2006年12月10日

満員電車 #698

1957年 日本 99分 市川崑監督

高度経済成長の日本に、右へ倣えで満員電車に乗り込まないと置いていかれてしまう、という視点から、一気に加速する日本経済の有様を皮肉ったコメディ。

最初の大学の卒業式から、なぜか雨の中外で記念撮影する。一斉に傘を差し、一斉に閉じる。傍から見たらおかしな集団心理だが、本人たちは気付かない。この大勢の人々が作中何度もこれでもかとばかり出てくる。そんなにいないはずの(笑)人ヒト人。

当時ラッシュアワーとか満員電車があったのかどうか知らないので、どこまでリアルなのか計り知れないが、現代でも一流大学入って一流企業に入って・・という満員電車に乗らなければ人生に非ずといった風潮が消えていないわけで、非常に先読みしたテーマだとは思う。

が、だんだん後半、笠智周が精神病院に入ったり、(キ●ガイ発言連発!TVじゃ放送されないでしょうね)話も暴走してきて、面白いんだけど、真面目に見る話でも無いような・・・。

主人公は探検隊長のいけいけ川口浩!市川昆作品に良く出てる船越英二や、そうなんですよ川崎さん(古いけどザ・ぼんち)の川崎敬三なんかが出ててキャスト的にもおもろいです。

ちなみに満員電車の吊り広告にはこの映画のCMが。。満員電車!もうすぐ封切りだって。

ラベル:市川崑
posted by 映画のせかいマスター at 20:22| Comment(0) | TrackBack(0) | ま行映画(17)+ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする