2008年05月07日

バベル #1129

2006年 アメリカ 143分

モロッコ、東京、メキシコ。何の関連もない遠く離れた場所で起きるそれぞれの事象が、ひとつの銃弾でつながる。銃の意味もそれぞれ異なり、ハンティングのお礼に、とお気楽にプレゼントした銃が、現地では生活のための手段となり、その意味がわからない子どもは遊びに使ってしまう。東京では銃は自殺の手段として。メキシコでは結婚式のメリハリに。

話が進んでも繋がりがわからなかったメキシコ編は、実は最も重いストーリー。アメリカの移民問題がわからないとピンとこないが、なんでそうなっちゃうの、っていう暗くてつらい話になっちゃった。

なんで?と言えば、全編を通じて理不尽というか、ちゃんと話せばわかってもらえるのに?!という思いをかき消されるもどかしさがある。

その最たるものが、東京の聾の少女菊池凛子。今風の女子高生だが、言葉の壁、コミュニケーションの壁に苛まれ、最後にその背後にある家庭の問題が判明。

家庭の問題と言えば、不幸すぎるほど不幸だったブラッド・ピッド。なにやらわけありの夫婦が旅行中に、妻が撃たれ重傷、アメリカだったらすぐに治療できるのに、なかなか辿り着けない。しかもその間に2人の子どもは・・。

3つの場面の場面転換がうまく、続きっぽく続いたり、一瞬TV画面に別の場所が移ったり、時間軸も微妙にずれているんだけど、違和感なく見ることができる。重い話だけれども、面白かった。

posted by 映画のせかいマスター at 06:24| Comment(0) | TrackBack(0) | は行映画(37)+ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする