2007年01月14日

トラック野郎 爆走一番星 #731

2006年夏にトラック野郎の全10作のうち、夏に上映された奇数回の5作が放送されたが、冬には残りの5作が放送。夏には北へ、冬には南へ向かうので、偶数回では私の地元九州ロケが楽しみ!

というわけでシリーズ2作目。エピソードもぎっしり詰まって濃い展開。まずはキラキラリン!マドンナのあべ静江。カワイイ。トラック野郎ご用達のおふくろ食堂で働いている。訳アリの兄夏八木勲の影が・・。太宰治の小説を読み(読んだフリしつつ)学生服姿でドライブインに現れてみる一番星。

一番星に接近する裏マドンナは 加茂さくらさん。警官のなべおさみがこっそり思いを寄せる。助手に若き日の関根勤が・・!バキュームカーネタはオチが読めたんだけどやっぱり強烈。ジョナサン一家は遅れたハネムーンを兼ねて長崎へ。途中織本順吉と会う。長崎で出会った純粋な少年らとのつながりは・・?そしてライバル役に田中邦衛。警察時代のジョナサンに恨みを持つ男。なんだかカッコいい登場。途中でこけるのかと思ったら、最後まで渋い役でした。

待望の九州ロケは長崎の名所めぐり。関門海峡や広島の宮島も登場。


ラベル:トラック野郎
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2007年01月13日

フルメタル・ジャケット #730

ベトナム戦争を赴く兵士の視線から狂気に満ちた世界をリアルに描く。訓練兵の前半と実地の後半、前半はわかりやすいストレートな展開で前半のラストも強烈、しばしその余韻に浸りつつ、あれ、後半は複雑なのかな、インパクトで前半に負けちゃうのでは?と思いきや、ラストにかけての盛り上がりは前半以上!

人格など無いものと言わんばかりのしごきで、とうとう狂ってしまう兵士。だが、実際の戦地ではもっと厳しい世界だった。刺激に弱いといわれる現代日本人は、こういう世界では生き残れないだろう。普段つまらないことですぐ文句言っている人たちが、もしも明日からこういう世界に放り込まれたら・・・。日本は平和だし甘やかされすぎているのかな、とも思ってしまった。無論私も生きていけない一人なのであるが・・・。

また戦争に反対しながら戦地に立つ兵士はいないだろうが、主人公は戦場記者なので、台詞の中で戦争反対を匂わせるようなメッセージを入れることは可能だったと思うが、まったくそういう素振りも無い。ドキュメンタリーにも見えるつくりの中に戦争の真実があるのだろう。

それにしても戦地の建物があちこちで燃えている映像は凄い!本当にバズーカ砲で銃撃してるような爆破。どうやって撮ったのか知らないが、物凄い物を作ったものだ。


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2007年01月12日

タンポポ #729

伊丹十三監督作品

昨今のラーメンブームを予感させるラーメン道ドラマ。宮本信子がこのときはまだ修行する側で、こういう役を経て、のちの〜の女シリーズに繋がるわけなんですね。味を極めるのに他の店を食べて回るまではわかるが、ゴミを漁って食材を調べたり、3万円払って物置から作るところを覗き見したり、現実的?な修行が続く。ガチンコラーメン道よりもコミカルでいいです。しかも修行のポイントはちゃんと抑えてる。最初店の邪魔をしていた安岡力也がサポートに回ったり、味にうるさいホームレスが次々登場したり、ストーリーも飽きさせない。ところどころ入る食文化の薀蓄や、エロ担当の役所広司のパート、盛りだくさんでした。


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2007年01月11日

THE 有頂天ホテル #728

2005年 日本 136分

久々に見た三谷作品。だんだんキャストも豪華になってきてる。ベタなギャグも多かったけど。ホテルの年越しパーティーを舞台にいろんな人が集まってくる話を風呂敷を広げまくってギリギリ最後で最後にまとめるいつものと言えばいつもの展開。ホテルを舞台に起こる事件と対応に追われるホテルマンたち。長くなりそうだけどざっと登場人物を・・。

年越しパーティーの横断幕が間違えて「謹賀信念」になっちゃった。慌てて筆耕係のオダギリジョーに依頼する。ホテルに居つくコールガール篠原涼子を追い出しつつ、パーティーを前に控え室ではマジシャン夫婦寺島進らが大喧嘩。妻は出て行ってしまう。歌手のYOUは支配人に抱かれて来いと部屋で待機させられ(ホントにこんなことあるのかな??)アヒルの腹話術のじいちゃんはアヒルを逃がしてしまう。

そこへスキャンダルで逃走中の政治家佐藤浩市が、お忍びで宿泊するがマスコミにホテル周囲を包囲されてる。鹿の研究科のマンオブザイヤーに選ばれた角野卓造の妻はホテルマン役所広司の別れた妻 原田美枝子と再婚している。再会した役所はついついホテルマンであることを言えず、マンオブザイヤーに選ばれたと嘘をついてしまう。角野はコールガールと関係があり、裸踊りを写メで撮られていたのを選考会にばれないかと不安に。

一方ホテルマンたちは、歌の道を諦めて田舎に帰るベルボーイ香取慎吾のお別れ会を開いてる。ホテルの喫茶店で偶然出会った幼馴染の麻生久美子と話している途中、明日の歌謡ショーを控えた大物歌手西田敏行の相手をすることに・・・。

支配人の伊東四郎がマジシャンのおしろいを顔に塗ったままホテル内を迷子になっちゃったり、生瀬勝久と役所の主義主張争い、松たか子が麻生久美子に間違えられて愛人の津川雅彦の元に。途中まででもこんだけ複雑なんだけど、入れ替わり立ち代りで出てくるんで実際見てるとそれほどでもない。

小道具である香取慎吾のギター、なぜか背中に担いだままウェイトレスしてたり、バンダナをアヒルが巻いたままホテル探偵石井正則に追われたり、人形の持ち主が次々代わって最後は・・の元に、ってのも楽しみの一つ。

あの人とあの人がつながって、あの人があの人のために役立って・・・っていう感じで三谷マジックが展開されてく。自由にやりたいことをやろう、ってのと毎度ながら「プロ意識」ってのが根底にあるテーマ。役所広司と戸田恵子は決め手は無かったがロマンスっぽさを醸している。
 
こういう話を作らせたら流石ですね


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2007年01月10日

蒲田行進曲 #727

1982年 日本 109分


深作欣二監督つかこうへい原作脚本。銀ちゃんは非常識なヒドイ男だが、それを許せるだけのキャラクターであるべきだと思うが、風間杜夫にそれが出せていたかどうかは疑問。つかこうへい作品ではキャラ負けしちゃってる気もするが・・・。

主演は平田満。大部屋俳優の切なさと、気弱な男の哀愁が出てる。こちらは等身大で好感度アップ!見てて歯がゆい場面もあるが、こういう人本当にいそうだ。

松坂慶子も最初のアバズレっぽいところはイマイチなんだけど、中盤からの清楚な感じは美しさ満点でよかった。よくぞこの役をさせた、って感じのかつてのスター役。

最大の見せ場である「階段落ち」も、最初から作りかけの階段を出して高さを強調するところから演出過大。そこへ向かって収束していく展開も面白かった。前夜のヤスの荒れっぷりも、ちゃんと事前に松坂慶子の友人役の人が予言している。

この映画、ちょっとした遊び心があるそうだ。出演している石丸謙二郎さんのオフィシャルブログに詳細は譲ります。
http://ishimaruk.exblog.jp/3918693/

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キネマの天地 #606


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2007年01月09日

お葬式 #726

1984年 日本 125分 伊丹十三監督作品

自身の体験を元に伊丹監督が2週間で脚本を書き上げた初監督作品。最初はお葬式マニュアルに見えるが、時々脱線。集まってくる人びとを中心に、こういう人いるような、とかこういうことやるよな、というようなくすっと笑えるシーンが満載。ただ、変な人が出てくるのではなく、あくまでも普通の人だし、決めるところは決める。それもカッコつけてるわけでなく、自然に故人を想い出てくる言葉だったりする。それ以上やるとオカシイというエッジぎりぎりのラインで構成されているんで、愛人との野外でのHシーンは不要かなと思ったが・・。逆に大滝秀治もまだしつこくしてもいいかなと思ったんだけど。私の視点ではそれ以外はすべて「普通」と判定しました。普通なんだけどあちこちで見られる変な習性、ここへんが笑えて最後はなんだか爽やかに終わる。力の入れ具合、差し引きの絶妙さが日本映画界に新たな風を吹かせたのではなかろうか。

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2007年01月08日

ゴールドフィンガー/007 #725

1964年 イギリス 110分 007シリーズ

007シリーズがあと4作未見が残っているのだが、いつになったら完全制覇できるやらと思ってたら、Gyaoで特集やってた。

オープニング、カルガモの帽子をかぶったお茶目な(笑)ボンドが池の中から登場。前半の笑いどころは、ボンドのゴルフ対決。実力では完全にゴールドフィンガーに負けてるんだけど、セコイ技を駆使して反則負けに追い込む。このあたりのセコさは歴代ボンドの中でもコネリーを超えるものはいない(笑)

今回の敵はスペクターではなくゴールドフィンガー。神経ガスを用いて一気にすべてを奪取しようとする「グランドスラム作戦」を企む大富豪。秘書役に日系のプロレスラーハロルド坂田が出てる。台詞は無いが、重要な役でずっと出ずっぱり。ラストのバトルは余裕綽々でかなりボンドを追い込む。シルクハットの武器があだとなり・・・。他にも謎の浴衣軍団など怪しさいっぱい。ボンドガールもことごとくボンドの行く手を阻む。

結構苦戦するボンドだが、ボンドカーやスパイグッズで無事逃げ切る!この逃げる感じがいいですね。




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2007年01月06日

男はつらいよ 寅次郎の告白(男はつらいよ44) #724

1991年 日本 104分

BS本放送放送前の寅さん百科が「江戸川」にスポットを当てている通り、江戸川の思い出を寅さんが語るオープニングでスタート。そう言われれば寅さん、柴又駅から遠回りして江戸川沿いを通って帰ってきてる。寅さん百科記録しておけばよかったなあ・・・。

泉ちゃんが就職活動で上京。満男も同席するが、高卒は取らないとけんもほろろに断られてしまう。母親も新しい男を引っ張り込み、日本海が見たいからと一人鳥取へ。ハガキを受け取った満男が後を追う。一足先に山陰に行商に来てた寅さんが街角で泉にばったり。古い宿屋でおばあちゃんの琴の音を聞き、3人で川の字で就寝。そして満男とも鳥取砂丘で再会する。

とここでようやくマドンナ吉田日出子登場。今回もまた1時間過ぎ。満男らにこの人のことが好きだったことがある、と「告白」する。彼女の働く宿屋で大騒ぎし、二人で飲み続け、シリーズ最高潮の雰囲気に・・・。あとに引けない絶体絶命??の場面に陥るが、こっそり見てた満男が池に落ちてぶち壊し。事なきを得たのでした。

今回のマドンナ吉田日出子さんはネットで見ても評価が高いのですが、おそらくそれは明くる日の、何事も無かったような、それでいて、笑顔で後向きに寅さんの手をつねるシーンあたりなんじゃないかと思います。彼女だからこそ、の雰囲気でした。

満男と泉は帰りの列車でやや距離を縮めたようで、ラストは三作連続の友達門前払いネタ。だんだんと寅さんのことを理解していくようになっていっている。満男の成長に合わせたこの二人の距離感もいいですね。


ラベル:男はつらいよ
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2007年01月05日

レナードの朝 #723

1990年 アメリカ 120分

1969年に起きた“奇跡”とも取れる病気からの回復は、現代の最新技術を持ってしてもここまでは治らないんじゃないかと思う。奇病であるこの話の入院病棟は、おそらく私だったらそこにいるだけで気分が沈んできそうなくらい、喋らない、反応ない、感情もよくわからない人たちの巣窟だった。

その人たちを見て、治そう、と思うほうが珍しい、そんな風潮の中、ちょっとした患者の変化を見逃さなかった一人の医師(ロビン・ウィリアムス)快く協力した看護士たち。そして学会で聞いたある薬が功を奏して・・・。

この映画の出来事を科学的に説明することは難しいのだろうが、その分感動的な映画である。果たして意思を持たない(ように見える)人々を治すことは良いことなのか、という議論は確かにあると思うが、この映画を見ると可能性がある限りチャレンジしてみるべきだと思ってしまう。


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チャップリンの伯爵 #722

1916年 アメリカ 25分

いつものエドナとヒゲのおじさんが出てる定番ギャグ。ゴミ箱に入ってあまりの臭いにゴミを取り出すギャグとか、食事シーンとか。スイカをあんなふうに切ってみたいぞ。伯爵のふりをして出て行くチャップリン、見事にばれていつもの調子に。

短編でだんだん書くことがなくなってくるなあ。コメ、TB禁にさせてください。
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2007年01月04日

男はつらいよ 寅次郎の休日(男はつらいよ43) #721

1990年 日本 106分

久々にオープニングの夢が復活。平安時代を舞台にさくら式部と寅麻呂の話より。いつの間にか歌のキャストの名前のフォントも変わっている。満男は大学に受かるが、都内なので通学が辛そう。一人暮らしがしたいがさくらの反対に遭い、博とも揉める。

一方、ゴクミシリーズ第2弾ということで泉。名古屋に住んでいたが父親を訪ねて上京。諏訪家の2階から前回のラストと同じ登場シーン。満男の隣の部屋に泊まって父親の会社を訪ねるが、会社を辞めて恋人と大分の日田市に行っているらしい。新幹線のホームでのお別れの際、つい満男は新幹線に乗ってしまい、2人の旅が始まる。このシーンをあとで寅さんが想像で再現するのだが、これが面白い。新幹線と従来線の違いがある以外はほとんどぴったり。ここは満男に任せろ、いつまでも子ども扱いするな、と説教する。そこへ泉の母、今回のマドンナ役夏木マリさん登場。一緒に探しに行くと言う彼女に寅さん態度一転、あんなガキが頼りになるか、といざ出発。久々の寅さん節ですね。夜行列車でビールをガンガン開けてセクシーになってく夏木マリに寅さんもすっかりかつての勢いで、苦情を言う客を一喝する。この辺なんとなく嬉しくなるシーンです。


ところ変わって日田。下町の薬局で幸せそうに暮らす父(シリーズ久々登場の寺尾聡)と恋人の宮崎美子を見て、お父さんと別れてくれと言うはずだった泉も黙って帰ろうとする。その帰路寅さんらにばったり!4人で宿屋に一泊。おかみさんに家族と間違えられてご満悦の大人と、たしなめる子どもたちの構図。お似合いの夫婦にも見えたが・・・。酔って隣の部屋で泣く母に、おじさんに慰めてもらいたいと言う満男。黙って目を閉じる寅。この旅を通して満男と寅さんの心に深い友情めいたものが芽生えたように感じた。しかし泉とは今回はこれでお別れとなりました。オチの部分で出てきますけど。寅さんとマドンナも久々に接近。バーに花を渡して帰った後の寅を想う夏木マリさん、その胸中はいかに・・・。

ゴクミの父親探し、見ててヒジョウに可哀想だった。もしももしものことがうちに起こったら、うちの子もああなっちゃうんだなーと思いつつ、いけない妄想は止めようと思っちゃいました。山田洋次監督もゴクミのどこかになにかを見出しての起用なんだろうけど、まさかアレジとすぐに結婚して芸能界から縁遠くなっちゃうとは・・・。

脇役ネタですが、旅館の女中さん。今までの谷よしのさんのポジションに、ちょっと濃い顔の女優さんが前作に引き続き登場。
もう一組、正月の諏訪家のシーン。これも前作と同じ夫婦らしき男女が正月を祝ってる。女の方は工場のゆかりちゃんっぽいけど、男は旦那かな??

あとは前半で食事代はいいよという主人に無理に50円払う寅さん、ラストのテキヤでは50円で売ったら儲けが出ないよ〜なんて言ってる。狙って作ってるんだろうけど、見事!

前作は正直???って感じもあったけど、今回は面白かった!


ラベル:男はつらいよ
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2007年01月03日

男はつらいよ ぼくの伯父さん(男はつらいよ42) #720

1989年 日本 108分

オープニングはタイトルのように、満男が語る寅さんをバックに電車の中でおじいさん役のイッセー尾形と揉める寅さんからスタート。今回から、ゴクミ4部作の始まり、満男の恋が主体になってくる。これには賛否両論あるようだが、寅さんシリーズで若手俳優の恋を寅さんが見守るのはよくあることで、第1話からの登場人物である満男の恋を寅さんがサポートするのは自然の成り行きだと思う。満男が寅さんの役割を継いで、シリーズが続いて欲しいという願望も勿論あるのだが、やはり荷が重いのだろう。Drコトーが大ヒットした今でもやっぱり寅さんの代わりにはなれないんじゃないかなと思うんで、当時吉岡秀隆さん、北の国からや、黒澤映画にも出ていたが、シリーズを引っ張っていくには批判の声もあったのかもしれない。

とらやの屋号がくるま菓子舗に変わったに続き、諏訪家が違う家になってる。持ち家で博の収入では新たに新築したわけではないだろうが、シリーズが新たに変化している感じがする。画面の質もなんとなく違和感が・・。博もそれまでは鋭い感じだったけど、ふつーのおいちゃんになっちゃってる。時代も昭和から平成に変わり、シリーズも転換点だろうか。

と、話は戻って満男はまだ浪人中、バイクで予備校に通う。引っ越していった後輩の泉ちゃん(後藤久美子)と手紙のやり取りが楽しみ、なかなか勉強が手に付かない。ふらりと帰ってきた寅さんが飲みに誘う。ちなみに役の上ではまだ未成年、飲酒させたら今だったら大問題になりそう。で、満男の恋の悩みを聞いた寅さん、二人で酔っ払って帰ってきてくるまやの面子と大喧嘩、翌日旅に出る。

そしてついに満男も泉を追って名古屋へ。バイクでやっと名古屋に着くが、バー勤めの母親夏木マリに泉は佐賀に居ると告げられる。その後転倒し、親切なおじさん笹野高史に助けられたと思ったらオカマだったりして、泉と再会。その晩泊まった相部屋の宿で満男は寅に会う。泉と満男が会っている間、泉のおじさんの焼き物の大家と話している寅さんは今回のマドンナ・壇ふみに会う。マドンナ登場はシリーズ最長時間とも言える1時間過ぎ。しかも家庭持ちで恋愛のれの字もなし。旦那が冷徹な高校教師で、満男を叱るが、寅さんがそっと反論。悟りを開いていますねえ。シリーズ中、もっとも冷静でカッコいいシーンではないでしょうか。

これまでのシリーズが好きだった人には、認めにくい部分もあるのかもしれないが、満男の恋もなかなか良かった。ヘルメットのままアイラブユーと囁いてキスしようとして頭をぶつけるところとか。もしもここから十数年、2人の共演が続いていたら・・・。夢とわかっていても願わずにはいられない。


ラベル:男はつらいよ
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2007年01月01日

海峡 #719

1982年 日本 142分

青函トンネルの発掘にかけた男たちを描く。

このアナログな感じ、いいですよね。トンネルを掘る、という職人芸。現代だったら機械で分析して、オートメーションで誰がやっても同じような成績になっちゃうのかもしれないけど(違ったら職人さんたちごめんなさい)、現地へ出向いて下調べをし、データをためて、その人が居なかったらプロジェクトは成功しなかっただろう、というドラマがあります。

それでもトップが慎重だとなかなかGOサインも出ない。その間異動になったり、結婚して子どもが生まれたり、いろんなことがありながら、やっぱり北の海峡に戻ってくる男。

太古は北海道と本州は陸続きで、マンモスが寒くなると本州に渡ってた、というロマン、なんとしてもトンネルを掘ってやるという執念。体制は整い、あとはマンパワー、というところまで来て、熱い協力者が・・!まだまだ元気な森繁久弥(寒いところのロケつらかっただろーなー)や、高校出たばかりの三浦友和など多彩な面々が現れる。

海峡に自殺に来た娘役を吉永小百合など豪華メンバーで送る東宝創立50周年記念超大作!。





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