2006年12月31日

たそがれ清兵衛 #718

2002年 日本 129分

今年公開の「武士の一分」など今では珍しくない山田洋次監督の時代劇だけど、これが一発目。藤沢周平の短編時代小説3作を基に作ってある。さながら黒沢映画のようだ。と比べると語弊がありそうなので、以後は比べないことにします(笑)

舞台は幕末、今までの時代劇と違って、主人公は呆けた母と幼い子どもを持ち、妻を亡くしたやもめである。でも実は剣の達人、それっぽさをすっかり消しているところが凄いのだが、自分の剣の腕にはそれなりに自信があるようだ。とは言え、もう剣の時代ではないこともうすうすわかっている。武士を辞めて農民になろうとしてる。そこへ幼馴染の宮沢りえが現れて・・・。

このままほのぼのした時代劇で終わるかと思いきや、最後に壮絶な戦いが待っていた。死別した娘の骨をボリボリかじる侍、家の中に閉じこもってしまった彼を殺して来い、という藩主の命令が清兵衛に下るのである。

それぞれの置かれた立場、時代の中でどうしようもない環境。さらに恋愛模様も含めた秀作。さすが山田洋次監督!


posted by 映画のせかいマスター at 20:06| Comment(4) | TrackBack(2) | た行映画(49)+ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする