2011年05月04日

事件 #1370

1978年 日本 138分

最初から自分が殺したと自供している犯人もわかってる事件が、裁判所でどう展開していくのか、じとーーっと長い裁判所シーンで綴る映画。丹波哲郎弁護士が、100%不利と思われてた犯人側をどんどん回復させていく、そういう映画なのかと思っていたが、最後はどのシーンで終わってもいいような場面の連続!!!どこで終わるかで、この映画が言わんとしている事が何なのか決まるわけで、それが永島敏行の想いなのか、丹波哲郎の人生観なのか、はたまた渡瀬恒彦と大竹しのぶのその後なのか、なんだかいろんなものがいつの間にか詰まっちゃったなーという満腹感があった。

呼ばれる証人の豪華キャストと、彼らを悉く攻め立てる検事と弁護士、そして裁判官。犯人も被害者も現場も特定している、いわば囲われた中でどんどん展開する「事件」なんだか凄いぞ野村芳太郎監督!
posted by 映画のせかいマスター at 20:23| Comment(0) | TrackBack(0) | さ行の映画(54)+ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

配達されない三通の手紙 #1369

1979年 日本 131分

野村芳太郎監督がエラリークイーンの原作を映画化した作品。クイーンっぽく、資産家の大家族が出てきて、三姉妹がそれぞれわけありな生活してて、人間関係がなんだか怪しい。緩和剤として留学生が来てる。こいつがいわばクイーンなのであるのだが・・。

次女の結婚相手の片岡孝夫が一番ミステリアスで、あばずれな妹松坂慶子も新婚家庭に同居してる。この松坂慶子の役どころって結構微妙で、酔ってワインを横取りして殺されちゃったり、本編に関係あるかわかんないところでシャワーシーンがあったり、まーとにかく引っ掻き回す役なんです。

でもって、表題の三通の手紙というのが、べたと言えばべたなんだけど、毒の辞典の砒素のところに挟んであった妻が体調変化、死んだ、なんて書いてある未来の日付の手紙なのである。

で、人間関係を描写してるうちにどんどん時間は過ぎちゃって、特に何かを疑うことも無く終盤戦へ突入して、前述した事件が起こる。

ここに名前を出した二人の関係が明らかになるとき、事件の全容が・・・
posted by 映画のせかいマスター at 07:14| Comment(0) | TrackBack(1) | は行映画(37)+ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする