2006年01月30日

網走番外地 望郷篇 #494

1965年 日本 88分

シリーズ3作目。脱獄アクションの1作目、宝を獲りあう2作目に続き、ようやく本格的なヤクザ映画になってきた。御馴染みキャストが高倉健以外は配役を変えて登場。さすがにおんなじ人たちが日本を縦断すると不自然なのだろう、と思っていたら、途中で1作目の映像が・・。さらに網走刑務所の同室の男たち、田中邦衛や仏マークの人がそのままの役で登場、でも名前が違ったりする。なんか無理やり繋がっているのがつい気になってしまう。

が、あまり前作を引きずって見るとヤクザ映画としての魅力に気付かないまま終わってしまっちゃう。話は地元長崎に帰った健さんが、旭組長(嵐寛寿郎)の元に戻ってくるが、敵対組織の安井組(安部徹ら)と抗争に入ってしまう。前半はシマの取り合い程度だが、後半抗争は一気に加速。次々と死んでいく主要キャラたち。唐突にカラスの子の口笛を吹きながら登場する杉浦直樹!これがまた強烈キャラで、肺を患いつつも殺しの達人。きっちり仕事をする職人。最後までサングラスのまま!

そこへ一人殴り込む健さん!ラスト10分は怒涛の展開である。ヤクザ映画としては初期の作品だと思うが、長崎くんちの祭りを舞台になかなか細部にまで凝った作り。この先の続きも気になるが、1作1作を独立した作品としてみた方がいいかも。次はどうなる??

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2006年01月26日

スパイダーマン2 #493

2004年 アメリカ 127分

去年公開されたヒット作の続編。1の記事「スパイダーマン #5」はブログ初めて5個目だった。ここ今回はアメコミの雰囲気がより出ていた気がする。悪役はドック・オク。金属製人工アームを振り回す姿はキングギドラにも見える。まさかあんな動きをして大蜘蛛になっちゃうとは!想像力の賜物ですね。一方スパイダーマンの壁に張り付く動きとか見てて面白い。前作よりもかなり撮影に力が入った感じ。

普段はピザ屋を首になったり、カメラマンとしてもなかなか使ってもらえなかったり、私生活では冴えないピーター・パーカー(トビー・マグワイア。この人似合ってる!もはや他の人では出来ないでしょう。どーでもいいけど、カビラジェイに似てる)。蜘蛛の糸も途中出なくなったりして、一時はスパイダーマンを辞めてしまう。新聞記事になったり、スパイダーマンどこへ行ったの〜?なんて歌を街角で歌ってたりするところがアメリカ的で好きだなあ。素顔を見られてもみんな黙ってるなんて、昔の変身ヒーローものを思い出してしまった。暴走する私鉄を止めるシーンは凄かったけど、ああいう景色の中を列車に乗ってみたいものだ。

で、ついに親友であり、宿敵グリーン・ゴブリンの息子のハリーとの遺恨が再発しそうなパート3!公開はいつだろう??


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2006年01月24日

バイオハザードUアポカリプス #492

2004年 カナダ/イギリス 94分

もちろん2002年のバイオハザード#49の続編であるが、1年以上前に見たので、ラストシーンがどこにつながってるのか忘れちゃった。でも話はわかりやすいんでOK!秘密研究所の中だけだった感染が街中に広がって、証拠隠蔽と感染の外部への拡大を防ぐため、街を閉鎖し核爆弾で全て燃やそうとする巨大企業アンブレラ社。もちろん研究員のアリス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)の生存は秘密の漏洩につながるため、抹殺しようとする。

噛まれたら感染してゾンビ化する人間の設定に加え、途中からエイリアンみたいな生物も出てきて、今回のもう一人のヒロインであるジル・バレンタイン(シエンナ・ギロリー)を狙う。そこに救世主のように駆けつけたアリスだったが、今度はターミネーターばりのバイオ・モンスター!ネメシスが登場。アクションはマトリクスっぽいところもあって前回よりも全開!遊んで作ってるなーと思ったらこれもゲームの設定だそうで。ゲームしたことない・・・。それでも面白いからいっか。

で、話はオタク風の男が学校に閉じ込められている自分の娘を無事に救出したら、街から出してやる、っていうんで、ゾンビやエイリアンやターミネーターと戦いながら少女を探しに行く。善と悪の対立が明確で、ストーリーも見ててスッキリ。アリスが1作目よりも強くなってるのもちゃんと理由がある。それでもってラスト10分は衝撃的に・・・。これって続きがあるんですよねえ。

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2006年01月23日

銀のエンゼル #491

2004年 日本 110分

この映画、面白い!前半は特にこれといってストーリーらしきものは無く、コンビニに集うヘンな客、深夜のコンビニ・ダンサーや携帯女、バナナを温めるオタク風の男、勝手に水道使って洗車するヤンキー。北海道の田舎町に町のために、とできたコンビニローソン。夫婦で交代で店に出るため、娘のことは妻任せの父。どこにでもいそうな人たちと、どこにでもありそうな話。特にこれと言って事件が起こるわけではない。それでも退屈にならないのは、次々に変わるカットと、バランスの良い話の配分、そして配役陣にある。

主人公の小日向文世、運転手の大泉洋、バイトの西島秀俊、嶋田久作巡査、主人公の友人の村上ショージ。ゆっくりとしててピリッときいてる展開に、ばっちりハマってます。

いきなり車で事故に遭い、入院をきっかけにゆっくりとした時間を持つ妻。慌てる夫。進学に秘めたる思いを持つ娘。謎のバイトの男。食材運びの運転手。それぞれの人生がコンビニの中に切り取られて映し出される。途中なにやら物騒な事件を警官が調べに来たり、娘との仲が険悪になったり、起承転結の転にあたる部分が出て来て、真面目だった父がバイトの言葉に少し規則に背いたその時、街の明かりが消えて、物語は動いていく・・・。

タイトルは店員にチョコボールを選んでもらうこれまたヘンな客山口もえが、どうしても集まらない銀のエンゼルを自分の人生に例えたことから来ている。

さて、この記事を読んで、何がなんだかわからないと思うんだけど、私はたいへんに感動したのであります。あとは見てみてくださいね。


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2006年01月22日

続網走番外地 #490

1965年 日本 85分

続編。一応1作目と同じ登場人物になっているが、任期を終えて出所したにしてはちょっと早過ぎの感も否めない(高倉健なんて脱走までしてるわけだし^^)が、細かいツッコミは不要!ってことであの部屋の人たちが出所したらこうなった、という続きを楽しむ映画。ちなみに田中邦衛だけは現場検証で一時出所、シャバの空気を吸ったらまたUターンという役(笑)

函館で銀行強盗が宝石を盗み出した。宝石はマリモの中に入れて連絡船で本州へ運ぶ途中、別の盗難事件が発生。取り調べられたマリモの一つが転がって、それをこっそり拾ったのは出所してきたばかりのアイ・ジョージ!偶然乗り合わせたばかりに犯人の濡れ衣を着せられる高倉健一行。この接点がこの物語の主格である。

1作目の脱獄のハラハラとはまた違うものの、2作目もストーリーの面白さが際立つ。マリモに隠した宝石が持ち主を変えながらあちこちと旅をしていき、それを探す3組の男たちが絡み合う。1作目には出てこなかった女性キャラや1作目の名物キャラが所を変えて登場。いろんな伏線も張られて単純に楽しめる。

まずは駅弁屋からマリモを買うストリッパーたち。函館でも一緒だった子連れの夫婦はその後もストーリーにちゃんと絡んでくる。妻は賭場に体一つで挑むが撃沈。マリモの入ったカバンを地元ヤクザに獲られてしまう。取り返そうとする高倉健のピンチを救ったのは・・・!!

それから、女スリのヒロインが登場。共に旅をするようになり、安部徹に捕らえられたり、人質交換でマリモを奪還したりと大活躍。ラストは恋に発展しそうだったが・・・。

味方なのか敵なのか、謎の一団の中谷一郎と室田日出男。意外と渋いところを見せるのだが・・。そして今回のパートナー・アイジョージ。シリアスな話の中、常に笑いの取れるキャラクター。話に華を添える。高倉健が寅さんばりに出店で物売りしてるシーンもある。

・・というわけで、なかなかの力作。2作目も外しません。

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2006年01月21日

ミンボーの女 #489

1992年 日本 124分 伊丹十三監督作品


網走番外地が60年代のヤクザ映画なら、こっちは現代のヤクザ映画?

ホテルに居座ってしまったヤクザ達の対策に、入社したばかりのドアボーイ(村田雄浩)と、ヤクザに渡すお金は無駄だと主張したばかりに対策員長にされてしまった経理のおいちゃん(大地康雄)が立ち向かう・・つもりだったが・・。

前半はひたすらヤクザの恐怖が描かれる。いやー、まじでこわーい。いつ誰もが陥るかわからない現代人の恐怖である。そしてミンボーの女(宮本信子)登場!カコイー!ヤクザとの立ち向かい方をレクチャーしつつ、自らもヤクザと対峙する。

対するヤクザ(伊東四朗、中尾彬、小松方正、我王銀次ら)側もあの手この手で攻めてくる。このしっかりした対立関係が物語をぶれさせず、ストーリー性を引き立たせる。そして最後は全面対決へと陥るのであるが・・。

この映画以前とこの映画以降で、とりまく環境も一変していると思う。丁度法律も変わったりして時代の変遷期であった事もあるが、この映画の影響もかなりのものだろう。公開中、伊丹監督は暴力団員に襲撃されるという事件も起き、文字通り体を張った力作となった。


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2006年01月20日

網走番外地 #488

1965年 日本 92分

石井輝男監督、高倉健主演の全18作製作された人気シリーズ第一弾。白黒。

いきなり網走駅を降りたらなんにもない白銀の荒野。街どころか建物すらない。さすがに当時でもそんなことは無かったんじゃないかと思うけど、前半はモロヤクザ映画。昔の三流マンガみたいだった。頭のてっぺんに「仏」なんて書いてある人もいたりして。ん?マンガの方がこの映画を真似してるということかな??囚人の一人田中邦衛もマンガっぽい顔??

しかし中盤、刑務所の生活が映し出され、脱走計画を練り始めた頃から、この映画の凄さに気付き始める。「大脱走」などの海外の脱獄モノにも劣らない、脱走劇と個性豊かなキャラクターの数々が好演出をしている。脱獄モノとしてみれば、網走という雪の中に幽閉された空間は絶好の場所である。また刑務所の中の上下関係や、か弱そうに見えた老人(嵐寛寿郎)が実は・・であったり、その老人の名を借りて威張っていた部屋のボス(安部徹)とかの人間関係も面白い。脱走にはやる他の面々を横目に悩む高倉健が脱走に巻き込まれてしまったパートナー(南原宏治)もなかなかの個性派。

俳優もさることながらストーリーも秀逸で、後見人であった丹波哲郎が、可愛さ余ってどこまでも追いかけてきてのあのラスト。渋いっすねえ。有名な手錠を蒸気機関車で切るシーンは手に汗握る。網走というロケーションを十分に活かして画面狭しと名優たちが暴れまわる。語り継がれる名作に違いない。


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2006年01月17日

男はつらいよ 翔んでる寅次郎(男はつらいよ23)#487

1979年 日本 107分

研究室に篭りきりの研究者(寅)が便秘の秘薬を発明した・・かに見えたが、大爆発!病院の待合室で目が覚める。便秘で病院に罹ってたというオチでスタート。

本編のテーマは結婚。朝日印刷の職工の一人が結婚し、目出度いところへ寅帰宅。早く結婚を、とやや雰囲気がおかしくなったところへ満男の作文におじさんは失恋ばかり、と書かれてあってひと悶着、北海道へ旅に出る。そこで声をかけられた若い女性ひとみ(桃井かおり)がちょっとお間抜けな男(湯原昌幸)に襲われそうになったところを寅が助け、向かった宿の主人はその間抜け男。タダで泊めてもらう。

ひとみは結婚前でいわゆるマリッジブルー。結局結婚式の途中で抜け出し、とらやにタクシーで駆けつける。ちなみに媒酌人は松村達雄おいちゃん。ひとみはしばらくとらやに下宿することに。相手の男(布施明)も訪ねて来るが、ひとみの心は冴えない。


社長は見合いを一回しただけで結婚したことが判明。しかも見合いの時は妹が出席。結婚式でなんとなく顔が違うなあと思ったらしい。まあ、そういうのもありかも。で、工場から奥さんの声が聞こえてくるが、社長ってアパート暮らしじゃなかったっけ?

マドンナの桃井かおりさん、幸福の黄色いハンカチに続き、北海道で登場。世間知らずのお嬢様が自立を求めて頑張るあまり周りが見えなくなってしまう役割を独特の雰囲気で熱演。こういう自分の世界がある人って最近の若手女優ではなかなかいませんね。相手役の布施明も大企業の御曹司が勘当されても町工場で働き始める純粋な青年役で好感度☆☆☆☆☆。第1作目の博さくらの結婚式に次ぐ2人の2度目の挙式シーンはホロッとさせられます。2人の恋愛シーンはシリーズでも珍しい明るいBGMがかかって安心して見れてグッド!

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2006年01月16日

モンスター #486

2003年 アメリカ 109分

シャーリーズ・セロンが役作りのために体重を増やしてブス顔になって・・というので見てみた。頭から登場するんだけど、ずっと誰だかわからなかった。腹はたるみ、もともと背は高いのでウェイトが増えるとかなりの迫力になる。咥えタバコでの表情やたたずまいはプロレスラーがリング上で見せるそれのようだ。いやー、凄い。日本の女優でここまで出来る人が存在するだろうか?

話は自殺を考えていた娼婦がその夜出会った少女と意気投合し、彼女を愛し、二人で行きていこうとしたその日、取った客から暴行され瀕死の思いで手に取った銃で客を殺してしまう。彼女を連れてホテル暮らしを始め、もう客は取らないと誓うが、仕事も全く無い。仕方がなくまた娼婦に戻った彼女はまたもや客を殺し、財布を掠め取る。

生きるため、とはいえ、連続殺人を繰り返す主人公は卑劣である。が、どうしてもこの映画を見ていると彼女に肩入れせずにはいられない。良心の呵責に苦しみながら引き金に手をかけるシーンは見ている方も苦しく、彼女の共同生活はせつないし、捕まってしまうところは可哀想とさえ思ってしまう。

ここまで映画の中に入り込めてしまうのは、やはりシャーリーズ・セロンという大女優がこれほどの役を挑んだことが大きな要因の一つだと思う。最初はやらなくてもいいじゃんとか、他の人でもいいんじゃない?とか思ってみてたけど、やはりその影響力は絶大で、アカデミー主演女優賞を受賞したのも納得である。


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2006年01月15日

ファインディング・ニモ #485

2003年 アメリカ 103分

言わずと知れたピクサーのアニメ。実写のような、いや実写よりも美しい海の世界の画像も、ストーリーも超一流。とっても面白かった!の一行で済ませてもいいような作品。ダイバーに捕獲されたカクレクマノミのニモを探して旅立つ父親マーリン。途中、 のドリーと出会い、魚を食べないと誓うサメ、クラゲ、カメ、クジラなどと触れ合ったりピンチに陥ったりしながら東オーストラリア海流に乗って何百キロも先のシドニーのダイバーの家まで辿り着く。

一方、ダイバーに捕らえられたニモは歯医者の水槽に入れられて、ユニークな仲間たちと水槽脱出を狙う。これがまたおかしい。歯医者は徹底的に悪者に描かれてて、腕は二流、治療中は水槽の中から陰口を叩きまくり。

大海原を旅する父と水槽の中で脱出を狙うニモの2軸で物語は進んでいき、その2つを繋ぐ鳥の存在もまたユニークである。

海の仲間の中でも言葉が通じる生き物と通じない生き物がいる。それぞれキャラクターによって使い分けているがこれもまたうまい。もちろん人間の勝手な想像で、実際そういうキャラなのかどうかはわからないけど、感じでてる〜!ここまで海を舞台にいろんなキャラを活かせるのは脱帽でした。


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2006年01月14日

男はつらいよ 噂の寅次郎(男はつらいよ22) #484

1978年 日本 105分

悪代官(タコ社長)に身を捧げようとするさくらを通りかかった修行僧(寅)が助けるという夢から覚めるが賽銭箱に間違えて100円入れてしまったと慌てる所からスタート。

死んだ父親のお彼岸参りをしているところをとらやの面々に再会。温かく迎えられるが、赤字の仕事でもやらねばならぬという社長の身を案じ、まさか自殺を・・?というところに酔って帰ってきた社長と揉めて旅に出る。

旅先の信州で謎の僧侶(大滝秀治)にすれ違いざまに女難の相が出てると指摘される。男に騙されたという女(泉ピン子)を慰め、乗り合わせたバスで博の父(志村喬)と再会。芸者をあげて大騒ぎする。今昔物語のありがたい話を聞き、寅は旅立つ。

一方、とらやでは職安で募集していた従業員がやってきた。社長もびっくりの美女・早苗(大原麗子)である。そこへ改心した寅が帰宅。朝一番で旅に出ようとするところでバッタリ。当然のように腹痛を理由に旅に出るのをやめる(笑)早苗が救急車を呼んでしまい話が大ごとになっちゃう。

で、早苗も実は深い事情により夫と別居中で、離婚が成立。暗い話になりかけるが、「離婚別れる切れる」の禁句ネタでひと盛り上がり。いつものようにタコ社長が「逃げた女房にゃ〜」と歌いながら入ってくる。夜はみんなで早苗を囲んで盛り上がる。帰り際に「寅さん好きよ」と問題発言。

しかし早苗には以前から想いを寄せられる男(室田日出男)がいた。不器用で思いを伝えられない男の気持ちを察した寅は早苗との橋渡しをして旅に出て行く。別れ際に何か言いかけて、さらに手紙で話したいことがあると綴った早苗の本当の気持ちは・・?

もしかしたら寅さん、大当たりだったのかもしれないね。知ってか知らずかラストは蒸気機関車の中で新婚旅行中の信州の女とばったり出会ってモクモク蒸気と共に終わり〜!

博の父役の志村喬さんがシリーズ3度目の登場。博との父子関係は博のアパートでも黙って座っているだけで、進展があったのかどうかは不明だが、父の口からは息子を理解するような台詞が。残念ながら登場はこれが最後、1982年には77歳でその生涯を閉じている。

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2006年01月13日

サボタージュ #483

1936年 イギリス 76分 ヒッチコック監督

サボタージュとは日本語では「サボる」と仕事などを怠けたりすることで定着しているが、「破壊活動」「妨害工作」という意味。

とある映画館主が実はテロ集団のカギを握る男。家族はあんな家庭的な人がそんなはずは無いと思い込んでいる。ちょっとした計画違いから妻の幼い弟を事件に巻き込んでしまい、話は急展開する。

作品の構成は他のヒッチコック映画に比べると淡白な気もするが、ロンドンのバスがテロにより爆破される、という2005年実際に起こってしまった風景がまるで予期していたかのように映し出されて驚いた。

台詞の中で本当の悪人は普通の顔をして隣人を騙すと言っているが主人公は超悪人顔なのが笑ってしまった。普通のはずの主人は本当にそんな悪人なのかというミステリーは次々と進行するテロ計画によって暴かれる。

以下はネタばれなしでは書けそうにないので、続きを読むをクリックを。

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2006年01月12日

シャイニング、ファミリー映画風予告編

面白い動画を発見しました。コピペしてみてください。
いきなりQuick Timeで動画が始まるので見れない方もいるかと思います。
よくここまで選らんだな、というのが感想。

タイタニック、ホラー映画風予告編
http://www.ps260.com/elfollador/Scary%20Titanic.mov
シャイニング、ファミリー映画風予告編
http://www.ps260.com/molly/SHINING%20FINAL.mov
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2006年01月11日

故郷 #482

1972年 日本 96 分

 この映画の2年前に作られた家族#416へと続きそうな作品。同じシリーズではないが、家族の構成やキャストは同じで、まるでこの映画の後、北海道へ旅立って行ったかのよう。家族のオープニングと故郷のエンディングがダブって見えてしまうのは私だけではないだろう。

そうやって2つの映画を見てみると、面白い点に気付く。明るかった弟の前田吟はその後サラリーマン生活、住宅で都会の暮らしに流されてる。いつも立ち寄って家族の暮らしを外部からこっそり支えていた魚屋さんの渥美清は北海道に渡る船で家族のその後の行方をしっかり見守っているようにも見える。

さて、本編の主人公は小さな船で埋め立ての瓦礫を運ぶ船長、奥さんが結婚後に資格を取った機関士長である。収入のほとんどはオイル代に消え、船の修理代に四苦八苦している。時代の流れや大きなものには勝てない、と小さな船を諦めて故郷を去ることになってしまう。「大きなものとは一体何なんだ?」とつぶやくのだが、現代で客観的に見たら、小さな船でちょこちょこ運ぶよりも大きな船で一気に運ぶ方が効率的なのは自明だし、小さな船が勝るのはコストの安さくらいなもので、やはり時代の流れには勝てなかったと思われる。だが、逆転の発想をすれば小さな船は今流行の「ニッチ」産業で、何か一工夫すれば勝てそうでもあるのだが、それはやっぱり時代の発想なのかもしれない。「大きなものとは一体何なんだ?」の私の答えは「時代がもたらす発想」である。

さらに「遥かなる山の呼び声」へと続くようだが、こちらは未見。

関連ブログ
家族#416


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2006年01月10日

トゥーブラザーズ #481

2004年 イギリス 110分

幼い虎の兄弟が人間に捕らえられて引き裂かれ、数年後に思いもよらぬ形で再会する。人間は虎を人食いモンスターと思い、虎も人間をハンターとして敵視するというディズニーアニメのような話である。でもまぎれもなく実写。どうやって撮ったのか知らないけど、虎の表情や動きはモノスゴイ!!小さい頃はかわいいし、大きくなったら大迫力。犬の映画は数あれど、虎って絶滅寸前って聞いたけど、よくここまでの映像になったものだ。

ストーリーはやや退屈で、ラストも予想できたんだけど、やっぱり感動。サーカスで殺し合うことになった2頭が、途中で兄弟であることに気付き、じゃれあい始めるところや森林の中で逃げていくところは賞をあげたいくらいの名演だし、仲間の元へ帰るシーンは涙モノだ。動物モノは永遠。

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2006年01月09日

男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく(男はつらいよ21)#480

1978年 日本 103分

なんとなく異色作。
・夢の設定はいつものとらや。(ただしUFOが来て寅さんが星に帰る)
・熊本で会った青年留吉(武田鉄矢)、出てくるだけで雰囲気が違う。「幸福の黄色いハンカチ」とキャラおんなじ!
・マドンナはレビューの踊り子。レビューのシーンが満載。ここだけ見たら寅さんシリーズとは思えない・・!

というわけなんだけど、大筋はいつも通り。体調を崩したおいちゃんに寅さんが見舞いを差し出し、一瞬ほろっとさせるが、とらやの将来計画がだんだん話しに磨きがかかって膨らみすぎて結局大喧嘩。

旅に出た先は九州・田の原温泉。充分放蕩し、さくらに迎えに来てもらう。とらやに戻って反省し、しっかり働くようになり、近所の評判も上がって縁談さえ持ち上がるが、さくらの旧友でSKDの花形スター紅奈々子と会い、浅草でレビューを見て感動してからはいつもの寅に逆戻り。

さらに上京してきた留吉もレビューにはまって住み込みで働きはじめ、寅は奈々子に、留吉はしのぶに恋をする。しかし奈々子はレビューの大道具の男との結婚を取るか踊りを取るか悩んでいた・・・。

奈々子の恋や生き方が実にドラマティックで、さらに留吉の振られ方が豪快なので、なんとなく寅さんが目立たない気がする。しかしとらやの面々の目を気にしながらレビューに足を運ぶところや、九州で留吉に会い、いつもの講釈で車先生と呼ばれ慕われるところなんて「らしさ」が出てて良かったなあ。


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2006年01月06日

男はつらいよ 寅次郎頑張れ!(男はつらいよ20)#479

1977年 日本 95分

夢の中でメイドに起こされる寅次郎。朝日印刷がすっかり大企業になってみんな大金持ちに。懐かしのとらやは影かたちもなくなってる。俺はとらやがいいんだー・・というわけで目が覚めて本編スタート。

とらやでは通称ワット君(中村雅俊)が下宿中。帰ってきた寅を押し売りと間違えて110番してしまう。一騒動後二人とも出て行くがパチンコ屋で目出度く再会、意気投合して戻ってくる。

翌日昼食に出掛けたとらは秋田料理の店でワット君にばったり。どうやらそこで働く娘(大竹しのぶ)に惚れているようだ。間に入って策を練る寅次郎だったが、若い二人はすれ違い、田舎へと帰っていく。

所変わって長崎平戸。失恋見舞いにはるばるやってきた寅次郎はワット君の家に居候することに。実はワット君には美人のお姉さん(藤村志保)と二人で暮らしていた。渡り舟の船長や神父さん(桜井センリ)と出会い、お土産屋を朝から晩まで手伝う寅の元に、柴又から吉報が・・。かくして一同は柴又で集う・・・。

という話なんだけど、中心は街角の猿・・ではなくてとらや二階を間借りしている中村雅俊。でもそれより今回は大竹しのぶに尽きますね。秋田から上京した娘役がはまってて、この人やっぱりすげーって思っちゃう。

で寅は二人を見守る役。でもバッチリふられる所は流石。階段でつい姉弟の話を聞いてしまい、次の日挨拶もせずに旅立っていく後ろ姿、横を通る電車、いいですね。

ラストは御馴染みの旅芸人一座のトラックに乗って旅を続けます。



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2006年01月04日

約三十の嘘 #478

2004年 日本 100分

舞台は列車の中のみ。登場人物もほぼ6人限定。こういうシチュエーション好きなんですよ。正確には往路と復路なんだけど、その切り替えは1秒。前編のヤマであるはずの詐欺シーンは写ってさえいない。場所が食堂車に替わったくらいで、そりゃお見事!というテンポで進んでく。

6人の人間関係もなにやら複雑で、3年前裏ぎったけど、反省して戻ってきた(と思われるいかにも)純情(そうな)巨乳ちゃんと、その娘を争う2人の男、軽薄(八嶋智人)とクソ真面目(田辺誠一)。一方チームの要となるべき貧乳ちゃん(中谷美紀)とその娘を争う?2人の男(妻夫木聡、椎名桔平)もなにやら訳ありそう。

そして2度目の場面転換は朝。儲けた7000万円が無くなった。犯人はこの6人の中にいる(はず)。誰と誰が組んでいる?それとも単独?

たまに窓の外の風景や空から列車を捉えるシーンが挿入されるのが、夜行列車という舞台を引き立てている。乗ってみたくなるよねえ。で、話も緻密でキャラ重視でおもしろい。ラストは「あれ、そっち(方向)に行っちゃった??」って感じでした。中谷美紀と椎名桔平おいしすぎ(笑)カップルで見るのもいいかもね。個人的にはもっと突っ走って欲しかったなあ。でもマル。

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2006年01月03日

木村家の人びと #477

1988年 日本 113分

朝起きたら夫は新聞配達、妻はエロエロモーニングコール、新聞は近所の老人たちに配らせ、一家は手作り弁当の仕込みに入る。弁当を配った後、近所の人を会社まで相乗りし、会社でもやるのは弁当配りと人事異動当てクイズ!子どもにも食費を入れさせ、夜もアレの回数で夫婦間で小銭をやり取り。子どもも子どもで子ども会の廃品回収で大儲け。

妻の姉夫婦と隣の高倉家だけがまともで、金よりも人間らしい生活を、と説くが当然木村家は聞く耳を持たない。そんな木村パパ(鹿賀丈史)が人間とふれあいだんだんとお金よりも人間らしさを取り戻していく話・・・かと思えたが・・・。

徹底したブラックユーモアは評価に値するが、多少行き過ぎの面もある。ところがところが、15年以上が過ぎ、子役の岩崎ひろみもベテラン女優になった。そして世の中はこの映画のような世の中に本当になってしまった。昨今のネットオークション熱とこの映画がかぶって見えてしまうのは私だけではないだろう。


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2006年01月01日

スーパーの女 #476

1996年 日本 127分 伊丹十三監督作品

伊丹監督得意の?業界モノ。経営が傾いたスーパー「正直屋」を舞台にスーパー大好き主婦が全ての膿を出し切って再生させるお話。私はスーパーなんてほとんど行かないけど面白かった〜!

なんと言っても出てくる人たちの腐り方(笑)ライバルの安売り大魔王の社長(伊東史郎)は、かつての正直屋の社員、店員をごっそり連れ出して今では正直屋を買い取ろうとしている。現在の正直屋の店長はライバル店のスパイ。裏方の職人さんはいわゆる職人気質で、大事な仕事は自分でやらないと気がすまない。主人公の専務(津川雅彦)も職人の腕を認めていて、システムが回っていなくても職人はプライドが高いから、と何も言えないでいる。で肉部門の親方は高い肉を仕入れて安い肉と混ぜて卸してるし、影でこっそり良い肉を密売してる。売れ残りの食品はリパックして日付を付け直し、それを知ってるパート主婦らはやる気ゼロ!

こうした環境で、買い物代好きな主婦(宮本信子)が、主婦の目からお客第一、鮮度優先のスーパーへと改善していくのだが、ネックになるのは職人。みんなのいえ#219などの三谷幸喜作品でも度々出てくる職人の世界の特異性がここでもいかんなく発揮されている。主人公は「(大量生産が必要な)スーパーに職人は要らない。」と言い切ってしまうが、きつい言い方のようで、これは独立をためらっている職人へのエールでもあった。

こうして職人の一人ひとりを切り崩していくことで、凝り固まっていたスーパーの裏方を解きほぐしていくのだが、その底辺にあるのは新鮮なものを売りたいという企業理念。理念を通すことで従業員がそれぞれの立場で何をすべきか理解し、動き始めるということだ。

ライバル店への店員の引き抜きを阻止する場面で、一人また一人と戻ってくるシーンは感動!


posted by 映画のせかいマスター at 11:26| Comment(4) | TrackBack(0) | さ行の映画(54)+ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする