2007年10月13日

TATTOO<刺青>あり #1001

1982年 日本 107分

1979年の三菱銀行猟銃強盗殺人事件の話だとはつゆ知らず。あの事件なら覚えてる。まだ小学生だったけど、大々的にスクープされてた。犯人は射殺されたけど、解決まで何日もかかったこと人質が何人も殺されたことで歴史に残る犯罪だった。

最初からそのつもりで見てたらよかったんだけど、まっさらで見ちゃった。重大な事件の犯人の人生はよく小説などで語られるが、犯人を演じた宇崎竜童は自分のオリジナルで決して犯人像に合わせようとしてないように見えるところが良かった。ずっと宇崎映画だとばかり思ってたくらい。

大藪春彦を愛読し、フロイトやニーチェなども読みつつ、30までに大きなことをする、と誓う主人公。やっとのことで関根恵子を略奪愛したが、DVで逃げられる。キャバレーのボーイ時代は客の文句を言うホステスを〆ちゃったり、まともなようで目的のためには手段を選ばず、自分本位の考え方も平気。どことなく破滅に向かって生きているような感じさえ覚える。もちろん犯罪は良いことではないが、なんとなく美学を感じてしまう。破滅の美とでも言いましょうか。

リンク
無限回廊・・Wikipediaからもリンクが貼られている事件の詳細がわかるサイト


posted by 映画のせかいマスター at 06:50| Comment(0) | TrackBack(0) | た行映画(49)+ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする