シリーズ第9作目。8作目からはややシリアスに、ということだったが、今まで同様ギャグもふんだんに入ってる。そもそもトラック野郎たちの現状(法に従うと十分な稼ぎが出来ない)を社会風刺した映画ではあったが、今回の特にノサップ(地井武男)の生い立ちは、国の政策の遅れがもたらした悲劇である。国がやってくれないので自分たちで会社作って環境整備を始めた、やっと軌道に乗り始めたら国が参入してきて会社が倒れる・・・。
マドンナの小野みゆき、ライバルの地井武男となんか濃い(笑)さらにせんだみつおがレギュラー化していたのに驚いた。トラック野郎ご用達の食事店にインベーダーゲームを置いて一攫千金を狙うが・・・。
というわけで、10シリーズ中5作品を見たんだけど、夏公開なので東北や北陸のきれいな自然をバックにトラックで移動するドライブの楽しみと、一人旅とは言うものの、行く先々でトラック野郎が集う関所?で仲間たちとの食事なども面白かった。この映画がこれだけ評価されたのも、そういった楽しみや不満を全国のトラック野郎に代わって代弁したことにあるだろう。
そういえばちょっと前、トラック野郎と飲み屋で仲良くなってスナックに行ったとき、「一番星ブルース」歌っていたなあ。
偶数回の冬篇も機会があったら必ず見てみようと思っている。
昨日貼り忘れたけど現在3位!肉薄中!!ありがとうございます。

ラベル:トラック野郎