2008年10月31日

ハートブレイク・リッジ/勝利の戦場 #1195

1986年 アメリカ 131分

オープニングの映像は本物?いずれにしてもタイトルから想像してたナンパなイメージは覆される。カタカナでハートブレイクって書くと恋の話みたいなんだけど。でもこのタイトルにはちゃんと理由が・・・。

戦争映画の鬼軍曹と言えばいろんな作品に出てくるけれど、どれも立場的にはヒール(悪役)が多かった。この映画の中のイーストウッドも悪役っぽいふるまいを多々してるんだけれども、その背後のドラマも描いててそれほど嫌な感じがしない。

で、結局戦地へ赴いていくわけで、実戦の怖さはそれまで兵士の一人一人に感情移入してきただけに、身に沁みてきちゃう。イーストウッド映画によく出てくる過去の傷みたいなのも今回は重くなくってよかったです。



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2008年10月30日

逃亡者 #1194

1993年 アメリカ 130分

オープニングからすぐに事件が始まり、ハリソンフォード捕まっちゃう。裁判でも不利な条件が重なり、あっという間に護送車に。しかし車の中で囚人がひと悶着起こし、護送車は横転、そこに列車が突っ込んでくる・・・。

このハイスピードさは流石である。その後もテンポよく次の展開次の展開、と続いてく。大きな柱はハリソンフォードとトミーリージョーンズの追いかけっこ。

トミー・リー・ジョーンズはこの作品でアカデミー助演男優賞を受賞し、1998年に続編と言える『追跡者』が作られたくらいだから、そりゃ白熱の追跡。片やハリソンフォードも自分の無実を晴らすために追跡をかわし、重傷を負いながらも逃げていく。

途中からやっと落ち着いた展開になるんだけど、あのままずっとハイテンションだったらどーしようかと思ったくらい。落ち着いたと言っても緊張感は続き、この映画が支持されてる意味がよくわかった。



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ワン・ツー・スリー/ラブハント作戦 #1193

1961年 アメリカ 

ビリー・ワイルダー監督

異国の出来事 #79が1948年なんで、13年経った1961年に制作されたドイツをまたまた風刺した映画。世界史にとっても貴重な記録になるのではないだろうか。

コカ・コーラの西ベルリン支社長の娘が東ドイツの青年と結婚しちゃって慌てる姿を資本主義と共産主義の違いと絡めながら描いてる。コカコーラ社は当時本当にこんな感じだったのかな(笑)
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2008年10月27日

鍵 #1192

1959年 日本 107分

冒頭に出てくる仲代達也の朴訥とした怪しさですっかり術中にはまってしまいました。この頃の映画のよさ、市川監督の味、仲代達也の表現する世界に乾杯!

確か最近川島なおみと柄本明でリメイクされてたの(エロ目的で)見たんだけど、こっちの方が数倍素晴らしい!

途中屋根瓦が画面いっぱいに移るショットがあるんだけど、最近そういう家無くなっちゃった。それを狙って記録したショットだったら市川監督天才!

Hシーンはうまいこと家具とかの陰に隠れて見えなくなってる。絶妙なカメラワーク(笑)これって日本人の心に代々受け継がれてきたエロ心では???(笑)あ、下ネタ書かないんだった。

しかし若い奥さん捕まえて、こんな遊び幸せやねえ。ところがあんな悪夢が待っていようとは・・。出てくる奴みんな変態やん。でもみんな普通の人。これですよこれ、現代人病んでるけど、ずっと前からでしょ(笑)

北林谷栄さん、この頃からお婆さんの役なんですね。婆さん歴50年っすか。すごすぎ。

今回ふざけすぎたかなあ(笑)

市川崑監督
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2008年10月23日

麗しのサブリナ #1191

1954年 アメリカ 113分

ビリー・ワイルダー監督
銀幕の妖精オードリー・ヘプバーン

お抱え運転手の娘が大富豪に恋をする。当然叶うわけがなく、めっちゃ思いのままの遺書を書いて死のうとするが、死ぬこともできない。パリに花嫁修業に出かけ、帰ってきた彼女は見事に変身!富豪の兄弟は彼女を取り合うことに・・・!

ハンフリー・ボガートとウィリアム・ホールデンのコメディタッチの恋が見どころ。田舎娘が美女に変身する話はヘップバーン映画には多いが、この映画も評価が高い・・(私的には・・・それほど・・・^^;)
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2008年10月21日

ゆれる #1190

2007年 日本 

西川美和監督。見た目かわいいのに、映画はこんな感じで作るんだ。ふーん。・・素敵!

なんだか独特の間を持ってる。何気ない生活がある日狂気を生み出してしまい、その後の兄弟の運命を左右する。日常に潜むふとした瞬間、ちょっとしたボタンの掛け間違いで、意識しないうちに変わる心。揺れる心。

弟(オダギリジョー)は、帰ってこなけりゃよかったねえ。かわいそうな兄さん!?その後の兄(香川照之)の半分終わっちゃった人生の演技はすごい。どんな気持ちでロケしてたんだろう。撮影終わっても普通に飲み行ったりできなかったのでは??真木よう子はグラドルよりも結構映画にあってる。

裁判シーンでもみんな淡々としてる。一つのテーマを表現するにはこれくらい徹底した方がいいのかな。ま、重くはないんだけど。
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2008年10月20日

座頭市喧嘩旅 #1189

1963年 日本 88分

シリーズ第5作。寅さんのマドンナでも出てきた藤村志保が出てる。比べると面白いんだけど、目立ってるのは悪女の藤原礼子。この人きれい。勝新とは同時期に『悪名シリーズ』で共演してて、兄の若山富三郎と結婚したんだそうな。でもすぐ離婚しちゃって女優も辞めちゃったんだそうな。いろんな因縁がありますね。

助っ人料の交渉する市に萌え〜(笑)座頭市の話が面白いのも、市のキヤラクターによるものがほとんどだろうから、最近封切られた綾瀬はるかの女座頭市では、多分若すぎてこの味は出ないんじゃないかな。
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2008年10月18日

座頭市兇状旅 #1188

1963年 日本 86分

Gyaoで座頭市シリーズ順番に見るつもりだったんだけど、ちょっと目を離した隙に2と3を見逃しちゃったみたい。放送されてたのかな??

4作目は1に比べて画像がクリアになってる。1963年の作品でこれだけきれいな映像はいいですね。途中やけに暗い部分もあったけど〜。

市は相撲大会で大勝し首に懸賞金をかけられる。刺客は矢切の東九郎。安部徹さん、この時代の悪役では右に出る者はいませんね。

ヒロインの高田美和さんは1,2作目から久々の登場・・・らしい。見るの2作目なんでピンとこない。前作では純情娘、しかし今回は落ちぶれちゃって・・という設定。とーぜん三角関係にも発展。

まだ面白さが十分理解できぬままに終了。5作目をすぐに見よう。

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2008年10月17日

ダーティハリー2 #1187

1973年 アメリカ 123分

大ヒットシリーズの2作目。2作目と言えばシリーズの命運を握る大事な作品。特にこのシリーズは1作目が実際の事件とリンクしていただけにどんな話になるか興味津津。

悪人ばかりが次々に殺されていく。話の節々にハイジャック犯を捕まえるハリーや、警察内での射撃大会などのエピソードが入るんだけど、これがちゃんと伏線になってる。

ハリーの推理は一度は外れ、荒い捜査が非難されるが、犯人は正義感に燃える○○たち。ついに犯人グループと対決する。ラストは1と似てる対決シーンなんだけど、豪快にぶっ飛ばすところは爽快です。

ダーティーハリー #1166

射撃大会の実戦編は遊園地のアトラクションとかゲームでよくありましたね。現在もこんなことやってんのかな??


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2008年10月16日

モンスターハウス #1186

2006年 アメリカ 90分

製作指揮にロバート・ゼメキスとスティーヴン・スピルバーグ。家が生きてて人を食う、っていうホラー&コメディ。家映画と言えば私も結構見てます。

「家」映画

これは1番目のジャンルに入るかな。向かいの家に住むなぞの老人。彼をウォッチする引きこもりの少年。ついに事件は起きる・・・。っていうオーソドックスな作り。立体的なアニメは芸術的です。

ラストが大団円なところも癒されます。


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2008年10月15日

主人公は僕だった #1185

2006年 アメリカ 112分

ナレーションに主人公が反応しちゃうという、一昔前のコメディ映画かと思ったら、結構ひねられた映画だった。てっきり、あっという間に死んじゃうのかと思ってた。

知らぬ間に自分が小説の主人公になってて、その小説の通りに人生が動き始めてしまう。慌てて作者を探し出す。
作者は作者でまさか自分が書いた小説の主人公が実在するなんて、思ってもみない。そしてその作者の小説は主人公の死で終わる小説ばかりであった。

こういうパターン、どっかで見たことあるような気がするんだけれども、どこだかわからない。見てないのかもしれない。なんだかんだで映画の王道だと思う。あと部屋がお洒落でしたね。難もない部屋に机だけあって小説書いてみたいなあ。

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2008年10月14日

ソウ4 #1184

2007年 アメリカ 93分

ジグゾウの死体解剖から始まる。胃の中からテープが発見される。死してもまだゲームは続くのである。

あー、ものすごくグロい。途中で見るのやめようと何度も思った。前作見たの1年前だからストーリー忘れちゃった。もう一回確認しようとするとまたあのグロシーン見なくちゃいけなくなるんだよなあ。このシリーズ見るの止めようかなー。

とか言いながら見ちまったよー。しかも5があるんだってよー。今までのレビュー見てもどんな話だったか分かんないからちょっとストーリー書いとくよ。ネタばれなんだけど、また5の時4を見直さなくちゃならないと思うとゾッとするから。ってみるんかーい。

ちなみに今までのレビュー
ソウ #504
ソウ2 #650
ソウ3 #1040

続きを読む(ネタばれあり)
タグ:ソウ
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2008年10月09日

十五才 学校IV #1183

2000年 日本 120分

4作目にして普通の中学校・・なんだけど、主人公が不登校なんで舞台は学校にならない。家出した少年が東京から屋久島をヒッチハイクで目指す得意のロードムービーとなっている。

トラック運転手の赤井秀和や麻実れいによくしてもらいつつ、麻実れいの家で同じニートの少年と心を通わせ、屋久島で遭難しそうになったり、戦争の思いを胸にしたおじいさん丹波哲郎に会ったり・・。

旅は良いなあと思わず思った一作。今日から出張。また大きくなって帰って来たい。


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2008年10月08日

学校V #1182

1998年 日本 

シリーズ3作目は職業訓練学校が舞台。集まってくる人たちは高齢になってから会社をリストラされた人々。その中の一人大竹しのぶは自閉症の子どもを女で一つで育てている。45歳以上の女性の求人はパートばかり。何とか安定した職を持とうと紅一点入学する。

エリート証券マンだった小林稔侍は、まだ過去が忘れられず、訓練学校に身が入らない。仲間とも打ち解けようとせず、家族とも離れ離れになり孤独な生活を送っている。

前向きな女性とやけっぱちの男性。両極端な二人が惹かれあっていくのだが、肝心のところでまたもや不幸が邪魔をする。

子どもが入院した際、病院に来た清掃員を見て、ふと現実を知るシーンがある。不況で職を失った人たちのその後はあまり語られることはないが、もう一つの日本がある。そこでも明るく生きていけるだろうか。

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2008年10月07日

学校U #1181

1996年 日本 122分

学校シリーズ、1作目はあまりピンとこなかったけど、この2作目はすごいと思った!あまり今まで映画とかで取り上げられなかった養護学校を舞台に、知的障害者をありのままに描いた作品は他にないのでは??

教師の成長物語も含んでる。西田敏行ベテラン教師と新任の永瀬正敏の掛け合いが興味深い。こうでなければならないと希望に燃える永瀬が、自分のそれまでの常軌を逸脱した生徒に切れちゃう。生徒に迷惑をかけられるのが仕事だ、となだめられる。一人一人と向き合って、全く答えのない世界に光を見出していく。

セリフである。
「…子どもたちに迷惑かけられるのが教師の仕事でしょ。そのために高い月給、もらってるんでしょ。それとも教師が楽できるような手のかからない人間を作ることが学校教育とでも思ってるの。まさかそんなこと、優秀な成績で大学を出たあんたが考えてるわけないだろ。…何でもいいんだよ、まず子どもとのとっかかりを見つける。そして共感しあうそれで次の段階に進めるんだから。」

入学から卒業まで、卒業間近に脱走してアムロナミエのコンサートに行った生徒を探しに行く教師の回想で始まる。養護学校だけに18歳で卒業しないといけない。卒業後の就職とか行き先も大事な問題だ。いくら理解のある教師の元でうまく育ってもそこからまた元の木阿弥ってこともあるらしい。せめて学校にいる間だけでも、と母のような愛で接するいしだあゆみ先生も素敵である。

山田洋次の作品の中でも埋もれてほしくないシリーズである。

山田洋次監督 /脚本



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2008年10月06日

学校 #1180

1993年 日本 

舞台は夜間中学校。集まる生徒は老若男女わけありの人たちばかり。西田敏行扮する先生が、一人一人と心を通わせる。

働きながら夜間に通うカズ、中学校を不登校になったえり子、不良のみどり、日本の社会になかなか馴染めない中国人の張、焼肉屋を経営するオモニ、言葉の不自由な修、そして長年の肉体労働で身体を酷使したイノさん。

それぞれのエピソードは15年前と今ではちょこっと違ってきてはいるけれど、抱えている悩みは同じ。幸福って何なのか、語り合うシーンがあったが、どーせ人間は不幸なんだから。。っていうフレーズ、なんだか良かったです。

山田洋次監督 /脚本

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2008年10月03日

ホタル #1179

2001年 日本 114分

高倉健と降旗康男監督コンビが、知覧の特攻隊というテーマを、現代を舞台に甦らせる。テンポはそれまでのコンビの作品に似て重い話をうまく仕上げてる。こういう世界観が作れるのもこの二人だからかと思う。

昭和天皇の死は、いろんな意味があったんですね。語らず死を選ぶ井川比佐志、黙々と伝える小林稔侍、黙って聞く高倉健。

確かに時代は変わった。かつてものすごい体験をした人たちはその後の高度成長期を過ごし、現在死に直面している方も多いかもしれない。もう直接聞くことのできない経験になっているのかも。

映画で残すのが映画の世界で食わせてもらった人間のつとめだ、と自ら製作に投じた高倉健さん同様、見た私たちも残していかねばならないのでしょうね。

高倉健

posted by 映画のせかいマスター at 12:04| Comment(0) | TrackBack(1) | は行映画(37)+ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする