1990年 アメリカ 162分
前2作がアカデミー作品賞なんでかなりのプレッシャーだったと思うが、15年の歳月をかけたと言われるフランシス・コッポラ監督、マリオ・プーゾ脚本の純粋なる第三作!
マイケルがNYでコルレオーネ財団として地位も名誉も手に入れた。しかし大事にしてきたはずのファミリーは決して順調とはいえなかった。その陰には兄フレド・の暗殺も尾を引いている。そしてソニーの息子、ビンセント(アンディ・ガルシア)が、ジョーイ・ザザと揉め始めたことから一変していく。
オペラ劇場で迎えるクライマックスは壮大で、かつ物語の終焉に相応しい。ゴッドファーザーは ドン・ヴィトの物語からマイケルの物語へと引き継がれていくわけだが、冒頭の抑えた低い声のナレーションといい、やや老けメイクと言い、マイケルの一生と終焉は実にリアルであり、長期的な視線から描いた力作だ。
出来栄えは三作連続のアカデミー作品賞でもおかしくはない(ちなみにダンス・ウィズ・ウルブズが受賞)ほどである。アンディ・ガルシアで第4作目・・は無いんだろうなあ。
ゴッドファーザーシリーズ
ゴッドファーザー #551
ゴッドファーザーPART2 #561
ゴッドファーザーPART III #658