2006年04月30日

007/死ぬのは奴らだ #529

1973年 イギリス 121分 007シリーズ

シリーズ第8作目。この作品から3代目ボンド、ロジャームーアが登場!2代目がこけたんで、彼がいなかったらシリーズの存続も危ぶまれてたわけですが、無難にこなしちゃいます。この「しれっと」感がボンドには大事ですよねえ。話もテンポ良く進み、スペクター撲滅のあとの新たな敵も次々に登場。この人たちがまた個性派ぞろい!

ボスは麻薬王ミスタービッグことカナンガ。舞台となるカリブ海の小国の首相だ。不敵に笑いながら挑みかかってくる。散り際が笑えた!そして手下のブードー教の悪魔の神、サメディ男爵。こいつ本当に理解不能の神出鬼没な人物。あれがオチならいっそのことレギュラー出演させたらいいのにぃ。そしてティー・ヒー。右手が義手となっている。普通に立っていると右手の方が微妙に長い(笑)この3人との対決シーンは三者三様でどれも面白い!

ボンドガールは一人目は謎の黒人。謎のまま敵キャラに始末される。二人目は敵に雇われていた占い師のジェーン・セイモア。ボンドとの絡みは数々の名セリフがあった。スパイグッズとして超強力磁石つき腕時計が登場。ラストで命を救ったり、ボンドガールのファスナーを降ろしたりと大活躍。

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2006年04月29日

誰にでも秘密がある #528

2004年 韓国 101分

韓国コメディですね。チェジウ姫も下ネタ満載でセクシーに迫る。
主人公のイ・ビョンホンが交際相手の三姉妹を全員口説いちゃう。いくらなんでも無理でしょ。と思うけど、や、もしかしていけるかな、と思ってしまう華麗な口説き方でした。ここまで徹底的にやっちゃうと異論を挟むことも無く笑えちゃう。三姉妹もセクシーシーンも多くてよかった。

三姉妹との交際が同時進行で行われているのを、振り返る構成でそれぞれがかぶってたりするんだけど、できればもう一工夫欲しかった気もする。凝りだしたらきりがないんだけど。ま、目隠しされた妹が陰で恋人が姉とキスしてるなんて、面白いのは面白いだけど、イ・ビョンホンがスマートすぎるのでは・・?もっと陰のある男の方がいいと思うのは男の嫉妬だろうか。

新婦の妹の秘密はなんだったんだろう?


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2006年04月28日

ターミナル #527

2004年 アメリカ 129分

トム・ハンクスの恋愛ドラマも、もういい加減おいちゃんなんでいいかなと思っていたけど、そんなことなく見ごたえありました。アメリカに出国したらその直後、クーデターで母国がなくなっちゃって、アメリカにも入れない、母国にも戻れない、ということで空港内で時間を過ごさなくちゃならない。まさか自分にはそういうことは起こるまいと思いながらも、心のどこかでもしや・・・、と想像してしまうシチュエーション。きっとこの映画を見た後、JFK空港に降り立った人はちゃんと通れるか心配になるんだろう。

それにしてもアメリカの空港職員って対応悪〜!日本だったら三食昼寝つきの部屋を提供しそうだけど(勝手な想像)、空港の中に放置して、カメラでチェック、いっそのこと外出させて不当入国で逮捕させたら空港職員の手を離れるぞ、なんて非常に冷たい。

で、トムハンクスは言葉も全く通じないにも関わらず、ガイドブックで少しずつ勉強し、仲間を増やしていく。この仲間たちがこの映画の和み役。トムハンクスが毎日懲りずに入国チェックするお姉さんと彼女に思いを寄せる空港の食事を運ぶボーイ。食事をあげる代わりに彼女の気持ちを聞いてきてくれ、とせがむ。それから空港のお掃除のおじさん(クマール・パラーナ)。トムハンクスをきっとCIAに違いない、とマークする(笑)

ある日空港内で外国人が暴れ、トムハンクスが通訳として活躍したことから、空港で働く人たちが、トムハンクスを認め始める。その一方で空港警備局主任のスタンリー・トゥッチは益々適役となっていく。

いやー、こんな圧倒的不利な立場でどうやってスッチーのキャサリンと恋が芽生えるのか不思議だったが、仲間たちに助けられ、空港内でのステキなデートを重ねることになるんですねー。
これは心温まるカップル向けの映画。冬の寒い日にホッとさせられそう。

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2006年04月27日

コラテラル #526

2004年 アメリカ 120分

思わぬことから見知らぬ人間が旅をすることになってその先々でトラブルに・・というのは映画でもよく取り上げられる題材であるが、今回はトムクルーズとジェイミーフォックスの大物コンビ、しかも一人は殺し屋、もう一人はたまたま乗り込まれたタクシーの運転手という設定。

客の素性もよくわからぬまま、いきなり客が人を殺す。混乱の中で逃げようとするが失敗。途中運転手の母親に会いに行く、というシーンはミッドナイトランでも一方の家族との出会いを通して絆が深まるという手法として用いられているが、ここでも場面の転換点として描かれている。

そして話の最初に乗せて心を打ち解けていた女性弁護士にも殺し屋の魔の手が・・。最後の力を振り絞り殺し屋を阻止しようとする・・。

満員のディスコでのバトルシーンや深夜の地下鉄シーンなど見所も多かったが、トムクルーズが冷徹な殺し屋なのが珍しかったんだけど、この殺し屋、ゴルゴ13ばりの腕。殺し屋と行動を共にするジェイミーはどうなってしまう?ラストまで必見です。

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2006年04月26日

セルラー #525

2004年 アメリカ 95分

これもまた面白かった。フォーン・ブース #335のジョエル・シューマカー監督が、またもや電話を使って大ヒット。今度は誘拐されて監禁された女性が壊された電話機からたまたま繋がった男が、事件を解決できるか?という現場限定、巻き込まれ型のサスペンス。

冒頭で女性は高校の先生であることが明かされた直後にいきなり事件発生!凄いオープニング。そして場面は海へ。一転してノリの軽い男が女の子にヒジテツ食らう。彼こそがこの映画の主人公。もう一人重要な人物は刑事。主人公が警察に駆け込んだ際、相手をしたのだがそこへ暴漢が大挙現れ途中で対応できなくなる。責任感の強い刑事はその後の処理を全うしようとするが・・・。

犯人はもっと普通でもいいんじゃないかと思ったが、あの人たちだったからこその緊迫感。本当に助かるのか?ドキドキしちゃった。モノスゴイ犯罪に巻き込まれたものである。

もう一つの「主役」は携帯電話。時には電波が届かなくなりかけたり、時には電池がなくなりかけたり、物語を盛り上げる。車を運転しながら手放しで会話できたり、隣の騒音が入ってきたり着信履歴から犯人に迫ったり最後までフル稼働である。ラストはなんと○○○まで・・!監禁された女性が理科の先生で、壊れた電話から発信する、というのも凄いけど、ここまで携帯をうまく使ったのは凄いもんだ。

ハラハラドキドキの90分!


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フォーン・ブース #335

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2006年04月25日

果しなき欲望 #524

1958年 日本 100分

今村昌平監督。同監督の他の作品を見た時にちょっと難解で途中でやめちゃって、今回がその再チャレンジ版だったんだけど、こっちはコメディ風でめっちゃ面白かった。最近の映画って複雑になってしまうことが多いんだけど、単純明快でベタってのも良いもんです。

戦争中に隠した数千万円のモルヒネを巡り、5人が集まる。現場に近い家を借り、穴を掘って探し出そうということに。出だしから一人が強盗で捕まり、4人に。このヤクザの役が加藤武。若い!

ひたすら穴を掘って土は夜中に河辺に捨てに行く。この作戦に入ってしまうのが長門裕之。家を借りる時に大家さんがうちのプー太郎の息子を雇え、とゴリ押しで仲間入り。これが使えない、もてない、の役。ダミー会社なのに一生懸命働こうとする。隠された家に住んでいるのが長門の恋人。真下の財宝があるとは知らずに「最近家が傾いてきたねえ」なんて言ってる。ちなみに母親役は寅さんのおばちゃん。

5人の中の美人を競い合ったり、夜中にバケツ持って徘徊してるって噂を立てられたりしながら、地下トンネルは進んでいく。ところが、その商店街が条例で取り壊しになってしまう。残った時間は数日。急ピッチで掘らなければならない。そこへヤクザが脱走して戻ってくる・・・。

車なんて通常は通らない通りなんだけど、道路下のトンネルは車が通ると下から支えないといけないっていうのが、戦後の風景っぽくてよかった。トンネルを画面下、地上を画面上にアナログ風に撮った画面が何度かあったが、ドリフのコントみたいで面白かった。

さらに面白かったのが、近所の爺さんの高品格。お祭り代を取り立てに来て、文句を言う西村晃をなだめたり、ボケた振りしてちゃっかりしてる。この爺さんがラストを飾るとは夢にも思うまい・・。期待して見てて下さいよ〜。

クライマックスは出てきたモルヒネを奪い合う大死闘が繰り広げられることになるんだけど、騙し合い、すっぱ抜きあいの中で相変わらず惚けた長門裕之だけが振り回されていくのも最高!

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2006年04月24日

アビエーター #523

2004年 アメリカ 169分

1927年から1957年まで30年間トップ監督だったハワード・ヒューズ監督を描く。冒頭何年もかけて撮った地獄の天使は1930年の作品。当時としては破格の製作費100万ドル超えの映画で、全国民が劇場で見ても赤字になる計算だった。何ゆえそれが可能になったかといえば、ヒューズ家が鉱物の掘削によって大富豪になり、両親が若死にしほとんどを一人で相続したことによるようだ。映画正確の傍ら、1939年には、「トランス・コンチネンタル・アンド・ウェスタン航空」(T&WA) を買収し、アメリカを代表する航空会社の一つに成長させた。

しかしその裏では孤独な一面もあって、映画の中では細菌恐怖であったり、付き合っていた女性に盗聴器を仕掛けたりするエピソードが挿入されている。女優を育てる傍ら浮名を流す部分もあった。乗っていた飛行機が豪快に墜落したシーンはまんまど迫力だった。その後の奇行などは誇張されてるんだろうけど、生き方も映画的だったようである。

マーティン・スコセッシ監督、レオナルドデカプリオ主演でアカデミー賞11部門にノミネートされた。

どうでもいいけど、数カットトイレのシーンがあったが、そのオシャレさに脱帽した。男子トイレをああ作るとは!

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2006年04月22日

醜聞(スキャンダル) #522

1950年 日本 105分

この映画が作られて30年ほど経った1980年代、フォーカスフライデーでゴシップ記事は花盛りになった。対抗すべく、ビートたけしは講談社に軍団を引き連れて殴りこみ、記事を巡る賛否両論が取り立たされた。さすがに現代のほうが過熱しているので、この映画のようなことは日常茶飯事、もはや裁判を起こしても記事にもならない。そういう意味ではそれほどセンセーショナルには見れなくなってしまったが、それはそれで当時としては貴重な作品ではある。

映画の中で新進気鋭の画家と美女声楽家のスキャンダルがでっち上げられる。意を決して裁判に持ち込むが、ついた弁護士がいとも情けない。娘の病気の医療費のために、被告側から賄賂をもらい、弁護人としての役割をなさなくなってしまう。圧倒的不利に陥るが・・・。

日本では珍しい裁判シーンが多い映画。途中から弁護士、志村喬の複雑な心境が中心になってくる。黒澤監督の現代劇、三船&志村作品なので安心してみることができました。

ところで、声楽家を演じる山口淑子さんは、戦前には李香蘭の名前で国際的な声楽家として日本や中国で大ヒットを飛ばした人。シャーリー山口の名前でハリウッド映画にも出てるし、「3時のあなた」の司会や、結婚後大鷹淑子となって参議院議員も務めるなど多才なお方。


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2006年04月21日

アカデミー賞

アカデミー賞:受賞リスト1928-2011
開催年度 開催回数 作品

2015年 第88回 スポットライト 世紀のスクープ
2014年 第87回 バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)#2311
2013年 第86回 それでも夜は明ける #2221
2012年 第85回 アルゴ #1908
2011年 第84回 アーティスト #1827
2010年 第83回 英国王のスピーチ #1556
2009年 第82回 ハート・ロッカー #1378
2008年 第81回 スラムドッグ$ミリオネア #1249
2007年 第80回 ノーカントリー #1228
2006年 第79回 ディパーテッド #1112
2005年 第78回 クラッシュ #819
2004年 第77回 ミリオンダラー・ベイビー #521
2003年 第76回  ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 #618
2002年 第75回  シカゴ #92
2001年 第74回  ビューティフル・マインド #2294
2000年 第73回  グラディエーター #309
1999年 第72回  アメリカン・ビューティー #804
1998年 第71回  恋におちたシェイクスピア #233
1997年 第70回  タイタニック
1996年 第69回  イングリッシュ・ペイシェント #784
1995年 第68回  ブレイブハート #942
1994年 第67回  フォレスト・ガンプ/一期一会 #234
1993年 第66回  シンドラーのリスト #1122
1992年 第65回  許されざる者 #1365
1991年 第64回  羊たちの沈黙 #38
1990年 第63回  ダンス・ウィズ・ウルブス #534
1989年 第62回  ドライビング Miss デイジー #296
1988年 第61回  レインマン #238
1987年 第60回  ラストエンペラー #1110
1986年 第59回  プラトーン #1115
1985年 第58回  愛と哀しみの果て #1360
1984年 第57回  アマデウス#709
1983年 第56回  愛と追憶の日々 #1357
1982年 第55回  ガンジー #1261
1981年 第54回  炎のランナー #1820
1980年 第53回  普通の人々 #1548
1979年 第52回  クレイマー、クレイマー #232
1978年 第51回  ディア・ハンター #62
1977年 第50回  アニー・ホール #2310
1976年 第49回  ロッキー #824
1975年 第48回  カッコーの巣の上で #1106
1974年 第47回  ゴッドファーザーPART2 #561
1973年 第46回  スティング #231
1972年 第45回  ゴッドファーザー #551
1971年 第44回  フレンチ・コネクション #1230
1970年 第43回  パットン大戦車軍団 #1131
1969年 第42回  真夜中のカーボーイ#450
1968年 第41回  オリバー #1114
1967年 第40回  夜の大捜査線 #2427
1966年 第39回  わが命つきるとも #1522
1965年 第38回  サウンド・オブ・ミュージック
1964年 第37回  マイ・フェア・レディ #189
1963年 第36回  トム・ジョーンズの華麗なる冒険 #1520
1962年 第35回  アラビアのロレンス #235
1961年 第34回  ウエストサイド物語 #835
1960年 第33回  アパートの鍵貸します #55
1959年 第32回  ベン・ハー #1825
1958年 第31回  恋の手ほどき
1957年 第30回  戦場にかける橋 #236
1956年 第29回  80日間世界一周 #789
1955年 第28回  マーティ #1133
1954年 第27回  波止場 #783
1953年 第26回  地上より永遠に #549
1952年 第25回  地上最大のショウ #239
1951年 第24回  巴里のアメリカ人 #585
1950年 第23回  イヴの総て #550
1949年 第22回  オール・ザ・キングスメン
1948年 第21回  ハムレット
1947年 第20回  紳士協定 #237
1946年 第19回  我等の生涯の最良の年 #788
1945年 第18回  失われた週末 #1068
1944年 第17回  我が道を往く
1943年 第16回  カサブランカ #1639
1942年 第15回  ミニヴァー夫人 #1263
1941年 第14回  わが谷は緑なりき#1565
1940年 第13回  レベッカ #796
1939年 第12回  風と共に去りぬ
1938年 第11回  我が家の楽園 #1547
1937年 第10回  ゾラの生涯
1936年 第9回   巨星ジーグフェルド
1935年 第8回   戦艦バウンティ号の叛乱
1934年 第7回   或る夜の出来事 #1069
1933年 第6回  大帝国行進曲
1932年 第5回  グランドホテル #1545
1931年 第4回  シマロン
1930年 第3回  西部戦線異状なし #825
1929年 第2回  ブロードウェイ・メロディー
1928年 第1回  つばさ #286
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2006年04月20日

ミリオンダラー・ベイビー #521

2004年 アメリカ 133分

軽く言い切ってしまえば前半はスポ根!でもそう言えない重厚さがあった。独特の画面(顔の一部だけが浮き出たり)は、暗さを感じさせない色使い。主人公が入門するまでに30分かかるストーリーもじっくりでリアルさがある。

古びたボクシングジムの老トレーナー・フランキー(クリント・イーストウッド)。娘に負い目があって女子ボクサーの入門を拒んでる。もう一人のトレーナーはかつてフランキーの言うことを聞かずに試合中に片目を失明したエディ(モーガン・フリーマン)。そこへ不幸な境遇で育った女性マギー(ヒラリー・スワンク)が最後のチャンスを掴みたい、と入門してくる。熱意に押され、入門を許された彼女はメキメキと頭角を現し、ついに世界チャンプへ挑戦するが・・・。

ボクシングシーンは大迫力。主人公が女性だけあって痛みがビシバシ伝わってくる。鼻骨は本当に曲がってるみたいに見えたけど、CGかな?ジムでのいじめや、チャンピオンに挑戦するためのリング外での駆け引きなど、業界の裏話的な部分も面白かった。

で、後半、物語はさらに深いところへと・・。ミスティックリバーなどでも、非常に複雑なテーマを扱っていたが、ここでも難しい題材が待っていた。クリント・イーストウッドって、いろんなものを提示できて監督としても素晴らしい逸材ですよね。

アカデミー賞作品賞、主演女優、助演男優、監督賞

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2006年04月19日

エイリアンVS.プレデター#520

2004年 アメリカ 100分

いや〜痛快、痛快!作る方もワイワイガヤガヤ楽しんで作ったのでは?双方のシリーズも活かして、企画モノとしては十分に楽しめた。どっちが勝つのか映画公開時にクイズがあったけど、きっと最後は共倒れだとばかり思ってた。引き分けっていう選択肢あったっけ?

発見された謎のピラミッドに派遣された精鋭たち。なんとそこはエイリアンとプレデターの戦いの地であった。どうりでプレデター2にエイリアンの残骸があったわけですねー。で、人類がいないと話にならないんで、(まんま会話が無いという意味。「シューシュー」「フォー」だけで数十分やられてもねえ。フレディVSジェイソンはいちおー人間の形してるからいいけど・・)正確に言えばエイリアンVSプレデターVS人間なわけです。怪物の対決に人間が絡むとすれば、さて有利なのは・・・?

まあ、オチも十二分に楽しめたけど、結末は置いといて、プレデターのかっこよさ(マスクをとる前の)エイリアンの気持ち悪さ、バトルシーンも面白かった。エイリアンの輪切り!とか、フェイスハガーぶった切りとか、エイリアンの血を体につけるのは気持ち悪い儀式だったけどちゃんとストーリー的にラストに繋がってるんですね。

それとピラミッド迷路は「CUBE」っぽかった。一瞬期待してしまったぜー。

見終わって思ったのは、「エイリアン」はやっぱり名作!ってこと。未だに古さもなく新しい作品が作れるキャラですね。

どうでもいいけど、VSの後ろには「.」が付くと決まってるんでしょうか?

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2006年04月18日

13デイズ #519

2000年 アメリカ 145分

1962年10月15日から13日間続いた国際緊張を描いた作品。米ソ冷戦の時代、キューバとソ連が急接近、当時の大統領、ジョン・F・ケネディを中心とした対策委員会エクスコム(国家安全保障会議執行委員会)が設置される。一歩間違えば第三次世界大戦開戦か?という文字通り緊迫の日々を綴る。

JFK兄弟が出てくるので、2人の暗殺に関するエピソードも期待していたが、ここではキューバ危機のみ、まさに13日間だけを限定しているので出てこない。また敵国ソ連やキューバの人物も出ない。JFKとオドネル(ケビンコスナー)そして米軍幹部らにスポットを当てた攻防の記録である。

いよいよソ連艦隊が接近してきて、攻撃開始、ギリギリでソ連軍の方向転換、攻撃指令の撤回という緊迫感を「にらめっこに勝ったようだ」という台詞で表している。

ほとんどの人は戦争を開始するかどうかという判断をする機会なんてないだろうが、冷戦河長く続いた後の転換点ともいえる13日間の緊張感は凄まじかったとこの映画だけでも十分に伝わってくるものがある。ケビンコスナーが核爆弾の夢を見ていたけど、ほんと、うなされそう。


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2006年04月17日

マスク2 #518

2005年 アメリカ 96分

前作のラストで愛犬が拾ったと思われたマスクはそのまま川を流れていったようで、郊外に落ちてた。それを拾うのは別の犬。飼い主は冴えないイラストレーター。マスクを被ると前作同様、不思議なパワーが宿る。会社のハロウィンパーティーで大活躍し、そのまま帰って不妊で悩むママとマスクの人格でアレして妊娠。予想通りできた赤ちゃんはマスクの能力を持って生まれてくる。

さらにもうひとキャラ。マスクの本来の持ち主の神ロキが登場。親方神様に怒られつつ、マスクを取り返しに来る。オープニングは彼の登場シーンだったので、もしや続編はシリアス?!と一瞬思ったが、やっぱしそんなことはなかった(笑)

“マスクと愛犬”と“赤ちゃん”と“マスクの持ち主”という三角関係でやや物語に幅はできたけど、前作のジムキャリーの勢い一本!の方がストーリー展開はスッキリしててよかった気もする。懲りずに3も作って欲しいけど・・・。

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2006年04月16日

スーパーサイズ・ミー #517

2004年 アメリカ 98分

華氏911 #30 のマイケルムーア監督を髣髴させるドキュメンタリー。インタビューやマンガを駆使して訴えかけるが、なんと言ってもスパーロック監督本人が実験台となってマクドナルドメニューを食べ続けるのはド迫力。背景には2002年に肥満症の若い女性2人が起こした訴訟で肥満とファーストフードの関係を立証できなかったことがあげられる。チキンナゲットは鶏のどの部分か未だわからない、とか、成分表が店のどこにも見当たらないとか、なるほどと頷けることから、早いうちにファーストフードを覚えさせてはいけないのに子ども向けの施設やCMはおかしいなどの(ま、こっちも確かにその通りではあるのだけれど)豪快なツッコミまであらゆる部分から糾弾する。

ファーストフードはよくないことはわかっているが、なかなか抜け出せないのも事実でそれはマクドナルドの業績UPが物語っているわけだが、一石を投じるには十分な映画。もっとギャグかと思っていたけど、意外と真剣。大手企業を相手取ってるから、結構な覚悟が必要だったでしょう。マック擁護の意見もあるみたいだが、その勇気と思いには打たれた。

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2006年04月14日

オペラ座の怪人 #516

2004年 アメリカ 140分

言わずと知れた不朽の名作ミュージカル。実は私、この話、知らなかった。てっきりホラーとばかり思ってて、なぜミュージカルなのか不思議に思っていたんだけど、ホラーじゃないやんけー。結構常識が抜けてるトコあるんで、そう思って読んでください。

で、台詞のほとんどが歌。衣装やセットは豪華絢爛。これはやっぱり生でミュージカルを見るか、映画館で大音響大画面で見るべきですね。もしくは生で見た人が家でも見たいとDVDを買う。ミュージカル好きな人にはたまらんでしょうねー。私もにわかミュージカルファンとして、こういう古典はチェックしますわ。今度から。

古典じゃないけど雰囲気がなんか似ている恋に落ちたシェイクスピアなんかもいいかも。


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2006年04月13日

素晴らしき日曜日 #515

1947年 日本 108分

黒澤映画には珍しく、普通っぽい人が主人公で、特に事件が起こるわけでもなく、普通の日曜日を描いた作品。・・でも、最初から狙ってかどうかは知らないけど、この映画の風景、カップルの行動、その当時の戦後の日本を知るためにはかなり貴重なフィルムである。

公園で子どもの野球に一回打たせろ、と乱入。ピッチャー振りかぶった瞬間、牛が通って試合中断。すげー。アジアの国の田舎の景色みたいだ。

焼け野原となった廃屋を喫茶店に見立てて遊ぶシーン、人が周りに集まってハッとしてやめちゃう。こんなボロボロの土地が私の小さい頃にはまだ残っていて、確か工場の跡地だったと思うけどよく基地にして遊んでいたものだ。

主人公のカップルはとにかく貧乏。二人合わせて35円しか持ってない。無料の住宅展示に入ったり、動物園に行ったり、ついには喫茶のお金が払えずに着ていたコートを置いていく。

ラストシーンの野外音楽堂で誰もいないのに指揮者のマネをしようとして挫けてしまうところで、拍手を求めるのだが、これは映画を見ている観衆に向けてフィルムの中から語りかけるという手法だったようだ。あとで気づいた。

当時、こういうカップルは多かったようで、この映画に夢を重ね合わせた方々も多かったということだ。現代に見るのもいろんな意味で興味深い。アパートで抱こうとして涙ぐむシーンなんていいですよね。ほんと、貴重な作品!

ちなみに主演の中北千枝子はゴジラシリーズ製作の田中友幸の妻で、ニッセイのおばちゃん自転車で〜♪のCMの人。主演作はこの作品だけだけど、日本映画界の名脇役として「世界大戦争」やゴジラシリーズなどの他、「ニッポン無責任時代」や他の黒澤作品とたくさん出ている。


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2006年04月12日

東京タワー #514

2004年 日本 126分

タイプの違った主婦2人、黒木瞳と寺島しのぶ。ジャニーズタレントの若いツバメとイケナイ恋に堕ちる。・・・これ、ゼッタイ主婦層に人気だな。私は健全に?嫁とTV放送を見たんだけど、「オメー、自分に重ね合わせてみてるだろー」(実際はもっと恐る恐る・・^^;)と聞いてみた。「まさか、こんな人いるわけないやん」という答え。そう、普通はいないんだけど、ある日突然そういう中に飛び込んでしまったりするんだよねえー。ま、でも、ナイナイ。

というわけで、ありえないと諦めている人も、もしやの千載一遇を狙っている方も、きっといろいろと妄想の世界で活躍しながら見てるんだと思うんだけど、わたしもついつい男の視点で見ちまいました。おいおい。

お上品な黒木瞳と情熱的な寺島しのぶ。どちらも実際にいそうな感じで、どちらにも憧れてしまう面があります。・・・ん??・・が、しかし、この映画、完全に女性の目から見るように作られてますねー。感情移入しにくい・・。主演の男が若くて私と合わないだけの話かな。脳内タイムマシンでウン年前に遡らなくては・・。

で、傍観者に戻りまして見ていましたら、後半ドロドロの展開になってくるくる。このまま昼メロ化するのか?いえ、ラストもそれなりにオシャレでした。2組のカップルの恋の行方はいかに?

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2006年04月09日

わが青春に悔なし #513

1946年 日本 110分

京大滝川事件、スパイ・ゾルゲ事件をモデルにしているが、事件とは別の視点から作られている。まずはリンクから。

wikipedia
京大滝川事件
リヒャルト・ゾルゲ
尾崎秀実

で、映画の設定はフィクションで、滝川事件の滝川教授の美しい娘を巡って2人の男が求愛する。一人は無難に平穏な人生を送れそうだが、もう一人はギラギラした波乱を味わえそう、と、後者の方に惹かれていく。お嬢様育ちであるヒロインは今の自分は生きていない、生きるとは?と自問していくわけである。

ところが、選んだ男がスパイ容疑で逮捕、獄中で急死してしまう。男の生家では村中からスパイのバッシングを浴び、家に篭って外出もままならない暮らしを強いられていた。ヒロインはその家での暮らしを決意する。

原節子マンセー!な映像、表情の変化をアップで追ったり、2つの事件を絡めつつもあくまでも主役はこのヒロインであることを感じさせる。タイトルも彼女の青春を表しているのだろう。黒澤映画で女性が主人公なのも珍しい。

戦争を挟んだ激動の時代にどう生きるかを、学生運動に参加せずに出世の道を選んだ男と、誤解を恐れずに険しい道を選んだ男、そしてその男についていく女の3人を通して提示しているかのようだ。そして「七人の侍」でも見られるような農民の強さも表しているようです。

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2006年04月08日

キル・ビル Vol.2 #512

2004年 アメリカ 136分

キル・ビルVol1 #255を見たのが1年前。インパクトは強かったが、細部は忘れてしまった。

復讐の残りがビルの弟バドとエル・ドライバー、ビルの3人。バドは落ちぶれてフツーの人になってるんだけど、いきなりやられちゃう。奇想天外!で、生き埋めにされて思い出す、カンフーの達人との修行。そして墓場からの復活! Vol1ほどではないが、自分ワールドですねえ。タランティーノ監督!

次に眼帯美人のエル・ドライバー。Vol.1ばりに戦うんだけど、1のキャラが濃すぎてなんかフツー。1で飛ばしすぎた??でもって、さんざん盛り上げたはずのビルとの対決もなんだかよくわかんないまま終わっちゃった。タイトルがキル・ビルなんだから・・・もうちょっと・・・。本当に理解しようと思ったら1と続けて見るべきだったかな。1で腹いっぱいになっちゃって・・。でも2を見ないのもなんとなくひっかかていたので・・・。

10年後、この映画の評価はどうなっているのか、ちょっと気になったりもする。

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2006年04月07日

レディ・ジョーカー #511

2004年 日本 121分

昭和事件史に残る「グリコ森永事件」をモデルに高村薫が小説にした同名小説の映画化。グリコ森永事件って「かい人21面相」でキツネ目の男に似た宮崎学を世に出したことくらいしか覚えてないんだけど、未解決事件のはず。それがいきなり犯人側から登場するので最初はなんのこっちゃわからなかった。

で、いろいろと調べてみると犯人の目星はついていたようだが、犯人に迫る糸口はあらゆる手段で潰されている。誘拐された江崎社長の証言の少なさ。新興仕手株集団総帥の死。数年後、犯人がわかったと言っていた新聞記者の襲撃死。おいおいその前に逮捕できなかったのか?

映画の中でも犯人が事件を利用して株で一儲けしたというエピソードがあるが、イースト・プレス社の「実録!株式市場の錬金術師たち」にもグリコ森永事件と、投資ジャーナル事件、豊田商事事件、はたまた日航機墜落事故との関連が述べられている。



うーん、なんだかきな臭くなってきた。映画の中では刑事も犯人グループの一人だった(この人を吉川晃司が好演!ヨゴレ役似合うねー!)けど、結構大きな組織ぐるみの犯罪なのだろうか?それとも映画のような数人の競馬仲間の仕業?さらに映画では部落差別の問題にも触れられていて盛り沢山!小説も合わせて読まないとわかんないかもしれない。せめてネットで予習してから見たほうがいいかも。


posted by 映画のせかいマスター at 20:05| Comment(2) | TrackBack(1) | ら行映画(17)+ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする