2005年08月17日

隠し砦の三悪人 #414

1958年 日本 139分

戦国時代、秋月家と山名家は激しい戦いの末、秋月家が敗れ、農民たちは秋月城の地下の財宝堀りをさせられた。人間として扱わないぞという号令の日々に、ついに農民たちは反乱を起こす。農民の中には腐れ縁の太平(千秋実)と又七(藤原釜足)がいた。彼らは反乱の渦中で再会し、山の中へ逃げる。そこで二人は枝の中に隠された秋月家の金を見つける。

実はその隠し砦は秋月家の侍大将・真壁六郎太(三船敏郎)らが、狙われている雪姫(上原美佐・新人)を匿っている場所だったのである。真壁は軍資金の黄金をチラつかせながら太平と又七をうまく使い、敵地を通って早川領へ突破を試みる。

この作品はなんと言っても太平と又七です。仲が良いのか悪いのか、強いのか弱いのか、賢いのか馬鹿なのか、どうとも取れる素のキャラクター。のちにスターウォーズのC3-POとR2-D2のモデルとなる貴重なコンビである。ある時は六郎太を助け、ある時は思いっきり足を引っ張り、本能の赴くままに行動する。

そして正面突破する時の三船さんの多才なアイデア。黄金の一つを拾ったとわざと差し出し、褒美をくれと揉めてみせる。人は人の中に隠れるのが一番、と宿に泊まり、怪しまれないよう金の入った薪は燃やしてしまう(翌日お約束で拾いに行く太平らが見つかってしまう)。

全速力で走る馬上で刀を振りかざしている姿は実に絵になる。役の上では秋月家に忠実な侍なのだが、太平らから見れば正体不明の「用心棒」に見えたことだろう。先のシーンや槍での一騎打ちのシーンはスターウォーズのライトセーバー以上の名場面である。

これもまた名作!



明日からは日本映画の巨匠つながりで山田洋次作品を連続アップします。
posted by 映画のせかいマスター at 06:12| Comment(4) | TrackBack(9) | か行の映画(33)+ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする