1945年 アメリカ 101分
アルコール中毒の作家が、酒を手放せず苦悩する姿を描く。特にどんでん返しがあるわけでもなく、至って真面目な話ではあるが、酒にすがる男役のレイ・ミランドの熱演と、どこかに隠されたボトルの演出がオシャレで面白い。最後もとてもきれいにまとまってホッとさせられる。メビウスの輪的な話は何度見ても好きですねえ。
もう50年以上前の話だけど、本質的なものはほとんど変わっていない。いつの時代も同じことに悩み、同じように救われていく。現代のアル中患者が見ても癒されるのでは。という私もお酒はほどほどにしておこう〜。
ビリー・ワイルダー監督
アカデミー賞作品賞