2007年01月04日

男はつらいよ 寅次郎の休日(男はつらいよ43) #721

1990年 日本 106分

久々にオープニングの夢が復活。平安時代を舞台にさくら式部と寅麻呂の話より。いつの間にか歌のキャストの名前のフォントも変わっている。満男は大学に受かるが、都内なので通学が辛そう。一人暮らしがしたいがさくらの反対に遭い、博とも揉める。

一方、ゴクミシリーズ第2弾ということで泉。名古屋に住んでいたが父親を訪ねて上京。諏訪家の2階から前回のラストと同じ登場シーン。満男の隣の部屋に泊まって父親の会社を訪ねるが、会社を辞めて恋人と大分の日田市に行っているらしい。新幹線のホームでのお別れの際、つい満男は新幹線に乗ってしまい、2人の旅が始まる。このシーンをあとで寅さんが想像で再現するのだが、これが面白い。新幹線と従来線の違いがある以外はほとんどぴったり。ここは満男に任せろ、いつまでも子ども扱いするな、と説教する。そこへ泉の母、今回のマドンナ役夏木マリさん登場。一緒に探しに行くと言う彼女に寅さん態度一転、あんなガキが頼りになるか、といざ出発。久々の寅さん節ですね。夜行列車でビールをガンガン開けてセクシーになってく夏木マリに寅さんもすっかりかつての勢いで、苦情を言う客を一喝する。この辺なんとなく嬉しくなるシーンです。


ところ変わって日田。下町の薬局で幸せそうに暮らす父(シリーズ久々登場の寺尾聡)と恋人の宮崎美子を見て、お父さんと別れてくれと言うはずだった泉も黙って帰ろうとする。その帰路寅さんらにばったり!4人で宿屋に一泊。おかみさんに家族と間違えられてご満悦の大人と、たしなめる子どもたちの構図。お似合いの夫婦にも見えたが・・・。酔って隣の部屋で泣く母に、おじさんに慰めてもらいたいと言う満男。黙って目を閉じる寅。この旅を通して満男と寅さんの心に深い友情めいたものが芽生えたように感じた。しかし泉とは今回はこれでお別れとなりました。オチの部分で出てきますけど。寅さんとマドンナも久々に接近。バーに花を渡して帰った後の寅を想う夏木マリさん、その胸中はいかに・・・。

ゴクミの父親探し、見ててヒジョウに可哀想だった。もしももしものことがうちに起こったら、うちの子もああなっちゃうんだなーと思いつつ、いけない妄想は止めようと思っちゃいました。山田洋次監督もゴクミのどこかになにかを見出しての起用なんだろうけど、まさかアレジとすぐに結婚して芸能界から縁遠くなっちゃうとは・・・。

脇役ネタですが、旅館の女中さん。今までの谷よしのさんのポジションに、ちょっと濃い顔の女優さんが前作に引き続き登場。
もう一組、正月の諏訪家のシーン。これも前作と同じ夫婦らしき男女が正月を祝ってる。女の方は工場のゆかりちゃんっぽいけど、男は旦那かな??

あとは前半で食事代はいいよという主人に無理に50円払う寅さん、ラストのテキヤでは50円で売ったら儲けが出ないよ〜なんて言ってる。狙って作ってるんだろうけど、見事!

前作は正直???って感じもあったけど、今回は面白かった!


ラベル:男はつらいよ
posted by 映画のせかいマスター at 07:08| Comment(0) | TrackBack(2) | 男はつらいよ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする