1955年 アメリカ 80分
レイ・ハリーハウゼンのSF。今回登場するのは巨大タコ。タコ一本で話を作れるというのは「タコ」の持つ怪奇性、神秘的な雰囲気からだろうか。そういえば、先日居酒屋で食べたタコの踊り食い。思えば残酷だけど旨かった。あの人類には再現不可能な動きはタコの生態を知らずとも想像力をかきたてられること間違いなしである。
で、出現した巨大タコ。出てくる場面は少ないものの、存分な存在力を誇る。タコが足を絡ませながら橋を上っていけるかどうかは知らないが、橋に絡みつくシーンはいかにもありそう。船に乗っていて海中から巨大な足が出現したら・・・。と、思わず想像してしまうシーンも良かった。
それにしても全体が映らなくとも足だけで伝わる恐怖、ってやっぱりタコのキャラクターによるものか。鉄板の上だと美味しそうなんだけど。
(原題:IT CAME FROM BENEATH THE SEA)