2005年08月12日

ゾンビ #410

1979年 イタリア、アメリカ 127分

凄いねー。何の説明もないままにいきなりエマージェンシー!しかも敵は人間。さっきまで共同生活を送ってた相手でもある。このアイデアが凄い。恐怖の対象としては、身近で得体が知れず、しかもメイクが安上がり!とくれば人類にとって最強の敵である。それから原題はリメイクされた邦題でもある「ドーン・オブ・ザ・デッド」だが、これをゾンビと名付けた方には永遠の流行語大賞を与えたい。

ところでこの「ゾンビ」はジョージ・A・ロメロ監督の三部作である。
「NIGHT OF THE LIVING DEAD」('68)
「DAWN OF THE DEAD」('77) ゾンビ
「DAY OF THE DEAD」('85) 死霊のえじき

という流れの2作目にあたるわけであるが、だんだんと「ゾンビ」そのものの定義がなされてきて、現在ではすっかり「ゾンビもの」というジャンルを確立してしまっているから凄い。

本作の中ではゾンビは脳みそを破壊するか、クビを切ってしまわないと死なないと決まっていて、銃で応戦する人間らは頭を撃ち抜く事のみを狙っている。頭を撃たれて血がドピューというシーンが多い。また、ゾンビらは人の肉を食いちぎり骨をむしゃぶる。ゾンビに噛まれたロジャー デマルコ(スコット ライニガー)が「生き返らないよう努力する」と言い残し息を絶えたあとゾンビ化して復活するシーンも恐怖の象徴である。

ショッピングモールでの攻防、頭を撃たない限り瀕死の状態のまま迫ってくるゆっくりと歩くゾンビ達。数々の亜流が作られてもゾンビ映画の最高峰であることは変わりない。

アメリカとイタリアとの共同制作となったため、いくつかのバージョンが存在するようである。

ダリオ・アルジェント監修版

米国公開版

「ゾンビ」の原点ということで、明日はコメディの原点に戻って「バスターキートン」です。
posted by 映画のせかいマスター at 06:59| Comment(5) | TrackBack(0) | さ行の映画(54)+ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする