2004年 日本 112分
ケータイが瞬く間に普及しちゃって、小説や映画の世界が追いつかなくなった。数年前の小説読んだら、「そんなの携帯があったら一発じゃん!」って突っ込みたくなるシーン満載。そこで一気に携帯が小道具、とか、ネットが舞台とかいう話がでてきたわけだけど、この映画もその一つ。身近なものにいかに恐怖を与えるか、、ってのがホラーの醍醐味だけど、ケータイといういきなり身近なものになってしまったものを一気に恐怖の対象にしたという点で、早い者勝ちだったかもしれない。
話は柴崎コウのまわりの脇役たちが次々に謎の死を遂げていき、柴崎コウが謎を追うという柴崎マンセーな内容。着信した番号を見たら自分の携帯番号からで、留守電に未来の時間に自分の声が入ってる。その時間になったらその声の通りに・・・、という設定はすごーく恐怖なんだけど、映画自体がその設定を超えられなかったのではというのがもっと恐怖だったりして。でも続編も見ちゃいます。