1988年 日本
シリーズ9作目。作者の藤子F不二夫氏が体調不良のため、オリジナルの無い大長編映画、タイムマシンが喋るのは、作者以外のアイデアだろうか。西遊記の時代に孫悟空を探しに行って、そこでゲームの妖怪たちを逃がしてしまい、現代に戻ると妖怪の国になってた、という洒落にならない大胆な展開!
確か当時はファミコンのヒットで敵を倒すゲームとかストーリーのあるものが流行ってたと思うけど、それを立体化したドラえもんの道具が世界を狂わせる、っていうバーチャルと現実が一体化した展開は面白い。
ピンチをドラミちゃんが救いに来るってのもこれまではあまり無かったパターン。ピンチになっても敢えて?道具を使わずに逃げたり戦ったりすることはあったけど、冷静に「どこでもドアがあるでしょ、お兄ちゃん」なんてツッコンでました(笑)。そういえばテーマ曲もなんか違ってたような・・・。
なんだかんだで、原作者不在でも頑張ってました。