2007年03月29日

蔵の中 #807

横溝正史映画

高林陽一監督で中尾彬が出てくるんで、1975年のATG作品「本陣殺人事件」を思い出さずにはいられない。中尾彬はジーパンの金田一に反省して通常版金田一になったのかと思ったら、小説家役だった。横溝先生本人がモデルではないみたいだけど、あちこちの女に手を出す好色な役。
そこに少年が原稿を持ち込んでくる。そこに書かれていたのは、蔵の中から小説家をじっと見ている視線だった・・。

じっと見てるのはこれまた訳アリの瞳。幼い頃に病気をして蔵の中で過ごす美女と彼女を慕う美形の弟の、今で言えば美少年漫画(専門用語でなんていうんだったっけ?)ふうのマニアックな物語が展開されてる。そして二人は嵐の夜に禁断の・・・。

病気が重くなる姉に望遠鏡を見つけた弟が蔵の中から見たのが、小説家が愛人を絞め殺すところだった。そして姉は・・・。

小説家と蔵の中、この2つがシンクロしたとき、謎はさらに謎を呼ぶ。

う〜ん、キモイ(笑)主題歌も怖いし、話の暗さといいゲテモノ映画にも取られそう。しかしそこは横溝原作のしっかりしたストーリーがあるんで、楽しめます。ちょっと偏りすぎた気もしますけど。


posted by 映画のせかいマスター at 06:58| Comment(0) | TrackBack(0) | か行の映画(33)+ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする