2005年12月31日

静かな生活 #475

1995年 日本 121分 伊丹十三監督作品


原作は大江健三郎の同名小説。大江小説は何冊か読んだが、凄まじいまでのパワーを感じさせる言葉が沸々と並べられてなんだか凄いぞ、というのが第一の感想。そしてこの伊丹十三監督作品、う〜ん、原作を読んでいないが、全然結びつかない!!本当にこの映画のような話が書かれてあったのだろうか??スクリーンの中の大江健三郎(を演じる山崎努)と大江氏本人はなんとなくこんな感じなんだろうなあ、という気がしたが、大江氏がこんな話を書くのかなあ?という疑問が残る。書いたとしたら大江小説風に書かれてあるだろうけれど、なんか違和感が・・・。

で、映画として面白くなかったかというと、そうではない。語り部であるマーちゃん(佐伯日菜子)純真な笑顔が良かった。イーヨーを迫真の演技で演じた渡部篤郎も凄かった。気になるのは悪役としての新井君(今井雅之)。アクセントにはなっているけど、映画の中に必要だったの?そもそもこの話ってノンフィクション?気になる〜!

イーヨーは大江小説の中にも何度も登場するので、小説を読もうとしている方は一度この映画も合わせて見てた方が良いと思います。

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2005年12月21日

ゴールデンアイ007 #474

1995年 イギリス 130分

ピアース・ブロスナンが5代目ボンドとして初登場。前作のティモシー・ダルトンが2作で降板しているので、ここでうまくいかなくては・・という背水の陣だったのでは?と邪推してしまう。6年ぶりの復活というのもあって大ヒットし、ブロスナンのボンドは人気シリーズとなるわけだが、私的には最初はあまりインパクトはない。後半の作品の貫禄が出てきた頃の方が好きだなあ。

舞台はロシア。秘密兵器ゴールデンアイを扱う基地でボンドが活躍。オープニングの後いきなり9年後の話になっちゃう。米ソ冷戦の終結を挟んで、シリーズの再開と合わせたのだろうが、その間何していたのかな〜なんて思ったりして。で、ゴールデンアイとは地上のあらゆる電子機器の性能を電磁波で不能にするプログラム。これを巡って強烈な女殺し屋オナトップらと絡みつつ、ボンドガールを助けて・・という話。00ナンバーの006が出てくるが、こいつが寝返って・・・。

MI6のメンバーも入れ替わり、Mは女性になるは、マネーペニーも替わるはで、のMが新たに登場したり、誰が誰だか・・・。敵味方がわかりにくい中、ボンドに片足を撃たれたヴァレンティン・ズコフスキーはなかなか渋い。

ピアース・ブロスナンの007シリーズもイケテそうだと予感させるのに相応しい作品に仕上がった。

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2005年12月01日

ブラザーベア #473

2003年 アメリカ 85分

太古の自然を舞台に人間が動物たちから「ハンター」として恐れられてはいるが、人間も動物も自然の中では平等という視線で描かれたアニメ。設定はなんとなくアイスエイジに似ているが、人間と動物ががっぷりと組み合ったという点において、ある種の斬新さ(言い換えれば奇怪さ)を感じる。

ディズニーにありがちな笑いを取るキャラが鹿の兄弟として出てくる。ボケ連発でなかなかいい感じだけど、彼らもこの作品のテーマの一つである兄弟愛の1組だ。人間の兄弟、クマの親子、そして新たなクマの兄弟、という家族愛を描いている。ディズニー映画ならではのテーマだが、前述した「奇特さ」は、あるべきところを超える終末にある。それが人間も動物も平等だ、という視点からもたらされたのか、はたまた別の思惑があるのか。伏線としての祈祷師のお婆さんが一定の年齢になるとその子に合ったテーマの木彫りの人形を渡す儀式という宗教的な挿話もあるのだが、非常に難解な結末である。子ども向けの話として難しく考える必要はないのかもしれない。新たな旅立ちができる勇気というのが、もとある場所に戻ることよりも英雄視されることは良くあることで、結果として捨てるものもあるかもしれないが、新たな世界に飛び出そうというメッセージと受け取ろう。

ディズニーアニメとしては3Dではなく「ポカポンタス」などに見られるような尖った眼の人間のタッチの絵。ちなみにキナイの声はホアキン・フェニックス。

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