2006年09月11日

男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋(男はつらいよ29)#638

1982年夏 日本 110分

宿をお世話になった旅人がお礼にふすまに絵を描くとそこからおとぎ話風の夢からスタート。今回は最初に柴又に帰ってこない。旅先で出会った爺さん片岡仁左衛門の草履を直してあげて団子をご馳走した寅はそのお返しに、と高級料亭で食事をおごってもらって目が覚めたら爺さんの家だった。その爺さんこそ日本有数の陶芸の大家だった。19作目の男はつらいよ 寅次郎と殿様#470や、17作目の男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け#466に似た流れで、陶芸の先生の家に泊めてもらう寅次郎。弟子の柄本明と女中かがりさん・いしだあゆみと日々を過ごす。そんなある日、かがりの結婚予定だった陶芸家が別の娘と結婚することが決まり、先生にも怒られたかがりさん、故郷の丹後半島へと戻る。先生のお願いもあって寅はかがりさんの元を訪れる。

最終の船に乗り損なってしまい、寅さんかがりさんの家に泊めてもらうんだけど、晩酌のシーン最高!娘は寝て、親は出て行き、2人だけになってお酌するシーン、日本酒をぐいっと飲むいしだあゆみ、なんだかセクシー。寝たふりをしている寅の横を通って窓を閉め、電気を消すシーンまでいつ狼に豹変してもおかしくないシーンの連続である。BGMも手伝ってシリーズ中最も何が起きてもおかしくないシーンに見えたのは私の心が歪んでいるせいかな。

そこを禁欲で乗り切り、船の別れをする二人。この港町の船が直接家の中に収納されるロケーションいいですね。

ここでやっと柴又に戻ってくる。が、本人しばらく登場ナシ。久々の恋の病に倒れ二階で静養中である。さすがに今回は堪えた模様。満男に「お前ももうすぐ恋をするんだな。可哀想に」と。
で、いつまでたっても寝てばっかりの寅に一同だんだん怒りが爆発、喧嘩になって出て行こうとしたところにかがりさん登場。そっと寅に手紙を手渡す。鎌倉のあじさい寺で待ち合わせ。寅は満男を連れて行く。黙って座ってる二人。そして今回も・・・。

シリアスな部分もあり、寅さんも久々に恋の病で寝込みました。寅さんのつらい気持ちも痛いほど伝わってくる作品。

ラベル:男はつらいよ
posted by 映画のせかいマスター at 06:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 男はつらいよ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする