2005年11月26日

大脱走 #471

1963年 アメリカ 168分

第二次大戦中のドイツの捕虜収容所。捕虜のほとんどは脱獄だけが生き甲斐と言った連中ばかり。何度も脱走を繰り返し、その都度捕まって、という前半のくだりは収容所側の絶対の自信と、捕虜の浅はかさを感じさせる。その中でもきらりと光るS・マックイーン。わざと?捕らえられて独房に入り、その中で黙々と壁とキャッチボールをする。その音に反応して隣のアンガス・レニーが窓から顔を出す。その後の展開を期待させる。

そして脱走計画チームの緻密な作戦。人名をつけた3つの穴から土を出す方法。トンネルを移動する滑車の製作。パスポートの偽造。制服が似ているのでやや収容所の所員と捕虜の区別がつきにくいが、両者の攻防が緊張感と共に続いていく。

展開を飽きさせない個性的なキャラクターの存在も魅力的。J・ガーナー、R・アッテンボロー、J・コバーン、C・ブロンソン、D・マッカラムなどのオールスターキャストだ。脱走の直前になって目が見えなくなる偽造名人、閉所暗所恐怖症でやっぱり止めると言い出す人。穴を掘る時は脱走の目標があったので大丈夫だったらしい。おいおい(笑)

そして半数の脱走が成功し、列車、飛行機、オートバイ、とさらに先へと逃げていくのだが・・・。

実話の映画化だそうだが、ラストは切ない。脱走の計画のおかげで生きてこれたと振り返った後、銃声が鳴り響き・・・。しかしその中でもマックイーンは独房へと戻っていく。絶望の中にも少しの希望を期待せずにはいられないラストシーンだった。


posted by 映画のせかいマスター at 06:43| Comment(3) | TrackBack(6) | た行映画(49)+ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする