2006年09月02日

男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎(男はつらいよ27) #629

1981年夏 日本 104分

竜宮城の浦島寅さんの夢からスタート。なんとマドンナ松坂慶子が夢にも登場。シリーズ中初めてでは?さらにこの夢はあとを引き、工場の経営に苦しむタコ社長に夢の報告をしてしまい喧嘩になる。その日の夜帰りが遅いタコ社長を流石に心配になって源と探し歩く寅。飲んで帰ってきた社長と口論になりつつ、心配してもらえる人がいていいねえ、と言い残しあくる日旅に出るのである。

そして瀬戸内海。墓参りしているふみ(松坂慶子)に声を掛け、しばし談笑後、2人は大阪で再会する。芸者をしているふみには唯一の親族である弟がいて、寅と共に会いに行くがなんと先月この世を離れていた・・・。そして置手紙を残し去っていくふみに「男は引き際が肝心」と大阪を離れる寅。

ここで、今回の日本の名優との共演の名シーンが見られる。芦屋雁之助だ。裸の大将シリーズは私的には寅さんのTVドラマ版のようなものだったので、並んで歩く姿は感動だった。関東では別れ際が肝心と言うが、大阪の雁之助は「男は阿呆と言われても地獄の底まで女を追いかけるべきだ」と言う。ちなみに雁之助の経営するホテルのロビーでくだを巻いているのは2006年に津川雅彦監督で映画化された「寝ずの番」のモデル、笑福亭松鶴である。マキノ家つながりでマキノ佐代子さんもチラッと登場。第31作からは「工場のゆかりちゃん」としてレギュラー出演することになる。

大阪で一度別れて、このまま終わりでも良かったのだが、ふみはとらやにやってくる。結婚の報告をするために・・・。「人の気も知らないで・・」と2階でつぶやく寅次郎。そしてラストは対馬に会いに行く。松坂慶子の涙は二人の結ばれなかった恋を表現している。せつなさを笑いで覆ういつもながらの名作でした。

ついに2位に!ありがとうございます。一度は1位を見てみたい。お力をお貸しください。
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ラベル:男はつらいよ
posted by 映画のせかいマスター at 05:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 男はつらいよ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする