2006年10月08日

男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎(男はつらいよ33)#652

夜霧にむせぶ夢からスタート。しっかりマドンナ中原理恵が歌で出演。霧は劇中でも北海道の雰囲気をよく出すのに使われている。

柴又では満男が中学生になり吹奏楽部に入った。友達から1万円で中古のフルートを買う。寅さんは前半は帰ってこないパターン。最初は盛岡。久々登場の登(秋野大作)と再会し、家(これがまた観光名所の橋のすぐそばに・・!)を訪れるが、堅気の生活をしている登に義理だててすぐに帰る。なぜ今さら登が再登場したのか、シリーズものとして登のその後を気にしているコアなファンへの報告もあるんだろうけど、実はこの作品の真ん中くらいにマドンナ風子(中原理恵)にほとんどの渡世人がそこそこの女を見つけて堅気の生活に戻る、残るのは俺のようなバカばっかりだ、と話すシーンに繋げている。

で、北海道。寅さんが珍しく散髪しているところへ、理容師の免許を持つ風子が働き口を探しに現われる。マスターは人見明。この人もよく出てくる名脇役だ。街角で会った二人は食事→宿と流れるが、そこに相部屋の佐藤B作(役名は福田栄作。芸名みたいな役名 笑)が現われて、三人の旅が始まる。寅次郎相合い傘のような北海道のロードムービーを期待するが、B作さんの別れた女房が幸せに暮らしているのを見て、あっさり旅は終わる。

そして柴又。風子は北海道で会ったサーカスの男(渡瀬恒彦)に付いて上京。病に倒れて寅さんを呼ぶ。寅さんは渡瀬恒彦に風子から手を引け、と正面から対決!するんだけど、結局この渡世人の三人、誰も結ばれずに終わる。

後日談がいつもより長く、風子の結婚式で北海道の山の中、クマに襲われる寅さん、というどこかで聞いたことがあるような展開に。このままクマに食われて・・というのは世間が許さないんだろうけど(笑)

タコ社長の娘あけみ役で美保純が初登場!1作のみのゲスト出演っぽく見えるが、人気が出たのか続けてしばらくレギュラー出演することに。アドリブ満載で大胆な演技がよかったのかな。

ラベル:男はつらいよ
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2006年10月06日

霧の旗(松本清張ドラマ) #651

1977年 日本 95分

山田洋次と倍賞千恵子で映画化されたり、テレビドラマでは何度もリメイクされている松本清張原作の名作。これはなんと言っても原作がよいですね。清張で言えば「黒革の手帳」や「わるいやつら」など悪人が主人公の話がありますが、この話に限っては誰も悪人に思えない。それなのに一番えげつない!!

主人公の冤罪で獄中死してしまった男の妹は、原作ではそこまでやる執念はなんなのか、いまいちピンとこなかったが、山口百恵がやるとなんとなく肩入れしちゃうってこともあって納得してしまった。陰のある女性役よかった!当時はそれでも子どもっぽくて、この役をやるのは時期尚早という話もあったそうだ。今見たら全然OKですけどね。あっさり引退しちゃって全く姿を見せないのは惜しい!

弁護士役の三国連太郎、事件を追う三浦友和、兄の関口宏(100人に聞きましたの少し前かな)など配役にも力が入ってる。概ね原作どおりだが、ちょっと違った展開を示唆するラストも・・・。またリメイクされたら見逃さないようにしようっと。

松本清張TVドラマ

ラベル:松本清張
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2006年10月05日

ソウ2 #650

1作目がとてもよかった。2作目も当然期待して見てたが、2作目にありがちなハズレでも私は許せると思うくらい続編は楽しみだった。で、結果。期待を裏切ることなく、1作目の良さも引継ぎ、2作目のオリジナルも入れつつそしてさらには続きを予感させるラスト・・・!

以下ネタバレ無くしては語れないので、ネタバレNGの人は見ないでください。

あの部屋がああなってて、あの人たちがああなってるとは思いもよらず。ジグソウは開始早々捕らえられてしまうし、あの設定をした以上、ああなってしまうのは仕方が無いことであるが、まさかああいう続きにつなげるとは・・・。そしてそのために出てきたとも言える刑事。だんだん事件の核心に迫っていくのだが・・・。

前回とは部屋の数も人の数も増えた監禁場所、そしてモニターの数々。中の人々は「CUBE」ばりになぜ自分らがここにいるのかの謎に迫り、そして仲違いしていく。外の人、これもまた手が出ず、ゲームに飲み込まれていく・・・。

うーん、またまた深い。この続編もまたあらゆる解釈ができるのであろうが、これからネットで検索してみよう。

ソウ #504
ソウ2 #650
ソウ3 #1040

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2006年10月04日

エディタ.JP

今年の6月に登録したエディタ.jp、リンクサイトでもあるまるっと映画話の奈緒子と次郎さんを編集委員に迎えて、どんどんと記事が増えてきました。
このサイトです。

これはedita@という無料サービスを利用したものですが、簡単に毎日の作業もなく、ブログを更新すると勝手に更新されるので楽チンです。更新最初の目的である「映画のせかい2」と旧ブログ「映画のせかい」を結ぶ目的も達成し、ここ「映画のせかい2」も記事数が増えてきて管理が面倒なのでそろそろ別の新しいブログ「映画のせかい3」でも立ち上げようかと思案中です。300超えるとどこに何があるのかわかんなくなってきちゃいますからねえ。エディタがある限り、何度ブログを移動しても一つのまとまったサイトは健在ですから。ついでに私の別館の読書系のブログも合体させちゃおうかなあ。

で、自分だけの夢のポータルサイトは完成したんで、せっかくだから編集員を増やして史上最強を目指すのもいいですよね。今まで唯我独尊でやってきたので、もっとブロガーの皆さんと交流しなければ・・・。

というわけで、SNSの次はこのサービスで燃えちゃいました。なかなか面白いですよ。みなさんもブロガーを集めて自分の好みの話題でオリジナルポータルサイトを作ってみませんか?
posted by 映画のせかいマスター at 14:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎(男はつらいよ32)#649

1983年冬 日本 105分

寅さんが帰ってくると、見合いの話が持ちきりなんだが、誰も本人に気付かず、ニセ寅さん(レオナルド熊)が登場!っていう夢からスタート。起こしたのはレオナルド熊。相方の石倉三郎も後半蕎麦屋の出前持ちで登場するんで、コントレオナルドの絶頂期かな。

話は寅さん柴又に帰らない新パターン。博の父親の3回忌で備中高梁に墓参りに行く。その帰り際、酔っ払った和尚の松村達雄と出戻り娘の朋子(竹下景子)に出会いそのまま泊めてもらう。翌朝、朝食を誘われるが「キリがありませんから」と断る寅だったが、急遽二日酔いの和尚のピンチヒッターで法事へ行くことに。寺の前で育ったから、と怪しく笑わせながら(ほとんど行商の話と同じ^^)、無事大役を務める。

その後もついつい寺に居ついてしまい、法事に参加する寅さん。ついに朋子との縁談話が街を駆け巡る。結婚するには坊主にならねばならぬ、と帝釈天の御前様に修行に戻る。

一方、和尚の長男中井貴一は大学にも行かず趣味のカメラに熱中、学費を使い込んだことからついに家を追い出される。恋人の杉田かおる(若っ!19歳です)が東京へ追いかけてとらやで落ち合う。

そして修行も三日坊主で逃げ出した寅さんの元に朋子が訪れ・・・。

かなりいい感じの二人だったが、柴又の駅のホームのシーンはなんとなく定番となった別れのシーン。のちのシリーズで3度別の役で出てくる竹下景子との最初の?別れだ。なんとなく山田洋次監督の竹下景子への信頼感がにじみ出ている1作でした。

さて、見どころはいろいろあるのだが、まずは二代目おいちゃん松村達雄。寺の和尚役で何度目かの復活。シリーズには欠かせない存在ですね。

それから博の兄弟シリーズ。残念ながら父親役の志村喬さんは 前年1982年に亡くなってしまったが、8作目の博の母の葬式の流れと全く同じキャストが登場。父親の家が映るが、8作目のときはSLが背後を走り、本作では同じ構図で電車が走ってる。凄いこだわり!博の兄弟は相変わらず仲が悪く、遺産で喧嘩になるが、ラストの後日談で、博は遺産をタコ社長の工場に寄付してることが判明。お礼に、と社長が満男に買ってあげたのはなんとパソコン。初期の頃のやつでしょうね。冒頭で喧嘩してた社長と博の仲直りも含めて演出凝ってる。そしてさくらの家に届いた年賀状で瀬戸内海にいる寅さん。再婚したレオナルド熊とばったり再会、洗濯物干したままだった、という台詞から、家族3人の洗濯物干しが映って終了。あの洗濯物、なんだか情緒があってよかったです。ハイ!

ラベル:男はつらいよ
posted by 映画のせかいマスター at 07:55| Comment(4) | TrackBack(2) | 男はつらいよ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする