛び出して催眠術をかけられ、ビルは窓から落とされそうになるが、ミニスカ霊媒師はパンツを見られて動揺し、自らが転落し危機を脱する、とか。俳句詠み(渋すぎる〜!)の松葉杖の殺し屋の松葉杖が銃になったり、怪しげなハレンチ女の子2人組はアレだし、冒頭に出てくる「口裂け女」のネタ元になりそうな女は、期待を持たせつつも呆気ないし、沢村いき雄も活躍できないし、なんだかんだでモノスゴイ技で危機を脱出しつつもさらりとしてる仲代さんに敵う敵などいないのである。そしてなんと言っても天本英世!殺人狂が似合いまくり。スペイン式の決闘で片手を結んで戦うが、この手が○●で、しかも中には○●が仕込んである。そして仲代が狙われる謎が明らかになる。そして団令子の素性とは・・・??

いやー、最高でしたよ。本当!

posted by 映画のせかいマスター at 06:13| Comment(0) | TrackBack(0) | さ行の映画(54)+ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする