2006年08月17日

遥かなる山の呼び声 #615

1980年 日本 124分

この3年前に作られた「幸福の黄色いハンカチ」と合わせて見ると、実に感動!です。最初は「幸福の〜」のテンポの良さに比べてちょっと間延びしている感じがするのだが、ラストに行くに連れて、どんどん盛り上がっていく。武田鉄矢や渥美清、ハナ肇らのゲスト出演も決して顔見せではなく、特に武田鉄矢が姉である倍賞千恵子を訪れる帰りの車の中で、彼女の不幸な境遇を想って涙するところは、より物語を具体的にしていく。

「幸福の〜」と「遥かなる」はもちろん違う話であるが、続きになっていてもおかしくはない設定が随所に見られる。前述の武田鉄矢はフラれてばかりだったのがやっと結婚し(車にmarryiedと書いてあった。笑)、奥さんと幸せになっている。ああ、「幸福の〜」から時を経たんだなあ、と思い耽るが、実は高倉健が逮捕され、網走刑務所へ運ばれた後、ドラマが待っている。すなわち、釈放された彼が、中標津の倍賞千恵子の元を訪れていくということを連想させる黄色いハンカチ。実は「幸福の〜」が「遥かなる〜」の続編に当たるというドラマの逆走を確信するのである。無論、別個の話なので続編であってもなくても構わないのだが、そこは思い入れのある方のみが楽しめるボーナスだろう。


posted by 映画のせかいマスター at 05:07| Comment(0) | TrackBack(1) | は行映画(37)+ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする