2006年02月25日

マルタイの女 #499

1997年 日本 131分 伊丹十三監督作品

伊丹監督第10作目であり、遺作でもある最終作。いろんな意味でネタ満載。ドタバタを昇華させた点では面白いと思った。さあ、どこから書き始めよう。

カルト教団
作中にオウム事件の例えがあったが、まさにそれらしきカルト教団と戦う。逮捕された男(男闘呼組の高橋和也)を取り調べる時にあっちの世界から現世に持ってくるため家族の話をして脱洗脳していくあたり、実際のオウム事件の取調べのドキュメンタリーでみたのと全く同じ。

名古屋章
今は故人だけど、ねっちり取り調べる役が名古屋章さん。渋ーい!

マスコミ
主人公である女優のビワコが戦うもう一つの敵が「マスコミ」どこで聞きつけたか知らないが、速効で病院へ警察へ自宅へ裁判所へと大挙押し寄せてくる。ビワコが下り坂女優なので、弱きをくじく設定ばっちり。

マルタイ
そもそもこの映画、「ミンボーの女」でマルボウに伊丹監督が傷害を受けた体験から作られたようだが、マルタイを守るべき刑事さんが秀逸。強い用心棒っぽくはないが、締めるところは締める。西村雅彦が、舞台上のビワコを警備するため成行上役者として舞台に上がり、戦うシーンでつい相手を倒してしまうところ爆笑。

撮影裏話的
楽屋やオフタイムでの女優の過ごし方などギョーカイ裏話も満載。宮本信子が包丁で血しぶきをかけられるところの撮影シーン、もっと爆笑。あれは出血量多過ぎでしょう(笑)

ラスト
直接対峙するかと思いきや、なかなかカッコいいラストに。含みがあってよかったです。

チョイ役
よーく見ないと気づかない大物俳優もあちこちで登場。結果的には伊丹監督の遺作に華を添える形になっちゃった。

なーんてところかな


posted by 映画のせかいマスター at 19:13| Comment(3) | TrackBack(3) | ま行映画(17)+ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする