2006年12月22日

アマデウス #709

1984年 アメリカ 160分

宮庭音楽家アントニオ・サリエリの回想で、モーツァルトの生涯を描く作品。モーツァルトは1756年生まれ、1791年没、わずか35歳にしてこの世を去った。その死や生涯は謎にみちていて、この映画の冒頭では、老いぼれたサリエリが「モーツァルトを殺したのは私だ」と告白している。ウィキペディアによると、1820年頃サリエリがモーツァルトを毒殺したという噂が流れていたようで、事実かどうかについては死亡当時は誰も信じていなかった。

映画の中ではモーツァルトはやはり天才!物凄い才能を発揮するが、ちょっと風変わりな性格だったり、女の子を追い掛け回したり、ヘンな高笑いをしたり、変わった人物だ。しかし皇帝ヨーゼフ2世(マリア ・テレジアの息子、マリー・アントワネットの兄)に楽曲を教えるサリエリの目の前でその曲をあっという間に書き換えて弾いてみたり、初稿にして一回も書き直しの無い楽譜を書き上げていたり、その凄さはしっかりと描かれている。

しかし当時禁止されていた「フィガロの結婚」のオペラをモーツァルトが戯曲化していることをサリエリが密告したあたりから、だんだんと変わっていくモーツァルトのその姿、そして一見操っているようにも見えるし、支えているようにも見えるサリエリの姿も含めてドラマティックに展開していく。

ラストのサリエリもまた壮絶で、確かこの映画が最初にテレビで放映された日の翌日、この映画を観た人が誰かを殺したとか自殺したとかいうニュースがあったんですけど、それほどの衝撃作には違いないと思っています。

posted by 映画のせかいマスター at 07:28| Comment(6) | TrackBack(4) | あ行の映画(43)+ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする