2006年 日本 104分
黒沢清監督 役所広司
ジャパニーズホラーっぽい演出があるけれど、ホラーというよりミステリーっぽく進んでいく。黒沢清のストーリー展開や「間」の取り方は中身と無関係に惹きこまれていく。
屋上からの飛びおりや車に轢かれるシーンなどスタントマン命がけのショッキングな部分があったり、鏡をうまく利用した映像の怖さが多々あったり、壁や机をすり抜けるカメラワークとか、飽きさせない映像が画面から目を離させない。
あれっ?っと時々わけわかんなくなる展開や、きっとオチがあるはずだと信じて疑わない自分をどう裏切ってくれるのかっていう期待もあったりして、最後まで真剣にみましたよ。
葉月理緒奈、こういう役割になっちゃったんですね。