2007年04月11日

白い恐怖 #823

1945年 アメリカ 110分

グレゴリー・ペッグとイングリッド・バーグマン共演のヒッチコックサスペンス。ペッグが記憶喪失になってて、医者役のバーグマンの勤め先の病院長としてやってくる。

失った記憶を巡る話だが、そこに両優のロマンスを絡ませて、うまく繋いでいる。最近はあまり使われなくなったけど、ラストの拳銃の構図もかなり斬新だったかと思う。そして夢のシーンでサルバドール・ダリのデザインが登場するなど見どころも一杯。

ただ、精神分析モノとしては、その後(特にここ最近より複雑に)あらゆる試みの作品が作られているんで、あまり刺激が無くなっちゃった。この時代ではかなり斬新だったんだろう。古きよき時代は古典でしか味わえなくなったのかな。
ラベル:ヒッチコック
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断崖 #822

1941年 アメリカ 100分 ヒッチコック監督

原題は“Suspicion”これも原題のほうがしっくりきますね。でも邦題に魅力を感じて見てしまいました。夫に対して疑惑の念を抱く妻の話。でも列車の出会いから、家族の反対まで、どう見ても騙されちゃった感が強い。ケイリー・グラントは、二枚目なこと以外はひと癖ありそうな男。どうしてこういうのに引っかかっちゃうかねえ(笑)ジョーン・フォンティーン。ちなみに美女の多いヒッチコック作品の中でもかなりの美形です。

で、疑念の始まりも金持ってない、って所から。結婚する前にちゃんと調べとけよーって感じもしなくもない。しかし設定はどうあれ、この妻の疑惑、よくありがちですよねえ。うまいです。さすがヒッチコック。

そして邦題の断崖も中盤過ぎて出てきます。それはもう見事な断崖(笑)!ここが妻のトラウマになっちゃうんでしょうね。最後にも出てくるんで重要な場所です。オチはあれでよかったのかな??弱いけど。あんまりドロドロしないほうがいいのかも?

ところで、この映画のカラーキレイですね。
ラベル:ヒッチコック
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2007年04月10日

おかしな奴 #821

1963年 日本 111分 渥美清

渥美清目的で見たんだけど、「寝ずの番」から落語家業界も面白いな、と思ってて、この映画のモデル三遊亭歌笑にもすっかりはまってしまいました。なんと言っても生き方が凄くドラマチックです。

噺家目指して上京して単身師匠のところに乗り込んでいって、すぐ断られるんだけど娘さんに身の上話してなんとか滑り込むシーンから、売れない苦労時代、売れてきたと思ったら戦争が始まって、ちょび髭がヒトラーを馬鹿にしてる、と警察に連れてかれたり、兄さんが死んじゃったり、他の師匠と喧嘩して寄席をやめてラジオだけで落語したり。そして最後はスタジアム一杯の客を笑わせたいという壮大な夢を語りながら、交通事故で呆気なく死んじゃう。

こんなドラマのような生き方、本当にあるんですねー。舞台が落語家じゃなくたってなんでもいけそうな武勇伝です。

渥美清さん、こういう役多いです、戦争の最中を生き、最後死ぬってところまで。共演者の田中邦衛や三田佳子、南田洋子とみんな元気なんで、渥美さんだけ亡くなって淋しいなあ。
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寝ずの番 #820

2006年 日本

最初は落語家の一門ってやっぱり面白いなあ、っていう視線で見てた。鶴瓶の師匠がモデルらしく、途中で鶴瓶もカメオ出演していた。その一晩の話かと思っていたら、その夜は序の口で次々に病に倒れていってしまい、合計3人寝ずの番をすることに。3回、同じような夜のシーンを見るうち、だんだん死者を送る通夜の夜、こういう送り方もいいなーと思うようになった。

今では通夜も葬儀場がすべてやってくれるけど、自分の両親の時はこういうのもいいかなあ。死者を前に、いろんな話、下ネタや暴露話、大笑いしながらみんなで話すんだけど、決して悪意が感じられず、愛情を伴ってる。死者を送る涙の中にもたくさんの思い出があって、それは良いことだけじゃないし、それよりもなによりもみんながずっとそこにいて、寝ずの番をするってことが一番じゃないかなあ、と。

死人カンカン踊り、とかフツーに考えたらやりすぎなんだけど、誰もが微笑ましく見てる、いいですよねえ。こういう空間。

あと、このブログには下ネタは最小限って書いてるんですけど、下ネタ抜きにこの映画は語れません。きっと、卑猥は悪だっていう世間へのアンチテーゼなんでしょうね。いろんな地方のいろんな言い方も含めて何十回も卑猥語が出てくる。最後のほうは歌でずっと歌ってます(笑)

監督のマキノ雅彦こと津川雅彦。年を取るほどいい顔になってて、私も好きな俳優さんの一人なんだけど、この映画には俳優としてではなく、人間津川雅彦の血縁関係とか交友関係とかいろんなものが詰まってていい感じです。映画一家に生まれて、中島らもの原作の版権を譲り受けて、役者としてほとんど出てる伊丹十三監督の「お葬式」とか性描写とかを引き継いで、やっと完成したこの映画。お兄さんの長門博之も師匠役でしっかりサポートしています。



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2007年04月09日

クラッシュ #819

2004年 アメリカ 112分 アカデミー賞作品賞 サンドラ・ブロック

冒頭で起きた交通事故に集まってきてた人たちのいろんな状況や感情を一人ずつ遡って見せる。テーマは人種問題民族問題。そんなに生きにくい所で生活しなくてもいいのに、って思っちゃうのは単一民族の日本人の発想だろうか。いろんな人が生活しているL.Aで、ある人は黒人を差別し、ある人は虐げられてる。

いろんな人が繋がっていくという点ではトムクルーズのマグノリア #243を思い出すが、この映画はさらに重いテーマで連鎖させてる。最初の30分くらいは一体何の映画なのかさっぱりわからなかったくらい。

普通に生活している中でこれだけいろんな人がストレスや不平不満を抱えている世の中って一触即発で、ちょっとした不均衡(=クラッシュ)でガラガラと崩れて行くものですね。その中でもすべてが悪いほうに行くのではなく、救われる人もいるって部分が見ててホッとします。

警官という立場でありながら黒人を恨みのように卑下する警官が、家に帰ったらつらい生活を送っていようとは、同僚の警官すら知らない。その正義を貫いた同僚の警官さえ、はずみで黒人を殺しちゃう。殺された黒人の盗難の相棒は、なぜか中国人の移民を開放してる。二人が最後に車を盗もうとした演出家の男は警官に尋問され、妻に罵詈雑言を浴びせられたのを耐えてたが、ついに同僚の警官に怒りを爆発。そしてその妻は最初の警官に命を助けられて・・・っと自分で書いてても訳がわからなくなっちゃいそうな連鎖が続きます。何度も繰り返し見てみたい映画です。

街角でトラブルに遭ったら、この映画を思い出して相手を思いやってみよう。


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2007年04月08日

黒シリーズ

黒の試走車(テストカー)#772 (1962) シリーズ第1作
黒の報告書 #780 (1963) シリーズ第2作
黒の札束 (1963) シリーズ第3作
黒の死球 (1963) シリーズ第4作
黒の商標(トレードマーク) (1963) シリーズ第5作
黒の駐車場 (1963) シリーズ第6作
黒の爆走 (1964) シリーズ第7作
黒の挑戦者 (1964) シリーズ第8作
黒の凶器 (1964) シリーズ第9作
黒の切り札 #790 (1964) シリーズ第10作
黒の超特急 #818 (1964) シリーズ第11作
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黒の超特急 #818

1964年 日本 93分 黒シリーズ

新幹線の設立に関しておそらく実際にこういう話があちこちであったんじゃなかろうか、という土地買収にまつわる話。現代じゃ当たり前のように行われてるんじゃないかと邪推しちゃうけど、インサイダーはやっぱりダメですよねえ。

で、自分が被害にあったわけじゃないのに、株で負けたから、と恐喝に走るのは田宮二郎。おいおい、と思うんだけど、インサイダー取引の際暗躍した愛人に目をつけて、その女を味方につけてなんとか証拠に迫っちゃう。しかーし。闇の金持ち勢力の力ははるかに凌駕してて、女を消しに来る。

殺人の証拠を掴んだ田宮二郎はそのネタをゆすりに使おうとするが、金では死んだ女の無念は晴らせないと、警察に突き出しちゃう。最後は巨悪を退治したとヒーロー視されるのだが、「ただ金が欲しかっただけだ」と複雑な心境の後姿で終わる。

秀逸なのは愛人の女。絶対こういうこと言いそう、って言う台詞の数々。いつの時代も変わりませんね。船越英二は黒シリーズではちょっと抜けてる男役ばっか。加東大介の悪役不動産はばっちりはまってて良かったです。
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波の数だけ抱きしめて #817

1991年 日本 104分 ホイチョイ・プロダクション映画

ホイチョイプロ第3弾。冒頭から中山美穂の挙式シーン、織田裕司が残念そうに振り返ってるから、どうやらハッピーエンドでは終わらないようだ、という含みを持たせてスタート。舞台は湘南のミニFM放送局。ミニFMって根強いですよねー。もう何十年も前から、ネット社会の現代までずっと続いてる。やりだしたらはまるんでしょうねえ。

この映画の人たちも高校卒業からずっと、地元FMの聞ける範囲を少しでも広げようと地道に頑張ってる。やっとこスポンサーもついて、さあ、ってところだったんだけど・・。で、主役の二人が結ばれなかった理由がこれまた切ないと言いますか、皮肉と言いますか。ミニFM局の特徴をよく生かした映画でした。


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彼女が水着に着替えたら #816

1989年 日本 ホイチョイ・プロダクション映画

ホイチョイシリーズ第2弾。今度はサザンの音楽に合わせてスキューバダイビングの物語。初心者ダイバーの女の子2人(原田知代と伊藤かずえ)が、巡りあったクルーザーパーティーの海の男たちと、相模湾に沈んだ海賊船を探す羽目に。

谷啓、織田裕司グループと伊武雅刀グループの宝の奪い合いに巻き込まれた真面目OLの原田知代が、最後はその宝をめぐって中国人マフィアとも抗争になりつつ、最後は反発してた織田裕司と結ばれちゃう、っていうバブリーな展開。当然映画公開後はスキューバブームが到来したそうな。話だけならベタベタで大して面白くないように感じるけれど、なぜか映画ははまってみちゃった。楽しく見せる技を作る側が心得ているのか、ただ単に私がミーハーなのか。しかし、バブルの頃ってまったくその恩恵に預かった記憶が無い。逆にビンボー生活真っ只中だったぞ。

ホイチョイはバブルの象徴っぽいイメージがあるけれど、今年公開の「バブルへGO」で見事映画にも復活しましたね。バブルを逆手に取った戦略がうまいっす。

キャストは永遠のサブキャラ伊藤かずえや若い田中美佐子、竹内力など、懐かしくてお宝ちっくな役どころが揃ってます。

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2007年04月06日

ドラえもん のび太の宇宙小戦争 #815

1985年 日本 98分 映画ドラえもん

スネオがプラモデルをビデオに撮ってSF作品を作るが、のび太はアシスタントを首になり、ドラえもんにおねだり。スネオ羨ましい→道具出して〜っていう結構多いパターンで始まり。のび太映画はしずかちゃん映画になっちゃって、しずちゃんの人形を使ってビデオを撮ることに。一方スネオ作品「宇宙大戦争」になぜかしずちゃんのウサギの人形が・・。

実は小さな宇宙人パピが地球に逃げていたのであるが、彼を助けることで小さい宇宙人たちと一戦を交えることになる。タイトルはスターウォーズのパロディと思うけど、ドラえもんたちがスモールライトで小さくなって宇宙へ飛び出すことにも繋がってる。

当然小さな宇宙人と戦うのはサイズの違いで釣り合わないので、小さくなっているうちにスモールライトを奪われてしまう。パピの星は独裁者に乗っ取られてて四六時中監視されている。なんかどこかの某国を思い出してしまうが・・^^;

こっからネタバレ。

オチはスモールライトの効き目が切れる、っていう禁じ手っぽいことになってる。そういう設定ってあったっけ?ま、その前に透明スプレーが4時間で切れちゃうっていう伏線が張られているので違和感はないけど。最後は危機一髪のところで巨大化して助かります。

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2007年04月05日

ドラえもん のび太の創世日記 #814

1995年 日本  映画ドラえもん

夏休みの宿題の自由研究で未来デパートから宇宙を創造するセットを買ってもらったのび太が、自分が作った太陽系、自分が作った地球の観察をする。惑星がぶつかって大きな星になったり、人類の誕生を目の当たりにしたり、なかなか魅力的な展開。・・が、それを見ている二人の昆虫がいた・・。

石器時代からの歴史を学習しながら、その都度のび太の祖先が出てきたり、なぜか進化した昆虫がいたり、謎含みのおかしな展開。のび太の作った宇宙なんでそんなものかな、と思っていたら、ちゃんと最後にはうまくまとまりました。ポイントは進化銃だったんですねー。見逃さないよう。

竹取物語や浦島太郎をパロディ化したような逸話を経て、のび家はどんどん進化していく。最後には出来杉君らしき冒険家と南極を目指すことに・・。

ジャイアンとスネオが昆虫人に捕らえられるところとか、のび太宇宙と現実との接点がイマイチ弱い気もするが、それでも十分面白い。南極点に地下へと続く空洞がある、っていうのはつのだじろうの恐怖新聞かなんかで読んだけど、古くから言われてる説だ。ロマンですね。

しかし太陽系を創造したり、勝手に生物を進化させたり、まさに神をも恐れぬ想像力です(笑)


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2007年04月04日

ドラえもん のび太と竜の騎士 #813

1987年 日本 91分 映画ドラえもん

シリーズ第8作。のび太が0点のテストを隠すために「どこでもホール」で地底に行くのだが、そこは遥かな大空洞。しずかちゃんらと探検するが、スネオが行方不明に。探しに行く一行は恐竜人に捕らえられるが、竜の騎士に助けられる。竜の騎士はのび太らを別の大陸に案内し、スネオと合流。そこで友達になった地底人と仲良くなるが、地底人の本当の狙いは地上を乗っ取ることだった・・・。

地底人との戦いではドラえもんはあまり道具を出さず、自力で逃げ回る。途中ドラえもんが地底人から逃げるために出した道具で作った「風雲ドラえもん城」は、たけし城のパクリかな??

が、ここからがドラえもんマジック!地底人のタイムマシンで恐竜時代に戻った際の彗星激突後の大団円にドラえもんの道具がすべての謎を解くことになる。かなりスッキリまとまってる。拍手!というわけでこの作品もリメイク希望。

ネッシーの謎からスタートして恐竜、地底、と興味の惹かれるテーマが続く。恐竜は何故絶滅したのか、という点も一つの説を提示している。子どもの科学心をくすぐりますねー。こういうところから子どもの好奇心をどんどん広げていくのはイイコトだと思います。うちの子ももう2,3年したら科学的に楽しめるようになるのだろうか。今のところお父さんの方が楽しんでます。舞台設定がとてもよかった!


関連サイト
Wikipedia


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2007年04月03日

ドラえもん のび太とアニマル惑星 #812

1990年 日本 映画ドラえもん

シリーズ第11作。のび太の部屋とアニマル惑星がひょんなことから繋がっちゃう、っていう「のび太の宇宙開拓史」に似た設定。繋がったのは22世紀の道具のどこでもドアに似たガスの道具のエラーなんだけど、一度地球に戻ったのび太らはアニマル惑星がどこにあるかわからずにまた新たな道具を使うことになる。

で、アニマル惑星ってのは太陽系のどこかにある惑星で、そこで平和に暮らしている動物たちを攻め込んでくる悪者、これが実は未来の人間なのである。環境問題でガチャガチャになっちゃってアニマル惑星を攻めないといけないっていうことで、人間たちは毒ガスマスクを標準装備している。なんだか、現実にあり得そうな設定!??

環境問題をテーマに組み入れて、子どもにもわかるように解説しつつ、しっかり本編は楽しめる、と言った作品でした。
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2007年04月02日

救命艇 #811

1944年 イギリス 96分 ヒッチコック監督

第二次大戦の真っ最中、砲撃を受けた船が沈み、救命艇に命からがら逃げ込んだ数人の男女。バリバリの女性記者、足に怪我を負った男、黒人コックと母子・・。最初はトランプやわずかな食料で何とか平静を保っていたが、最後の8人目に救出した敵のドイツ人が乗ってから、だんだんと心乱れていく。

海の上のボートという密室で、戦争の相手を迎え、ボートの行き先も定められない中での疑心暗鬼。中でも記者役の女性はふてぶてしくタバコをふかし、男二人はポーカーに興じ悲壮感のないままに怪我を負った男が悪化する。以前は医師だったというドイツ人がボートの上で緊急手術、とりあえず成功してホッとするのも束の間、嵐が襲ってくる。

場所が限定しているだけに場面場面の展開が大事なので、次々になにか事件が起こるようにはなっている。全体を通じて敵側のドイツ人を信じていいのか悪いのか、というテーマは現代に見るとピンと来ないものもあるが、悪い海賊を助けた、っていう感じで見てた。ラストの答えは母子が知っていると言う台詞はどう見るか、まだすんなりとは落ちてきていないのだが・・。

少人数なので流石にヒッチコックは出てこないだろうと思っていたら、新聞記事の写真に出ていたみたい。すご!
ラベル:ヒッチコック
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2007年04月01日

ゆすり #810

1929年 イギリス 85分 ヒッチコック監督

撮影中にトーキー化が決まったらしく、途中から音声が入ってくる。イギリス初のトーキー映画だそうだ。何でも初めては貴重です。

前半はやや退屈でもっと伏線に使えるんじゃないかという小道具もあってもどかしい面もあるのだが、それでも「うまい!」というシーンもいくつか。例えばヒロインが殺人を犯した後、路上で倒れている人と殺した人を錯乱して叫ぶ悲鳴と、死体発見者悲鳴をかぶせるところ。殺害シーンはカーテンの中でそのものズバリは見えないところ・・などなど。そして殺害した家から出るヒロインを追うように現れる影。

その影の主が脅迫者として登場。そう、サイレント部分で逮捕されてる男だ。ふてぶてしくヒロインの実家の店で最高級の葉巻を買わせる。男はだんだんと真相に迫ってくるのだが、ヒロインの恋人である刑事が一発逆転!一転被害者にされてしまう。前科がある分だけ不利な立場に追い込まれる男。果たして逮捕されるのはどっちだ??

ラベル:ヒッチコック
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