2007年11月10日

帰らざる日々 #1029

1978年 日本 100分

中岡京平の第三回城戸賞受賞作「夏の栄光」の映画化で、フォーク・ムービーの第3弾。アリスの「帰らざる日々」が思い浮かばない方は♪バイバイバイ私のあなた〜っていうバイバイバイがたくさん出てくる歌を思い出してくださいね。アリスの声は素晴らしく美しい。

父の葬儀に向かう列車の中で偶然高校の同級生に出会う。そこで当時を回想。高校三年生の淡い恋や、ライバルの存在、初体験、社会との遭遇、大人たちの中で弄ばれながら過ごす「帰らざる日々」。

永島敏行って濃いイメージがあってあまり好きじゃなかったんだけど、この作品見てちょっと変わった。高校生役、似合います。

ヤクザと知り合いになったり、自殺死体と遭遇したり、憧れの女性が妻子あるプレイボーイ(中尾彬)に持っていかれちゃったり、かつてのクラスメイトと良い仲になったけど、うまくいかなかったり、ほろ苦い青春がたくさん詰まってる。藤田監督の中ではかなり正統派の作品では??

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藤田敏八監督

役者としても数々の出演作がある。

リボルバー (1988) 監督
波光きらめく果て (1986) 監督
海燕ジョーの奇跡 (1984) 監督 /脚本
ダブルベッド (1983) 監督
ダイアモンドは傷つかない (1982) 監督
スローなブギにしてくれ #885 (1981) 監督
もっとしなやかに もっとしたたかに (1979) 監督
十八歳、海へ #1022 (1979) 監督
天使を誘惑 (1979) 監督 /脚本
危険な関係 (1978) 監督
帰らざる日々 #1029 (1978) 監督 /脚本
横須賀男狩り 少女・悦楽 (1977) 監督 /脚本
実録不良少女 姦 (1977) 監督
裸足のブルージン (1975) 監督 /脚本
赤ちょうちん #1027 (1974) 監督
修羅雪姫 怨み恋歌 (1974) 監督
妹 (1974) 監督
バージンブルース (1974) 監督
炎の肖像 (1974) 監督
赤い鳥逃げた? (1973) 監督 /脚本
エロスは甘き香り #859 (1973) 監督
修羅雪姫 #254 (1973) 監督
八月はエロスの匂い (1972) 監督 /脚本
エロスの誘惑 (1972) 監督
野良猫ロック 爆走集団’71 #1010 (1971) 監督
八月の濡れた砂 #1020 (1971) 監督 /脚本
非行少年 若者の砦 (1970) 監督 /脚本
野良猫ロック ワイルドジャンボ #995 (1970) 監督 /脚本
新宿アウトロー ぶっ飛ばせ (1970) 監督 /脚本
非行少年 陽の出の叫び (1967) 監督 /脚本
憎いあンちきしょう #84 (1962) 助監督
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2007年11月09日

続サラリーマン清水港 #1028

1962年 日本 91分

社長シリーズ、だんだんと見慣れてきて面白くなってきました。同じようなメンバーが出てくるものの、逆に出ないと寂しいし、いつものメンバーとは言え、安定した掛け合いは、何度見ても見飽きません。

前編に続き、ライバル会社の「黒駒酒造」と野球対決。夏木陽介の活躍があったけど、9回裏に逆転負け。東野英治郎は背番号100のユニフォームを着て銀座のバーをハシゴする。そこに居合わせた森繁は不機嫌。商談では名門の飲み屋に「次郎長正宗」を置いてもらおうとするが、河津清三郎に断られ、いいところが無い。そのピンチに小林桂樹が立ち上がり、良い仲になりかけた司葉子に頼んで河津と一席を設けるが、ここでも黒駒に持って行かれてしまう。小林の恋も邪魔されて・・・。

とまあ、ここから大逆転するんだけど、面白いのはバーのマダム草笛光子と浮気しようと熱海にやってきた森繁の前に、さあこれからという時にやってくる神戸屋の御曹司宝田明。狼狽しながら宝田に資金援助を約束するんだけど、カッコいいんだか、カッコ悪いんだか・・。バーのマダムと熱海で一泊旅行なんて、一度行ってみたいなあ。

PS.白状しますが、清水の次郎長のオリジナルの話、私知りません^^;
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2007年11月08日

赤ちょうちん #1027

1974年 日本 94分

ご存知かぐや姫の「赤ちょうちん」の歌詞をテーマに藤田敏八監督が映画化。裸電球まぶしいあの頃の二人のアパートを舞台に、高岡健二と秋吉久美子が愛し合います。

この二人は松本清張のドラマでも共演してたんで、当時お似合いの売り出しコンビだったんだろう。でも高岡健二は晩年は芸能界野球大会ご用達タレントになってたなあ。秋吉久美子はかわいい!

前の住人だったという長門博之と共同生活してたり、生まれてきた赤ん坊を間違えてましたこっちでしたと持ってくる看護婦さんとかなんと穏やかな時代を感じたりもする。職場の先輩河原崎長一郎のカップルと集団で遊んでたり、相変わらず若者の雑多な日々を描いてます。で、貨物列車が通ると揺れたアパートから、共同生活が売りのアパートに引っ越すと、管理人の不気味な悠木千帆(樹木希林)と肌が合わない。で何度も引越しを繰り返すうちにだんだんみんな壊れてくる。話も壊れてくる(笑)

河原崎長一郎は詐欺話に乗っかって彼女の貯金を食い尽くす。挙句にエロ本の通信販売でお縄。その場にいた彼女と高岡は流れでやっちゃって、帰ってきたら、一家心中があった部屋で秋吉久美子が狂ってる。

ラストはおよよ、になっちゃったけど、同じかぐや姫の「神田川」を髣髴させる風呂から赤い手ぬぐいをマフラーにして出てくるシーンとか、フォーク世代には嬉し懐かしの映像が満載。ついでに山本コウタローも出てます。

この映画のヒットで"フォーク・ムービー"は「妹」「帰らざる日々」と続いていく。

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2007年11月07日

ミッドナイトクロス #1026

1981年 アメリカ 109分

ブライアン・デ・パルマ

窓から忍び寄る殺人鬼、寮の中は風紀が乱れたパーティー状態。そして第二の殺人が・・。と思ったら作中B級映画オチ、というオープニング。で、この作中B級映画の「悲鳴」がイマイチ決まらなくってずーっと引っ張られてる。

事故の現場をたまたま録音しちゃったジョン・トラボルタは、池に落ちた車の中からナンシーアレンを救出。亡くなった運転席の男が次期大統領を狙う知事だったことから、女の存在は無かったことにされる。この事故の胡散臭さが気になったトラボルタは音声から銃声らしき音を拾い出し、女と捜査を始めるが・・・。

途中の殺人鬼登場あたりから、ちょっとあらぬ方向に行ってしまった気もしたが、それでもラストは意外だし、そう来たか、って感じ。

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2007年11月06日

サラリーマン清水港 #1025

1962年 日本 90分

清水次郎長をモチーフに小林桂樹が森の石松などなどと登場人物を清水港に見立てて・・いるけれど、基本的にはいつもと同じ。「サラリーマン忠臣蔵」が良かっただけにちょっと残念。ストーリーは・・これまたいつものような感じなんで、詳しく書かないけれど、夏木夕介が小林家に居候してて家事を手伝いつつ、先輩を立ててるんだけど、そうと知らずに小林の彼女を奪っちゃって小林ガッカリ⇒取引相手のフランキーと飲んで暴れる。⇒たまたまホテルの隣の部屋でバーのマダム草笛光子と懇ろになりつつあった社長またしても一兎を得ず。というお決まりパターン。

でもって、ライバル社の東野英次郎&藤木悠チームと清水の取引先を巡って奪い合うんだけど、船の中で小林が知り合った相手社長の娘・司葉子の取り計らいもあって一発逆転に成功。なんとか大団円で続編へ〜

ちなみに今回は酒造会社で焼酎「清水港」なんかを作ってる。

三木のり平がバーでトイレから出てきてのれんで手を拭いてるところとか、芸のときカツラが取れるところとか、この人の細かい芸は非常に笑えてしまう!!

あといつもこのシリーズ見てて思うんだけど、私も芸者遊びしてみたいなあ。こう見えても真面目に暮らしてるんで、あまり縁が無いっす。
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2007年11月05日

H.G.ウェルズ原作映画

宇宙戦争 #764 (2005) 原作
タイムマシン #19 (2002) 原作
D.N.A.ドクター・モローの島 #171 (1996) 原作
巨大蟻の帝国 (1977) 原作
ドクター・モローの島 (1977) 原作
巨大生物の島 (1976) 原作
半獣要塞ドクターゴードン (1972) <未> 原作
心を繋ぐ6ペンス (1967) 原作
H.G.ウェルズのS.F.月世界探険 #1024 (1964) <未> 原作
タイム・マシン/80万年後の世界へ (1960) 原作
魔の谷 (1959) 原作
宇宙戦争 (1953) 原作
凸凹透明人間 (1951) 原作
夢の中の恐怖 (1945) <未> 原作
奇蹟人間 (1936) 原作 /脚本
来るべき世界 (1936) 原作 /脚本
透明人間 (1933) 原作
獣人島 (1932) 原作
月世界旅行 (1902) 原作
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レイ・ハリーハウゼン特撮

タイタンの戦い (1981) 製作 /特撮
シンドバッド虎の目大冒険 (1977) 製作 /特撮
シンドバッド黄金の航海 (1973) 製作 /特撮
恐竜グワンジ (1969) 特撮
恐竜100万年 #395 (1966) 特撮
H.G.ウェルズのS.F.月世界探険 #1024 (1964) <未> 特撮
アルゴ探検隊の大冒険 (1963) 製作 /特撮
SF巨大生物の島 #2101 (1961) <未> 特撮
ガリバーの大冒険 (1960) <未> 特撮
シンバッド七回目の航海 (1958) 特撮
地球へ2千万マイル #424 (1957) <未> 特撮
世紀の謎・空飛ぶ円盤地球を襲撃す (1956) 特撮
水爆と深海の怪物 #426 (1955) 特撮
原子怪獣現わる (1953) 特撮
猿人ジョー・ヤング (1949) 特撮
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H.G.ウェルズのS.F.月世界探険 #1024

1964年 イギリス 103分

月に着陸したら、英国旗と1899年の手紙を発見。書かれてあった名前から、生存者をつきとめる。その老人曰く、「月には近づくな・・」

でもって老人の回想。1899年にどうやって月まで行っちゃったんだろう。SFなんでそこには謎の金属物質が絡むんだけど、それ以外は宇宙旅行のロマンスに溢れてる。宇宙船はサッカーボール風で、着陸時は転がりまくってる。上からぶら下げたネットで衝撃を和らげるらしいが、大丈夫かよ(笑)

で、月がこれまた凄い。「猿の惑星」の地下組織を思い出してしまった。セレナイトという月の住民(虫みたい)とか、ビックリ箱をひっくり返したようなレアものの数々。凄い想像力!
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2007年11月04日

遊星からの物体X #1023

1982年 アメリカ 

1938年に発表されたSF小説を1951年にハワード・ホークスが映画化した「遊星よりの物体X」をジョン・カーペンター監督がリメイクした作品。オリジナルの評価が高かったんで(私は未見ですが)最初いかにもカーペンターっぽい画質だったのでちょっとガッカリもしましたが、このストーリー面白い!「エイリアン」のような感じですが、物体Xの造詣とか(人間の顔っぽいところサイコー!)登場の仕方とか、途中から爆笑&ドキハラで目が離せません。

ジョン・カーペンター

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2007年11月03日

十八歳、海へ #1022

1979年 日本 110分

中上健次原作。原作とはちょっと違うみたいだけれど、もう一度原作を読んでみたい気分になった。太宰治も。お茶の水ゼミの模試のトップの女の子をビリッケツの男が海に誘う。そこで暴走族に相対するゼミの男(小林薫)が、死にゲームとか言って太宰治の心中で自分だけが生き残っちゃった話と同じシチュエーションで海に入る対決をする。明くる日金持ちの小沢栄太郎に助けられた二人は小切手まで貰う。これに味をしめ、次々に心中を繰り返すことに。

さてさて。

藤田敏八監督作品を何作か見たけれど、次のような特徴を発見。
・何人かで出てきて行動する。
・そいつらが次何をするのかさっぱり読めない。
・最後は刹那的にぶっ飛ぶ

今回の作品は、基本的に永島敏行と森下愛子がずーっと出てるんで、珍しい方なのだろうか。途中なぜだか小林薫のアジア旅行編が入るんでちょっとぶっ飛ぶ。ラストは結局・・なっちゃってやっぱりぶっ飛ぶ。

森下愛子はヌードシーンもばっちりあって、すげーカワイイ。展開の先の読めない藤田敏八監督作品、あと2作品録画してるんで楽しみに見てみます^^

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2007年11月02日

台所太平記 #1021

1963年 日本 

原作は谷崎潤一郎。作家が主人公なんで、もしかしたら谷崎本人の体験もエピソードに含まれているのかもしれない。主人公の家に入れ替わり来る女中たちの小さな物語。

最初のエピソードの3人、森光子は青春時代を女中で過ごし、婚期が遅れてしまった。近所の薬局の旦那と見合いするが・・・。乙羽信子は漁師の弟・フランキー堺と晴れて結ばれ、京塚昌子はペンパル!?に会いに行く。
3人ともみんな素朴で純粋でゆるやかな展開。

場面変わって次の女中は波乱含み。ここで淡路恵子登場!これまたキャラ強烈。この人よくこんないろんなキャラ使い分けられるものだ。今回は昔風に言えば山崎ハコの詩みたいな感じの人。結局首になっちゃう。

そして団令子と大空真弓のコンビは喧嘩ばかり。だんだん森繁と今回も奥さん役の淡島千景がホストで毎回女優さんを呼んでコントしている8時だよ全員集合みたいな雰囲気になってきたなあ。最後は中尾ミエ。

こういう作品もなかなか現代では作られないだろうが、楽しい映画だ。

森繁久彌
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2007年11月01日

八月の濡れた砂 #1020

1971年 日本 91分

私にとっての70年代は「アングラ」な時代だ。小さい頃の薄呆けた記憶の中での70年代。マンガや映画は暴力が多かった(気がする)し、猥雑な感じもある。未発達の時代、逆に言えば発達の途中の時代、そんなイメージ。

藤田敏八監督の映画は70年代サブカルチャーをよく表している。なんでまたそういう映画をいくつも作れるのか不思議なんだけど、無茶してるけどなんだかどこかでカッコ悪い。「夕焼け番長」的な台詞とか。でもそこがたまらなくいいのだ。

ストーリーは1つ1つのシーンが短く繋がっていて、8月の熱い海辺で起きる些細な出来事や、大きな事件を矢継ぎ早に見せる。村野武載は先生を殴って高校を辞め、かつてのクラスメートを強姦してその娘は死んじゃってもそれでも懲りない。母親を寝取ったヤクザの部下に報復されても銃を奪ってヨットを盗む。

ラストのヨットのシーンはアランドロンの「太陽がいっぱい」や石原裕次郎の「太陽の季節」を髣髴させる。・・んだけど、ヨットの室内を真っ赤に塗りたくって、強姦して行く末は・・・というのはこれまた強烈。

どっからネタ元にして詰め込んできたのか、酔った上でのいろんな与太話が詰まってる感じ。でも面白かった。

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