2007年01月29日

花実のない森(松本清張ドラマ)#748

1965年 日本 89分

たまたま故障した車の主を乗せた男が、車内に忘れられた手帳の文章とその女性の美しさが忘れられず、女性に近づいてしまう。既婚の女性であるが、旦那は車椅子生活、不仲の兄と諍いがあるようだ。彼女に近づいているうちに、殺人事件の遺体を発見してしまう。

よくありがちな展開で中盤までやや退屈しちゃうんだけど、終盤急展開!いわゆる巻き込まれ型サスペンスではあるが、ストーカーっぽく跡を追っちゃった主人公に同情の念はあまりなかったりする(笑)

それより妹をアレしちゃう田村高広や事件のキーとなる船越英二、この時代の映画やドラマに出ずっぱりなお二方の快演はいいです。やっぱり時代に求められてたんでしょうなあ。それとカラーが意外とキレイ。
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ザ・商社(松本清張ドラマ) #747

原作は「空の城」。1980年にNHKで4回にわたって放映された。大手総合商社の安宅産業がカナダの石油開発事業への巨額投資に失敗し、1977年10月に伊藤忠商事に吸収合併された実話を元にした話だそうだ。ドラマの中でも60年代の後半からオイルショックの最中、そして70年代と長期間を描いているが、製作期間も実際長かったようで、話題になったドラマらしい。(当時のことは覚えてません)

幾人かの目から商事を見ているのだが、ざっと登場人物を
江坂アメリカの上杉・山崎努・・・この人が結局やらかしちゃったわけだけど、全く悲壮感は無い。むしろラストで強請ってた勝野洋にあのような夢のある人生を送りたい、と言われる。家庭には寄り付かないほどの仕事人間。
経済新聞の勝野洋・・・二流経済誌のライター。たまたま付き合っていた夏目雅子が一躍スターダムにのし上がり、山崎努と関係があることを知ってスクープと引き換えに金銭を要求することを思いつく。
ピアノ弾きの夏目雅子・・安アパートでくすぶっているが、江坂会長の目にとまり、一気にアメリカで花開く。そこで上杉と出会い・・・。
江坂会長・片岡仁左衛門・・・江坂商事のオーナーだが、事業よりも若い芸術家の発掘が趣味。いかにもいそうなキャラ。
あとは下條アトムと大和田獏の絡みとか。

外国で石油の利権に絡み、いいように利用されちゃうんだけど、これを見てると「Noと言える日本」以前の日本の姿を想像できてしまう。盛田昭夫と石原慎太郎の共著でかつて話題になった本だけど、時代をも変える一冊じゃなかったかな。

時代と言う点では、登場人物が急に激昂したり、大げさな青春ドラマみたいな部分もあるが、夏目雅子は若くてキレイだしなんとNHKなのにヌードもあるしで、力入ってる作品でした。

posted by 映画のせかいマスター at 06:32| Comment(2) | TrackBack(0) | 松本清張 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする