2008年10月07日

学校U #1181

1996年 日本 122分

学校シリーズ、1作目はあまりピンとこなかったけど、この2作目はすごいと思った!あまり今まで映画とかで取り上げられなかった養護学校を舞台に、知的障害者をありのままに描いた作品は他にないのでは??

教師の成長物語も含んでる。西田敏行ベテラン教師と新任の永瀬正敏の掛け合いが興味深い。こうでなければならないと希望に燃える永瀬が、自分のそれまでの常軌を逸脱した生徒に切れちゃう。生徒に迷惑をかけられるのが仕事だ、となだめられる。一人一人と向き合って、全く答えのない世界に光を見出していく。

セリフである。
「…子どもたちに迷惑かけられるのが教師の仕事でしょ。そのために高い月給、もらってるんでしょ。それとも教師が楽できるような手のかからない人間を作ることが学校教育とでも思ってるの。まさかそんなこと、優秀な成績で大学を出たあんたが考えてるわけないだろ。…何でもいいんだよ、まず子どもとのとっかかりを見つける。そして共感しあうそれで次の段階に進めるんだから。」

入学から卒業まで、卒業間近に脱走してアムロナミエのコンサートに行った生徒を探しに行く教師の回想で始まる。養護学校だけに18歳で卒業しないといけない。卒業後の就職とか行き先も大事な問題だ。いくら理解のある教師の元でうまく育ってもそこからまた元の木阿弥ってこともあるらしい。せめて学校にいる間だけでも、と母のような愛で接するいしだあゆみ先生も素敵である。

山田洋次の作品の中でも埋もれてほしくないシリーズである。

山田洋次監督 /脚本



posted by 映画のせかいマスター at 13:56| Comment(0) | TrackBack(0) | か行の映画(33)+ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする