2004年 日本 127分
こういうゆるやかな時間が流れる映画は好きです。テンポもゆっくりでいいんだけど、なんと高校生から50歳までの長い長い間の恋の話だ。この話、妙にわかっちゃう。ある事件をきっかけに別れた高校生のカップルが、お互い同じ街にずっと暮らし、片方は結婚するんだけど、妻が病気で先立つ。二人の仲に気づいた妻が二人を引き合わせ、そして二人は結ばれる。
「今までしたかったことしたい」
「全部して」
おいちゃんおばちゃんだけど、胸キュンな台詞!年齢とか関係ない。人生はいつの時代もドラマだなー。これから老いて生きていく事になるんだけど、なんだか勇気をもらった。出てくるエピソードも痴呆や子どもの虐待、いろんな人生があって、中には平凡に生きることを信条をしてる人もいて、でもその中でみんな暮らしてる。田中裕子のラストシーンを見て明日からも頑張ろうと思う私がいた。