1970年 日本 88分
寅さんの夢から始まるシリーズ第5作。おいちゃんのご臨終の夢を見た寅次郎が柴又に慌てて帰ってくる。電話で様子を聞く寅だったが、冗談でおいちゃんは虫の息だと告げるおばちゃん。本気にした寅は葬儀屋を呼び・・・これでまたひと騒動。3作ぶりの山田洋次監督はぶつかり合って始まる。生き死にをも笑いで包む流石の展開だ。
世話になった親分が病に倒れ、寅さんと登が小樽へ飛ぶ。現JR社員の息子を探しあて、父の病状を告げるが反応は思ったより悪く、寅さんが人生を考えるきっかけとなる。親分はその後死去、寅は登に説教し別れ、正業に就くと宣言する。浦安の豆腐屋に住み込みで就職した寅次郎、就職先の娘さん(長山藍子)に想いを寄せる。しかし彼女に決まった相手(井川比佐志)がいることを知り・・・。
TDLができる13年前の浦安の漁船が並ぶ風景や北海道ロケの映像がなんとなく懐かしく感じる。それにしても大阪万博で賑わう中、「家族」と同じようなキャストでこの映画まで作っていたとはー。
マドンナの長山藍子はTV版のさくら役、やっと映画版に「復活」しました。