2007年02月25日

静かなる決闘 #774

1949年 日本 95分

医者が患者から梅毒に感染してしまう社会派ドラマ。今だったらエイズとかを想像してみるといいかも。もちろん感染対策は今はバッチリだろうが、野戦病院で手術中に指を切ってしまういわば医療事故、ただし被害者は医者、にあったことから、生き方そのものまで変えることになってしまった医者と、最初は医者のやり方に反発し、梅毒であることを知ってさらに険悪なムードになりつつ、最後には医者の生き方を支援する看護婦の姿を描く。

なんと言っても三船敏郎の冷静沈着な医者が良かった。その前が「野良犬」「酔いどれ天使」だったから、一気に雰囲気が変わったわけだけど、その後に繋がる重要な役をこなしてる。「赤ひげ」の他、医者は黒澤映画のいろんなところに登場するが、この三船の医者、そして父親の志村喬の医者親子が、その後の医者のモデルとなったかのようだった。


posted by 映画のせかいマスター at 14:41| Comment(0) | TrackBack(0) | さ行の映画(54)+ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする