2006年08月12日

翔んだカップル #612

1980年 日本 104分(オリジナル版1982年 日本 120分)

学生時代見てヒジョウに印象深かった映画。相米慎二監督の醸し出す「間」がいいんですよね。アイドル映画っぽくないけど、薬師丸ひろ子の良さはメチャクチャ出てるし、逆に言えばアイドル映画なのにしっかりした作りと言いますか・・・。

原作は少年マガジン連載。勇介と圭ちゃんのその後はつい最近まで続編が作られてて、別れたりくっついたりしてるみたいだから息の長い超人気漫画といっても過言じゃないですね。もちろんこの原作もベタなところはありますが、今読んでも十分面白い。何年か前、友人宅に泊まった際10巻までイッキ読みしちゃった。

で、この映画も今見たら、やたら詰め込んでて終わり方も唐突なような気もしなくもないが、やっぱり青春の映画なんですねー、永遠の。良かったっすよ。

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2006年08月11日

その男、凶暴につき #611

1989年 日本 103分

北野武監督のデビュー映画。見てる方が気持ち悪くなるような暴力シーンばっかりだった記憶しかなかったが、見直すとちゃんとストーリーがあった。体裁ばかりを整える世の中(象徴してるのが佐野史朗の警察署長)に、立ち向かっていくイチ刑事のたけし。

ただし、一体何を考えているんだかさっぱりわかんない。でもそんなもんかもしれない。正義感溢れる毎日を送ってる刑事より、たまにはゲーム喫茶で遊んで、後輩にお金を借りてる刑事の方が現実感がある。ん?なんか失礼なこと書いたかなあ??

で、彼には薄弱な妹がいて(川上麻衣子)、彼女をも守ろうとしているようにも、彼女に自分の姿を投影しているようにも見える。

そして巨悪な事件が明らかになる・・。悪人はすべからくひたすら自分の利益だけを狙っている。自分が助かるためには人を殺しても構わない、人が死んだら自分はのし上がる、狡さ、賢さはラストシーンに引き継がれていく。

たけしは素のような演技のような不思議な刑事を演じているが、これがのちのち国際映画賞を取るまでになるとは思わなかっただろう。

最初の中学生を殴ってるシーンはついついタケチャンマンの歌を思い出してしまった!「♪強気を助け、弱きを憎むT!A!K!E!」ってねー

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2006年08月10日

担え銃 #610

1918年 アメリカ 25分

チャップリン映画に戦争モノが多いのは、時代が時代なだけに仕方がないが、この映画は第1次世界大戦最後の年に作られている。さすがに真っ最中に茶化すような映画を作るのは大変だったんじゃなかろうかと邪推。

全体としても短編だが、中身も細かく区切られていて、訓練→最前線へ→逃げ遅れた少女を救出とテンポ良く進んでいく。

なかでも笑えたのは、木人拳?ごとく、木に扮して敵をノックアウトするところ。木を切ろうと斧を持ってくる敵陣営を次々なぎ倒すパントマイム風の動きに見ているこっちも笑いでKOされちゃった。

あと防空壕の中の生活。隣の兵隊にいじわるするところ。そもそも洪水で体中水に浸かっても平気で寝てる兵隊に水を掛けたり、火を点けたり、とやりたい放題。

それから空爆で壁が無くなった家のドアの鍵を閉めて浸入!して寝てしまい、少女に介護される途中で目が覚めたのに寝たフリ・・とかね。少女はもちろん エドナ・パーヴィアンス。

それと、最後に再会する兵隊が チャップリンの義兄弟シド・チャップリン(だと思う)。

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2006年08月09日

スウィングガールズ #609

2004年 日本 105分

爽快!評判がいいのは知ってたけど、本当に良かった。万人受けする映画では?
田舎の風景とユルいキャラたちがマッチしててテンポ良い進行と笑えるエピソード満載であっという間の105分だった。

楽器を手に入れて、やっと目標が出来るまでは、なんといい加減な人たちばっか・・!って感じだったけど、だんだんと真剣な若者の姿が映し出されて・・・。うまくなる過程が数カットであっという間なんだけど、最後の演奏を聞くと、これかなり練習してるんだろうなあ、ってのが否が応でも伝わってきた。努力根性は絶対あったはずなんだけど、映像の部分ではあっさりしてて良かったかもしれない。

「 ウォーターボーイズ」の監督・製作チームで送る青春映画。東北学生音楽祭はその後実際に開催されたらしい。

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2006年08月08日

男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 (男はつらいよ25)#608

1980年 日本 104分

ネズミ小僧の夢でスタート。とらやでは社長が税務署に入られて嘆いてる。花見に行こうとしたとらや一行、さあ出発という時に兄帰宅、いつものようにひと悶着、出て行こうとしたところにリリーからの速達が。沖縄で入院中の報を聞き、早速沖縄へ飛ぼうとするが・・。実は寅さん高所恐怖症、空港で駄々をこねる。スチュワーデスに見とれて何とか機内へ入るものの、出てくるときはフラフラ、車椅子でバスへ・・というテンポ良いギャグで舞台は沖縄へ・・・!

マドンナとしてリリーこと浅丘ルリ子が3度目の登場。カメラは軍用機が飛び交って沖縄の観光地や人びとの暮らしを映し出す。寅は沖縄の暑さにヒーコラ言いつつ、電信柱の影に隠れながらも退院したリリーと一つ屋根の下で暮らす。沖縄の豊かな土壌でこのままうまくいくかに思えたが、貯金が底を尽き、仕事、所帯、夫婦という話になったら、寅さんテレたりひるんだりで、ついに喧嘩に・・。

寅はゆきだおれて帰宅(笑)、そしてリリーも東京へ戻って二人は再会。リリーの気持ちに気付かなかった寅はついにプロポーズするのであるが・・・。

・タコ社長の車で博が寅を空港まで送るが、これが廃車寸前のボロ車。スタッフがスクラップ工場から見つけてきたらしい。
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2006年08月07日

フランケンシュタイン対地底怪獣バラゴン #607

1965年 日本 90分

先に見てしまった「フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ」は続編というよりも姉妹編。登場人物はほぼ同じだが、役名が違う。水野久美になついてる理由はこっちで明かされているんで、できればこっちから見た方が良かった。

この映画ではフランケンシュタインは人間がやってる。どっちかと言えばフランケンと言うよりも野獣って感じ。どう見てもバラゴンの方が強そうだ。口から怪しげな光線を出す(まともに喰らってもビクともしないフランケン最強!)。ただ顔は可愛らしいぞ〜!最後はスリーパーで締め落とされる。地底に埋まっていくのは共倒れを狙ったのか??

場面場面でフランケンの大きさが変わってるような気もするのと、フランケンの顔怖すぎる(笑)のを除いて話はなかなか面白い。夜歩く手首は最後どこにいったんだったっけ?続編でガイラになる、って話だったかな。忘れちゃった。とにかくゴジラ以外の怪獣シリーズの中では、上位に入る映画であることは間違いない。


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2006年08月06日

キネマの天地 #606

1986年 日本 136分

いつ階段落ちがあるんだーと思ってみていたら、それは「鎌田行進曲」だった。確かにかぶってるけどボケすぎ〜!

松竹50周年記念作品というだけあって、開業当時の松竹活動写真のエピソードがたぶんに含まれている。豪華キャストも参加して記念碑的な映画だ。ストーリー(脚本)もグッドで申し分ないんだけど、新人で主役に抜擢された有森也美さん、あまり代表作がないまま今何してるんだろう。よかったのにねえ。

話はサクセスストーリーで、脚本家を目指す中井貴一が、最初は松本幸四郎に散々に貶され、堺正章にギャグにされた脚本に入れ替えられつつ、思想家の友人に巻き込まれながら最後はヒット作に辿り着く。そしてその作品に主演するのが、中井貴一が新人の頃世話した有森也美。こっちも台詞がうまく言えなかったりプレイボーイの男優に誘惑されたりしながら大女優に成長していく。そして彼女を陰で支える父親の渥美清。近所の倍賞千恵子とともに渋い役どころ。他にも寅さん出演者や松竹常連のスターが大挙出演してる。

しかし当時の映画製作って熱かった!サイレント映画で、上映時は落語家風のおいちゃんがナレーターで台詞を語ってるにも関わらず、台詞の言い回しの細部にまでこだわって撮影している真剣さが伝わってくる。

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2006年08月05日

虚飾の花園(原作「獄衣のない女囚」)(松本清張TVドラマ) #605

1971年 日本 71分

原作は「高台の家 文春文庫」に他一作品と収録されている中篇。東京青山の近くの中年の独身女性ばかりが住む高級マンションで起きた殺人事件。被害者はマンションの住民の
知人。

元トップモデルや花嫁学校講師の裏の姿を描きつつ、誰もが動機があるように思えるこの事件は意外な形で解決を見る。

どちらかというと推理色の強い作品だったが、そこそこ楽しめるもののインパクトにはやや欠けた。評価するのは原作を読んでからにしよう。

松本清張TVドラマ

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2006年08月04日

息子 #604

1991年 日本 121分

田舎に残る父三国連太郎、都会に出て行った息子たち。一人暮らしの父を残しておけないと、都会の狭いマンションで同居しようとするが、なかなか同意しない父。長男には心配されて親子が逆転してるんだけど、次男永瀬正敏になるととたんに親の顔になる。親はいつまでたっても親でいたいんだろうねえ。その対比が面白かったんだが、これ実は深刻な問題。社会問題でもあると思う。死んで数日発見されなくても別に構わない、というのは生き方として本音だろうが、残された家族の身になるとそうも言っていられない。いつかは起こる親子の逆転、どう乗り越える?という視線で見てしまった。

原作は椎名誠だそうで。意外。『倉庫作業員』というのが原作の題。倉庫で作業してる聾唖のヒロイン和久井映見にスポットを当ててる話かな。


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2006年08月03日

クローサー #603

2004年 アメリカ 103分

女流カメラマンのジュリア・ロバーツ、ジャーナリストのジュード・ロウ、ストリッパーのナタリー・ポートマン、医者のクライヴ・オーウェンの4人が、偶然の出会いと別れを繰り返しながら相手をとっかえひっかえする話。大人の恋愛映画とはこういうものを指すのだろうか?私にはさっぱり理解不明。この映画にステキなレビューを書ける大人になりたい・・・・。

ただ出演者はよかったです。ナタリーポートマン、とってもキュートで、セクシーなシーンも満載。ジュリア・ロバーツも自分の領域を作ってますね。
今日は以上!
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2006年08月02日

東京湾炎上 #602

1975年 日本 100分

開始早々 仮面ライダー1号、藤岡弘の濃いラブシーン。ドン引き〜!なんとなく最初の10分で外した予感が・・・。

ところが。

タンカーの爆発により東京湾に原油が流出し、揮発した空気が炎上、東京どころか首都圏全てが死の町になってしまう、という件からは、だんだんと緊張感が高まっていった。今までのパニック映画が、被災が起きた、さてどうなる・・?というのに対し、被災が起きたらこうなる、そして今にもそれは起きそうだ、という視点から、タンカーを守るべくテロリストと戦う乗組員に日本の未来を賭けることになる。

喜山石油コンビナートが炎上するという映画の特撮シーンを実際の映像に見せかけてVTRで流し、犯人たちを欺こう、という「スピード」みたいなトリックを思いつく。結局現場に雨が降り出してばれてしまう(その前に気づけよ〜!)が、見えない敵と捜査本部のバトルもまた緊張感のあるものだった。時代のせいか、??な部分もあるが、これ今ならもっといい作品になるのでは?「日本沈没」の次はこれをリメイクだ〜!

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2006年08月01日

宇宙大怪獣ドゴラ #601

1964年 日本 81分

国際宝石ギャング団と、それに絡むヘンなガイジン、そして追う刑事。大怪獣であるはずのドゴラは・・・なかなか出てこない。透明人間風に酔っ払いを浮かせたり、ギャング団を浮かせたり、煙突をちぎって浮かせたり・・。もしかしてお茶目?

ストーリーは刑事の夏木陽介とダイヤGメンのダン・ユマ、強盗団との三つ巴の宝石を巡る駆け引きを中心に進む。

ボンドガールの若林映子、姿三四郎の藤田進、と豪華キャスト、ストーリーもよく練られていると思うが、惜しいのは怪獣がアメーバ状で無味乾燥であったこと。ゴジラのように目鼻口があって感情もありそうな感じの方がおもしろい。

posted by 映画のせかいマスター at 06:20| Comment(0) | TrackBack(3) | あ行の映画(43)+ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする