2005年12月01日

ブラザーベア #473

2003年 アメリカ 85分

太古の自然を舞台に人間が動物たちから「ハンター」として恐れられてはいるが、人間も動物も自然の中では平等という視線で描かれたアニメ。設定はなんとなくアイスエイジに似ているが、人間と動物ががっぷりと組み合ったという点において、ある種の斬新さ(言い換えれば奇怪さ)を感じる。

ディズニーにありがちな笑いを取るキャラが鹿の兄弟として出てくる。ボケ連発でなかなかいい感じだけど、彼らもこの作品のテーマの一つである兄弟愛の1組だ。人間の兄弟、クマの親子、そして新たなクマの兄弟、という家族愛を描いている。ディズニー映画ならではのテーマだが、前述した「奇特さ」は、あるべきところを超える終末にある。それが人間も動物も平等だ、という視点からもたらされたのか、はたまた別の思惑があるのか。伏線としての祈祷師のお婆さんが一定の年齢になるとその子に合ったテーマの木彫りの人形を渡す儀式という宗教的な挿話もあるのだが、非常に難解な結末である。子ども向けの話として難しく考える必要はないのかもしれない。新たな旅立ちができる勇気というのが、もとある場所に戻ることよりも英雄視されることは良くあることで、結果として捨てるものもあるかもしれないが、新たな世界に飛び出そうというメッセージと受け取ろう。

ディズニーアニメとしては3Dではなく「ポカポンタス」などに見られるような尖った眼の人間のタッチの絵。ちなみにキナイの声はホアキン・フェニックス。

posted by 映画のせかいマスター at 07:29| Comment(0) | TrackBack(1) | は行映画(37)+ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする