2006年07月07日

最後の自画像(原作「駅路」)(松本清張TVドラマ) #579

1977年 NHK 69分

日本映画専用チャンネルで松本清張サスペンスやっていたので見てみた1977年の作品。原作はかなり短い短編で、どちらかというとサクサク進むんで一読してもあれっ??って感じであまり印象に残っていなかった。このドラマ版はそのへんをしっかり描いていて、完成度は高い。向田邦子脚本、和田勉演出ということだが、流石一流どころの仕事は違うものだ。

原作との違いは、いしだあゆみ演じるヒロインである被害者の愛人を生かしておいたこと。(原作では病死している)こっちの方がわかりやすいし、感情移入もしやすいってもの。ちなみに被害者の趣味であるカメラで撮った写真が出てくるが、露出度高いセクシーショットっす。NHKでいいのかな?

で、ゴーガンの絵のエピソードを絡めつつ、ゴーガンには絵があった、被害者には愛人があった、なにかがあるとはいいことだ、と自らを振り返る刑事。ラストの演出も渋い!僕には理解できませんねーと語る若手刑事は松方弘樹の弟目黒祐樹。そっくり!

ドラマを見て原作の良さを見直し、原作を読んでドラマのよさを見直す、そんな秀作。TVドラマも侮れませんね。

松本清張TVドラマ

posted by 映画のせかいマスター at 06:29| Comment(4) | TrackBack(1) | 松本清張 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする