2007年09月21日

ひき逃げファミリー #980

1992年 日本 106分

日本映画って“暗面白い”のが多いですけど、これもブラックユーモア満載で、最後はスカッと楽しめる秀作でした。自転車の女性を轢き殺しちゃって、人生が終ってしまったと嘆く長塚京三に妻の中尾ミエは車を丸ごと解体して捨てちゃって証拠隠滅しようと言い出す。

家族は神主と不倫中の娘(ちはる。なつかしー。マモーミモーの人でしたよね)や登校拒否の息子、認知症のおじいちゃん、それぞれに問題を抱えて煮詰まっていた家族がこの事件をきっかけに結束を深めていく。

すなわち、何も役に立っていないと思い込んでた家族たちが、車を解体することで頼りにされて、家庭の中での居場所を見つけるってわけ。実際かなり不謹慎なんだけど、ちゃんとオチもあるし、不審に思って監視するお向かいの家のおばちゃんとかも出てきて話を盛り上げてく。

ブラックだけど、こういう話、絶対あると思う。もちろんひき逃げじゃなくて。その真っ最中の時はつらかったけど、あの事件があったから家族一丸になれたんだよねえ、とか。そういう意味でラストシーンはとってもスッキリ!沖縄音楽がとてもよく似合っていた。

posted by 映画のせかいマスター at 06:35| Comment(0) | TrackBack(0) | は行映画(37)+ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする