2005年09月27日

男はつらいよ 寅次郎夢枕(男はつらいよ10)#448

1972年12月 日本 95分

オープニングの夢は鹿鳴館風。さくらと博の間に入った親分をピストルで撃ち警官に連れられ去っていく寅。そして蒸気機関車が・・。やっぱり駅で寝てた寅、木に生っていた柿を食べるが渋柿。

柴又に帰るが帝釈天では「トラのバカ」というラクガキ、「寅さんみたいになるよ」と説教する母親を見て傷心の寅。とらやであっけなくおいちゃんに見つかる。朝日印刷で俺の悪口を言ってるだろうと博に迫る。報告に来たタコ社長と寅を誉める作戦が功を奏し、殊勝な気持ちになる寅。聞こえてくる鐘の音に心を研ぎ澄まし、源が心を込めて打ってるんだろうねえ、とつぶやく。

心を入れ替えた寅に、あとはお嫁さんだけだと、縁談を探すおいちゃん達だったが、寅の名前を出した途端断られる。流石に居づらくなった寅は旅に出る。

旅先の茶屋の店先でかつての友人の訃報を聞かされる。ちなみに店主は田中絹代。豪華なゲスト出演だ。このシーン、やや話から浮いているような気がしなくもないが。

そして宿でまたまた登と再会。前回とは逆に今度は寅の方が置手紙を置いて先に出て行く。
とらやでは、御前様の甥の東大の助教授(米倉斎加年)が一時的に下宿している。友人の墓参りに柴又に戻ってきた寅次郎は、いけすかない助教授を苦々しく思い出て行こうとしたところ、幼馴染のお千代(今回のマドンナ・八千草薫)とバッタリ会って居残ることに。

いつものように寅が恋に落ちそうなパターンになりそうなところを今回は助教授が破る。お千代さんに一目ぼれしてしまうのである。助教授の様子がおかしいのを見抜いた寅はさんざんもて遊ぶが、最後は間に入って仲を取り持とうとする。

結末はシリーズ初の快挙!寅はお千代に助教授との話を持ちかけるが、お千代の意中の相手はなんと寅次郎!寅は思わず腰を抜かしてしまう。あと一押しができずに話は流れ、助教授はアメリカへ寅はまた行商へと旅立っていくのであった。


今回の笑いどころ
・「源が心を込めて打ってるんだろうねえ」とつぶやく場面が切り替わり、鐘を付いている源吉へ。鐘に貼ってある寅の似顔絵めがけて怒涛の突き!ベタなギャグが似合う佐藤蛾次郎さんです。
・禁句ネタ。離婚して子どもと離れ離れのお千代さんを励ます夕食で「子ども、せがれ、息子」は言ってはならないと皆で誓う。が、新聞やTVニュースでは子どもの話ばかり、歌でも歌おうと歌った歌が、「七つの子」シリーズ中何度か出てくる禁句ネタ、オチはわかっているものの、やっぱりおかしい。

posted by 映画のせかいマスター at 06:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 男はつらいよ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする