1969年 日本 99分
原作は新潮文庫「眼の気流」に収められている短編「たづたづし」。この短編も面白かった!殺した相手が生きている。そんなことあるはず無いと思いつつ、確かめずにはいられない・・・。映画でもその辺の藤田まことの苦悩がよく出てたと思う。しかし、藤田まことの家庭関係、悪すぎ!そこにスポットを当ててたので、不倫相手の夫、強面の佐藤允の登場が遅すぎた感がある。最後が小説と違って、佐藤允がまた重要な役割になるんだから、もっと序盤から絡ませてもよかったのではなかろうか。しかし松本清張、どの短編を映画にしてもハズレが無い。